文字サイズ:
幅:
No.496056
神次元ゲイム ネプテューヌV ~WHITE WING~ (1)始まりの少女![]() 銀枠さん 2012-10-14 11:32:19 投稿 / 全7ページ 総閲覧数:1909 閲覧ユーザー数:1689 |
-プロローグ-
何が美しくて、何が醜いのか。
あなたは考えたことがありますか。
それは肌の色だったり、髪の色だったり、顔の造形だったり――そういう表面的なモノだったり。
ところで、あなたは内臓を美しいと感じたことはありますか?
普通の人なら、そんなことはないと答えますよね。
内臓はとても気色が悪い見た目をしています。グチャグチャな感触で、グニョグニョに細長くて、おまけにブニョブニョしてますし。
生き物にとって大切なものだろうなんだろうけど、あんな見た目なら吐き気をもよおしてしまうのも仕方ないことですね。
人は、外見よりも中身が大切だっていうけれど私には難しい価値観です。
え、そういう問題じゃないって?
まあ、いいでしょう。
そんなことより、あなたは内臓からどう思われているか考えたことはありますか?
私達が内臓を醜いと思うのなら、逆に内臓も私たちのことを醜いと思ってるのかもって。
自分達と異なる姿である私達のことを普通の目では見られないはずだし、私達が内臓を見ると気分が悪くなるように、内臓も私達を見て気分を悪くしているかもしれないし。
でもね、私はこうも思うの。
その醜い姿こそが、本来の人の姿ではないかとね。
どんなに見た目が綺麗な人でも、どんなに穏やかな人でも、その中身はどす黒く汚れている。内臓のようにグチャグチャのドロドロなの。
心が真っ白な人間なんてどこにもいやしないのだから――
そもそも美しいものなんてあるのでしょうか。
そもそも醜いものとは何なのでしょうか。
その答えは私にも解りません。
もしかすると始めから、そんなものはこの世に存在しないのかもしれません。
こうなってしまった今では――
世界は、どこもかしこも死の臭いに満ちていました。
屍の山が――私の目の前で積み重ねられていました。
それは人間だったり、犬や猫などありとあらゆる生き物が混ざっていて統一性がありません。その顔はみな恨めしそうに白目を剥いていました。死者は何も語りません。ですが、陰惨な表情がやり場のない無念の思いを物語っています。
そしてすぐ近くには、私のパパとママだったモノが転がっていました。
訳も分からず、身体が震えます。その震えが身のすくむような恐怖からなのか、歓喜の感情からなのか、正体は分かりません。
私はパパとママの事が好きではなかった。自分勝手な都合で娘の人生を振り回してきた人間のクズでした。およそ正気を疑うような理由で、実の娘をゴミのようにポイ捨てする両親を憎まずにいられた日はありませんでした。
人として最低だし、これは当然の末路なのかもしれません。
だけど、私は無我夢中で叫んでいました。
死の世界を作り上げた、元凶めがけて――
「お前がやったのか――――!」
女がふり返った。
こいつは“女神”と呼ばれる存在でした。誰もが崇める希望の象徴。全ての人間の上に立ち、自分につき従う国民を導く救世主様でした。が――
「私に刃向かったから殺した。ただそれだけなんですけどぉ、何か文句でもあるんですかぁ?」
その女神は可笑しそうに笑っていたのです。自分の国民達の死体を前にして、恍惚に浸っているという女神にあるまじき行為。無数の屍の山を、自分の手で築き上げたという冒涜にたまらない快感を覚えているのでしょうか。
「……ふざけるな」
「ふざけるぅ? 何をぉ?」
「お前はっ、お前はそんなふざけた理由で人を殺したのか!」
女は吹きだしました。私の言葉が可笑しくてたまらないという風に。
「笑わせないでよぉ! この世界は弱肉強食よ。強いモノが弱いモノを食らう。人間が動物を管理するように、女神である私が人間共を管理しているのよ。飼い主に反抗を企てる、悪い家畜を駆除したとしても問題はないでしょう」
「いらなくなったらすぐに捨てるのかっ! 命をっ、命の重さをなんだと思ってるんだっ!」
「あらら、目元に涙をためちゃって。顔が真っ赤だけど、もしかして泣いてるのかしら、お嬢ちゃん」
「うるさいっ!」
私はすぐに目元をぬぐった。泣き顔を見られたという記憶をこいつの頭から抹消してやりたかった。こんな奴の前で涙を見せることが途方もない屈辱でした。
こいつは女神などではありません。
力に溺れた、ただの化物です。
「お前は女神等ではない! 血の味を覚えたケダモノだ!」
私は駆け出します。小さな手の平を――握った拳にありったけの力をこめて。
