……予想よりも内容が長くなった。
本来ならば日付が変わるまでやろうとしたのですけど、その前で区切ることとなりました。
あと今日からは書き溜めせずに投稿していこうと思います。
さぼらないためにもこうでもしないと更新しなそうなので……
それではどうぞ!!
はやてちゃんの家に入り、私はこの前と同じようにリビングのソファに座ると、はやてちゃんは飲み物を持ってこようとします。
学校帰りですので、現在の時刻は夕方の6時ごろです。夏に近づいていますから空はまだ夕方ですね。
っていうか明日誕生日ですのに、飲み物用意させるという事はどういう事なんでしょうねと今更ながら思いました。
「今日はすまんな。わざわざ前日から祝ってくれるなんて」
「いえ、私が前日から祝いたいと思っていましたので大丈夫ですよ」
「そか。とりあえず飲み物持ってきたで」
飲み物を私の近くに置き、はやてちゃんは私の近くに車いすを移動してきました。
「それで、これから何しよっか? あまり楽しめるものってこの家にないんやけど」
「とりあえずは駄弁ってましょうか。もうちょっとはやてちゃんと話していたいですし」
「なのはちゃんがそれでええなら私はかまわへんけど」
ってなわけで結局夕食まで駄弁る事となるのですが、私とはやてちゃんは夕食までただ二人で他愛無い会話をしているだけでした。
まぁ、それはそれで楽しかったですし、私も楽しめましたから全然構わないのですけどね。
夕食の準備する時間帯ぐらいになると、はやてちゃんは夕食を作るという事で立ち上がろうとしますが、私はそれを止めます。
「待ってください。明日ははやてちゃんの誕生日なんですから私に作らせてください」
「え、せやけど友達が遊びに来てるのにその友達に作らせるのは……」
「私はそこまで気にしていませんよ。それに、私の料理をはやてちゃんに食べさせたかったですからね」
「……じゃあ、今日は言葉に甘えてそうさせてもらおうかな」
はやてちゃんは私の言葉に甘えることにして、私が料理を作る事となりました。
言っておきますが、今の世界に来てからも料理を自分で作ったりしていましたよ。現に一人で家に居る時もありましたし、その時どうしてたかと言えば自分で料理していましたからね。
それに料理歴からいえば前の世界から合わせて三十年分以上はありますからね。もちろんこちらに来ても料理をしていましたし、まったく鈍っていませんしね。
ちなみに、前にアリサちゃんやすずかちゃん、アリシアちゃんなどに料理を振る舞ったのですが、かなり絶賛されました。アリサちゃんに至ってはどこかのかなり美味しいレストラン見たいとか言われたりしましたが、さすがに過大評価しすぎだと思いましたけどね。
まぁ、料理のアレンジをしようと思ったのはこっちの世界に来てからなんですが、ぶっちゃければ暇つぶし程度でやっていただけなんですよね。でも絶賛されるまで評価されるとは思っていませんでしたし、もう少し料理のスキルが見に付けばいいなという感じでしたし。
とりあえず、私はソファーから立ち上がってキッチンへと向かいます。
冷蔵庫の中を見ますとかなりの食材がありまして、はやてちゃんにどれくらい使っていいのか聞きます。
「はやてちゃん、冷蔵庫の中に入っている料理ってどれくらい使っていいんですか?」
「一応、その冷蔵庫の中に入っているのは今日明日の分やから全部というわけじゃないけど、明日の分も考えて使ってくれれば全然大丈夫やで」
「わかりました。それじゃあ、待っててください」
何を使っていいのか聞いた私は、冷蔵庫の中身から何を作るか考えることにします。
誕生日の前日ですけど、多分明日はそれほどゆっくり料理を食べられないとは思いますので、少し豪華なものにしますか。
私は冷蔵庫の中から食材を選び、その食材を使って料理をする事にしました。
その間はやてちゃんはテレビを見ており、テレビを見て笑っていたりしていました。
そんな感じで私の方も料理が出来、さらに盛り付けてテーブルに運んでいきます。
箸や麦茶を入れたコップをテーブルへと置いて夕食の準備が出来ました。
「はやてちゃん、出来ましたよ」
「お、もうできたんか。一体どんな料理……」
はやてちゃんがこちらにやって来て料理を見た瞬間、何故か硬直しました。
ちなみに私が作った料理は中華料理にしてみたのですが、酢豚やチャーハン、麻婆豆腐などと二人分ですがかなり作ってみました。
中華料理にしたのかというのかは冷蔵庫を見た瞬間に中華にしようと思い、作ってみたという感じですね。他の案もありましたけど、冷蔵庫の食べ物的に中華が一番良かったので。
「……これ、ほんまになのはちゃんが作ったのか?」
「えぇ、材料からして中華が作れてものでしたから」
「私も料理できるのやけど、今度私のも食べてもらってええかな?」
「全然構いませんよ。個人的にもはやてちゃんの料理を食べてみたいと思いましたから」
正直なところを言えば、前の世界ではやてちゃんの料理が一番うまかったので、どちらがおいしいのか気になっていたのですよね。
はやてちゃんはテーブルの前に着きますと、箸を持ってまずは酢豚を取って一口食べます。
「……美味いなこれ。しっかりと味もおるし、結構好きやな」
「気に入って貰えてよかったです」
はやてちゃんの様子から見ると、やはりアリサちゃんの反応は大げさだったと分かりますね。すずかちゃんもあのとき驚いてましたけどそこまで大げさではありませんでしたし、これが普通なんでしょうね。
それから私も椅子に座り、はやてちゃんと一緒に夕食を食べることにしました。
食べ終わってからははやてちゃんと一緒に風呂に入り、風呂から上がった後ははやてちゃんの寝室で日付けが変わるまで二人で話していました。
そして日付が変わる数分前、私は日付が変わるのを気にしながらもはやてちゃんと尚も話しているのでした。
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新暦85年、高町なのははある任務の途中で死亡する。
任務は全て嘘であり、全てはなのはを殺害するための一部の管理局員による計画だった。
なのははその計画通りに殺されるが、その任務に向かう途中に偶然何故か落ちていた拾ったジュエルシードによって、なのははタイムリープをするのだった!!
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