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侍の国・・・僕らの国がそう呼ばれていたのは今は昔・・・
「おいおい! テメー! 何、懐かしい話の入り方してんの!?」
いや~やっぱり最初の説明って大事じゃん?
それにこのやり取りも結構面白いしww
「wwっじゃねぇよ!っつかここどこだよ!!」
ここ?次元の狭間
「はいはい厨二病をこじらせた学生じゃねぇんだから、もっとマトモな嘘つけよ。」
因みに俺神様ね。
「紙様?」
いや漢字ちげぇし。なんだよ紙様って。すぐ破けそうだな。
「それで、紙様が何の様だ?俺こう見えて忙しんだよ。今日は家賃の集金日だからババアから逃げね ぇとなんだよ。
最近はタマのヤローも容赦ねぇ。」
いやだから神様だから。紙様じゃねぇし。つか家賃ぐらい払えよ。
「馬鹿言ってんじゃねぇよ。銀さんの家の家計は火のタケコプターだよ。」
のくせパチンコには行くのな・・・
「ななななに言っちゃってんの?俺ぁそんなとこいってねぇよ。」
またまたマダオと一緒にパチンコの店から出てくる所見てたよ~
まぁいいんだけど。
「いいなら言うじゃねぇよ。それで?紙様が何の用なんだよ?」
いやだから・・・もういいや。
取り敢えず君に行ってもらいたい所があるんだけど~?
「ああ?俺に行ってもらいたい所だぁ~?万事屋への依頼ってことでいいのかよ?」
まぁそういうことだね。
「まぁ内容にもよるけどよ。取り敢えずどんな所か聞かせてみろよ。」
う~んまぁざっくばらんに説明するなら、崩壊寸前の国で賊が跋扈しているようなところかな?
「却下だっ。誰が好き好んでそんな面倒事に首突っ込まなくちゃいけねぇんだよ。」
やり方次第じゃ美女美少女美幼女に囲まれたハーレム王国を作り上げることも可能なんだけど・・・
「おk。作戦の内容を詳しく聞こうじゃないか。ナースコスは有りなのか工場長?」
やり方次第な。つか工場長は君のとこのチャイナ娘だろ。
あ~でも高確率でご主人様って呼ばれる場所だな。
「ご主人様・・・だと・・・」
そうそう。どうする?今行けばババアの集金も逃れられるよ。
「今直ぐに送ってくれ。」
はいは~い、それじゃぁ
いざ 外史の突端を開かん
「・・・やべぇ、エロ本机の上に置きっぱだ・・・」
第一話
坂田銀時
白髪の天然パーマの侍。着流しにブーツという変わった出で立ちである。
普段は死んだ魚のような気の抜けた目をしている向上心ゼロの怠け者だが、やる時はやる男。
かつては攘夷戦争に参加し、「白夜叉」の異名を取る伝説的な活躍をした。「○○かコノヤロー」が口癖。
「俺の紹介雑じゃね?」
そう呟くが、なんの返答も帰ってこない。
銀時が今いるのはだだっ広い荒野のど真ん中。
神と名乗る男の依頼によって見知らぬ土地に送られてきた。
「おいおい~流石に本編でもワープシーンは無かったぜ。つかここどこよ・・・」
見渡す限り広がる荒野と、青空。そして高い山のみ。
歌舞伎町の面影どころか江戸の町並みすらない。
「なんだなんだ。俺ぁてっきり可愛い娘が両手を上げて俺を待っていてくれるのかと思ったら、
出迎えもなしかよ。
あ~~~あ~~~銀さんは悲しいよ~~~~!!」
「おいテメェ。」
「ああ?」
後ろから呼ばれたので振り向く銀時そこには、そこには柄の悪そうな中肉中背の男、
でっぷりと肥えたデブ、目つきの悪いチビの三人組がいた。
そして彼らの共通点として頭に黄色い頭巾を巻いている。三人とも腰には剣を挿している。
「兄ちゃん。いい服着てんじゃねぇか。身ぐるみ全部置いてとっとと失せな。」
「・・・・・イタタタッッ!!痛いよ~!お母さ~ん。ここにどうしようもないぐらい痛いコスプレ してる男が三人もいるよ~!
人一人包めるぐらいの絆創膏もってきて~!!」
そう言いながら左肩の少し下あたりを抑えながら叫ぶ銀時。
「・・・アニキ。何言ってるかよく分かりやせんけどこいつ俺らの事馬鹿にしてますぜ。」
「してるんだな。」
「っち!訳わかんねーこと言ってんじゃねーよ。いいから着てるもんを寄越せ!」
そう言って中背の男が剣を抜き、銀時の首元に突きつける。
「おいおい、この廃刀令のご時世に、んな物騒なもん持っちゃって・・・」
「うるせぇんだよ。さっさと死にやがれっっ!!」
男は剣を振り上げ銀時に斬りかかるが、
銀時は剣を簡単に躱し、流れるような動作で中背の男を蹴り飛ばす。
「ぐはっ!!」
「ア、アニキっ!テメェっっ!」
「よくもやったんだなっ!」
「ギャーギャーうるせえんだよ。発情期ですか?コノヤロー」
そう言い放つと、短刀と斧を振るう二人の一撃を躱し、すれ違いざまに二人を木刀で叩き切る。
「ぐぎゃっっ!!」 ドサっ ドスンっ
「・・・・・・はぁ~~なんつうか。・・・帰りてぇ~」
(俺の戦った頃でも、ここまで酷くは無かった気がするが。ここはそういうとこなんだろ~な。)
自らが白夜叉として戦った頃を思い出しながら思慮に深けていると。
「いや。見事なお手前ですな。」
「お兄さんお強いんですね~」
「ちょっと星、風、素性も分からない人にそう簡単に近づいてはっ!」
そう話しながら後ろから近づいてくる三人の気配に、銀時は木刀を振り向きざまに三人に向ける。
「なんだなんだ。また俺の事追い剥ぎしようってんなら銀さん容赦しない・・・・・・・」
カランっ
三人の内の一人の服装が目に入った瞬間銀時の目は驚愕によって、生きた魚のように見開き、
木刀を落としてしまった。
「ん?私の格好がどうかなさったか?」
「な・・・」
「な・・・なんですか~?」
ドサッ
銀時は膝をついた。
「なー・・・」
「大丈夫ですか?どこか怪我でも?」
「ナースコスじゃねぇかーーーーーーーー!!!!」
「「「・・・」」」
銀時の心の葛藤は虚空へと消えていった。
あとがき
という訳で完全にノリと勢いで書いてしまったカフェイン中毒です。
何というかこの二つの作品に共通点を見出してしまい、
日曜まるまるつぎ込んで書いてしまった
・・・・・・・暇人だな~俺・・・
ってな訳で、銀色の魂の侍一話終了です。
では( ̄^ ̄)ゞ
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銀魂×真・恋姫です。
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