「はぁ!? この私とやり合うってのぉー?」
女はやれやれ、と肩をすくめながらため息をついています。虫ケラでも踏み潰すかのよう無造作な動きで腕を振り上げて、
「こちとら多忙の身なんでね。子供の遊びには付き合ってらんないのよぉ。だ・か・ら――」
女の腕に光の粒子が集束していきます。信じられない量のエネルギーが集まっているのでしょう。それは周囲の空間をねじ曲げてしまうほどの莫大な量でした。
やがて女は腕を振りかざし――超高密度の衝撃波を解き放っていきます。
「――あの世で遊んでなぁっ!」
目もくらむような膨大なエネルギー波が私めがけて飛んでいきます。私がそう視認したときには、全てを飲み込んでしまう程の光がすぐそこまで迫っていました。手で身体をかばうヒマさえありません。
私の身体が塵に還るかと思われたそのとき――
「プロセッサ・ユニット装着――……」
それをかき消すほどの光が、私の身体を覆っていったかと思うと――エネルギー波は跡かたもなく霧散していきました。全てを無に帰すような光の中から、私が姿を現したとき――
私の身体を覆っているのは、プロセッサユニットと呼ばれる女神専用の武装でした。
美しい装甲でした。
水晶のように透き通っていて、光さえも吸収してしまうような純白の鎧が私の身体を覆い隠していました。背部には白い翼が生えていて、天使のような神々しさがそこには顕現していたのです。
「なっ、女神化だと!? ちょっ、そんなの全然聞いてないんですけどぉ!」
女は瞠目しています。無理もないでしょう。無傷どころか、自分と同等の力を持つモノがそこに現れたことに素直に驚きを隠せないようです。
私は挑発するように手招きをします。
「さあ、私と遊びましょう! あの世でみんなに土下座させてやる!」
女の顔が耐えがたい屈辱で歪みました。
同胞の未知なる力への恐れと、さっきまで舐め切っていた無抵抗の少女への怒りが激しく葛藤しあっているのでしょう。やがて、わなわなと顔をひきつらせながら、
「生意気なんだよ。この、クソガキがぁぁぁぁぁぁっ!」
女が怒り狂った叫び声を上げて、飛びかかってきました。
私はそれを迎撃するべく、大地を蹴りました。
手の平を握りしめながら自分の中に流れる力――女神としての力の奔流を実感。
こいつめがけて拳を全力で振りかぶり――
そして、己の持てる全ての力を解放しました。
力と力がぶつかり合い、
こうして、世界は終焉を迎えたのです。
美しいモノも、醜いモノも――
全て、虚無へと還ったのでした。
第一話:始まりの少女
あれから月日は流れ、舞台は一万年後の世界へ――
プラネテューヌ――市街地
前だけを向いて歩こう。
彼女の歩調は心なしか早い。周囲からの物珍しげな視線にもめげることなく、背筋をぴんと伸ばしている。むしろその視線を突き返すように堂々と大股で街中を突っ切っている。
全体的に田舎っぽい雰囲気のため、街というよりかは村と呼んだ方が語弊もないだろう。目につく風景は、どこもかしこも畑ばかり。
その田舎町の奥地に、明らかに雰囲気にそぐわぬ西洋風の建造物――教会があった。
すれ違うようにして、中から黒い髪をした少女が出てくる。ツインテールと青いリボンが可愛らしい女の子だった。ツインテールの少女はビックリした顔で、
「あら、イヴじゃない。雪だるまが前から歩いてきたかと思ったわ」
だけど、すぐに口元を引き締めた。自信をたっぷりとこめて。
それに対してイヴと呼ばれた少女は、実に取り澄ました様子で腕を組んだ。
「私の肌が白いのは生まれつきさ。乙女が羨む美貌は、選ばれた人間にしか与えられない。それが私だ」
そう、イヴは全身が真っ白だった。
雪のように純白――というよりかは、ガラス細工のように透き通っていて――透明なのだ。
唇には果実のように真っ赤な口紅が塗られているが、やはり彼女の目を引くものは彼女自身の肌の色にあるといっても過言ではない。
その変わった
「それよりノワール。お前、こんな時間からどこに出かけるつもりだ」
ツインテールの少女――ノワールは顔をぷいと背けた。
「あなたには関係のないことよ」
そう言って、イヴの横を通り過ぎようとする。
「――お目当ては女神メモリー、か。そこまでして女神になりたいのか」
核心を突いたその一言に、ぴくりとノワールが立ち止まる。
「ええ、そうよ。私は一人前の女神になるんだから」
「女神になって何がしたいんだ、お前は」
イヴが問うと、ノワールは誇らしげに胸を突き出した。
「新しい国を作るのよ。私だけの国家をね」
現在、この世界には二つの国家が存在している。
プラネテューヌとルウィーの二つである。
