No.508060

IS 最強の異端の力

この世界にただ一人、真の最強の名を欲しいままにする力を持った男がいた。 が、彼の持つ力はほかの人間にはない、異端の力。その力を彼はどのように使うのか?

2012-11-14 12:14:51 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:2154   閲覧ユーザー数:2064

統夜サイド

 

本日は学年トーナメント戦があるというが、正直見る必要はないと思っている。俺とマドカにとっては、国家代表で漸く実力の3、4割を出して戦う程度。それよりも遥かに劣る奴らの戦いなど見ても何も面白くはない。だから、俺は試合を見ずに、自室で読書をしている。結局、束さんが何かしら送り込んでくるだろうが、おそらく、ゴーレムにヴァルヴァジアの武装を搭載して送り込むだろう。

俺の予想が正しいのであれば例え、織斑 一夏の単一仕様能力で攻撃したとしても再起動するだろう。

俺が作り上げた、紅蓮騎士『ヴァルヴァジア』。

 

近距離、遠距離攻撃を自由自在に使い分ける騎士だ。全距離対応万能型の機体で、敵のタイプによって武装を組み換え、その敵に最も有効な手段を取る。

 

そして、武装は高エネルギー収束ライフル。粒子圧縮サーベル。多目的12連ミサイルポッド、頭部自動迎撃砲塔。超高電圧ロッド、超電導レールガンなどなど。様々な武装を持っているが、最も誇って良いのは、ナノマシンを有した自己再生能力。例え、装甲が大破しようがナノマシンが一つ残っていればそれが自己増殖し自己修復を行う。それ以前に、ナノマシンを全て破壊するなど、凄まじいエネルギーをぶつけるか、超高熱で焼き払うかの2択しかない。それが出来るのは、俺と束さんのみ。

 

俺がヴァルヴァジアのことを考えていると、マドカが部屋に戻ってきた

 

「お兄様、試合の様子を見てまいりました。お兄様の考え通り、ゴーレムがヴァルヴァジアの超高電圧ロッド、ミサイルポッドを搭載して試合に乱入していました」

「やはり、その武装を選んだか。で、織斑 一夏はどうだったか?」

「ええ、中国国家代表候補生の凰 鈴音のISの武装、衝撃砲を外部からエネルギーとして取り込み、

瞬時加速(イグニッション・ブースト)をし、ゴーレムを倒しました」

 

なんというか・・・バカの考えだな

 

瞬時加速は、ISの後部スラスターからエネルギーを放出し、その内部に一度取り込み、圧縮して放出するというものだ。確かに、外部からエネルギーを取り込むものではあるが・・・そのような事をするか普通?まあ、俺もやった事はあるが、計算を立て可能性を重視した上でだ。発想の柔軟性では織斑 一夏の方が上らしいな。

 

「ですが、ゴーレムは自己修復機能で復活。織斑 一夏は再びゴーレムからの猛攻を受けましたが、セシリアの正確な射撃によって、ゴーレムは完全に沈黙いたしました」

「ほう・・・セシリア・オルコットが仕留めたか・・・そして、奴はどうした?」

「はい、織斑 千冬はゴーレムの解析作業に入りましたが、その前に全データがこちらに転送されてきたので、調べたところで何も出てこないでしょう。そして、再びお兄様の事を調べようとしていますが、かなり躊躇している様子が見えました」

「そうか・・・」

 

やはりか・・・では、織斑 千冬。制裁を受けてもらおう。正確には受けてもらうのは織斑 一夏だがな。

 

 

一夏サイド

 

「んああ~・・・漸く保健室から出れたぜ」

 

俺は鈴との戦いに乱入してきたやつのせいで、保健室送りになったけど漸く怪我が全快したぜ。

 

「織斑 一夏」

「ん?おっ統夜。どうしたんだ?」

 

廊下を歩いていると、統夜にばったりとあった。にしても珍しいな。今日は土曜日、休みの日はもっぱら部屋にいるって聞いてたのに。

 

「マドカから聞いたが、随分と無様にやられた様だな」

「うっ・・・」

 

俺は何も言えなかった。鈴の協力があって漸く倒せたけど、その後も油断したせいで俺は気絶しちまったし・・・

 

「まだまだ貴様は未熟だな。これから先はどうするつもりだ、なせけなく助け続けられる

生活を送るのか」

「そ、そんな生活送ってたまるかよ!!俺はもっと強くなりてぇんだよ!!」

「では、強くなり何を背負う。強さの果てに何を望む」

 

俺が望む物・・・

 

「俺は・・強くなって・・・全力で守れるものを守りたい!!」

「・・・弱き理由よ・・・いいだろう、その望みが可能かどうか俺が見極めてやる、ついてこい」

 

くっ・・・俺は歯を食いしばって統夜のあとに続いた。そして、辿り着いた先はアリーナだった。

そこには誰もいなく、完全に俺と統夜の独占上だった。

 

「織斑 一夏。貴様にはその愚らない望みを、捨ててもらおう」

「なんだと!!?」

 

いきなり何を言いやがるんだ!!?

 

「貴様の願望などいとも容易く他人に利用される物。ただ守るだけためと言われ、それが真に自分、周りの為になると思っているのか?世界は貴様の思っている程甘くはないのだよ」

「黙れ!!俺の夢を侮辱すんじゃねぇ!!!」

 

俺は怒りに身を任せて白式を展開し、雪片弐型を握り締めた。

 

「ほう。剣を抜くか、では見せてもらおう、貴様の覚悟とやらを」

 

そういった瞬間、俺は目を疑った。統夜の右腕が膨張していたのだ

 

「貴様がこれから相対するのは、感情を捨て、心を捨てた醜き人の姿。俺は一切手加減などせん。殺す気で来い、でなければ・・・貴様は死ぬ」

 

死・・・ぬ・・・?

 

「グォォオォォオオオオオオ!!!」

 

その時、俺の目の前にいたのは、血のような赤と闇のような黒い色をした化物だった。

マドカ「マドカと!」

アルト「うp主(作者)の!」

マドカ&アルト「後書きコーナー!!」

アルト「はいっという訳で今回も始まりました。後書きコーナー!」

マドカ「ってというか最後のあれはなんだ!!?私も見た事がないぞ!!?」

アルト「はい、あれは統夜の辿りついた進化の可能性の一つ?で御座います」

マドカ「適当な事をほざくな!!」

アルト「あ~聞こえな~い(´-_ゝ-`)「それでは皆さん!!作品を読んだら感想を送ってください!これを習慣にして貰えると助かります!感想は私にとって、最高の栄養剤のような物なのです!感想が来ると創作意欲が湧くのでよろしくです!」

マドカ「まて!まだ話は!!」

アルト「レッツモドリ玉!!」

マドカ「待たんか~!!!!」


 
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