プラネテューヌとは新しく誕生した国家の名称だ。
彼の大国、ルウィーと名を連ねる二大国家の一つである。
しかし、プラネテューヌはルウィーの足元にも及ばず、国家とは言ってもその実態は名ばかりのところが大きく、田畑や未開発の森林ばかりが広がっていて、国土の半分を占めるのは農業地帯ばかり。のんびりと余生を送る分にはもってこいの場所であろう。
「国を作るということは、何百もの国民の命を預からなければならない。自分を殺して、他人を思いやる責任が必要となる。女神になるとはそういう事だ。お前にはそれが務まるのか?」
イヴの説教じみた言葉に、ノワールはうんざりしたように黒髪をはらってみせた。
「はいはい、その話は耳が腐り落ちるほど聞いたわよ。言われなくてもそのくらい分かってるって。そのために今のうちから色々と構想を立てて、しっかりと頭の中でシュミレートしてるわ。ルウィーやプラネテューヌとは根本的から異なる新たな国家をね」
誰もが好き勝手に国の頂点になれるわけではない。真に国を治める資格があるのは、女神だけとされている。それは古くから伝えられる様式美であった。
そして、女神となるには“女神メモリー”と伝えられる伝説のアイテムが必要であった。希少価値が高く、これを見つけるには相当の忍耐と覚悟のいる話だった。ノワールはこれを探している。
イヴはやれやれというように肩をすくめる。子供を落ちつけるように。
「やめておけ。アレに素質のないモノが触れれば女神ではなく、化物になるという言い伝えがある。一時の感情で、青春を棒に振りたくなければ手を出さない事だ」
「うっ……!」
ノワールは喉をつまらせる。国を建てるなど大それた夢を持っているが、彼女だってまだまだ十代になって間もない、うら若き乙女なのだ。
「そ、そんなの根も葉もないただの言い伝えじゃない。やってみなきゃ分からないわよ!」
「もしかして、怖いのか。ノワール」
ニヤニヤとするイヴに、ノワールは真っ赤になった。
「こ、怖くなんてないわよ! もうっ、教会で養われてる身のくせにもうちょっと感謝したらどうなのよ!」
「私の仕事は、みんなの帰る場所を守るのが仕事だ」
「……あなたは家で寝てるだけじゃない! 少しでもプラネテューヌのために貢献しようとは思わないの?」
「やだ。働いたら負けだと思ってる」
「もうっ、あーいえばこーいうんだから! 何でプルルートはこんな奴を拾って来たのかしら!」
ノワールは肩をいからせながら、早歩きでこの場を立ち去った。イヴはため息をつきながら、黒いツインテールが森の中へと姿を消していくのを見送った。
それをしっかりと見届けてから、イヴは教会の中へと入った。
プラネテューヌ/教会。
イヴが足を踏み入れると、そこには異空間が広がっていた。
甘ったるいピンク色の壁紙に、ポップな人形たち。
およそ教会にあるまじき神聖さは欠片もなく、ファンシーな世界がそこには広がっていた。
その部屋の中心には薄紫の髪をした女の子がいた。
彼女の名前はプルルート。
プラネテューヌの女神である。
長い髪を編んで一つにまとめており、全体的にのんびりとした雰囲気の漂う少女である。
プルルートはぬいぐるみを抱えながら、読書に励んでいた。イヴが入ったことすら気づかずに本を読みふけっている。
あまりにも熱心に読書にはげんでいて、なんとなくそれを邪魔するのに気が引けて、声をかけあぐねていると、プルルートは何を思ったのか、歌を口ずさむように物語を読み上げ始めた。
物語はどこか哀しげな
『これは、ある少女の物語――
昔々、とある裕福な家庭に双子の姉妹が生まれました。
姉はのけ者にされ、いつでも家族の輪の外にいました。
妹は慈しまれ、いつでも家族の中心にいました。
姉にとって世界とは苦しみで満ち溢れており、地獄のようでした。
妹にとって世界とは楽園であり、幸福に満ち溢れていました。
姉はいつでも汚物でも見るような目で蔑まれ、妹にはいつでも天上の愛が与えられました。
姉の中で嫉妬が生まれ、憎しみの炎が燃え盛っていきます。ついに姉は激しい怒りに駆られ、邪魔者である妹を殺してしまうことに決めたのでした。
階段の死角に身を潜めて、妹に飛びかかり、首を絞めました。
しかし、運命の女神は何を思ったのか、ここで予期せぬ大番狂わせが起こりました。
なんと、妹が姉を殺してしまったのです。
姉をはねのけようと、
襲いかかってきた姉から身を守ろうとして、そのような不幸な事故を招いてしまったのでした。
それから数日後、少女の身体に異変が起こりました。
肌という肌――
髪という髪――
全身から色素がみるみる抜け落ちていき、彼女は真っ白な姿へと変わり果てていきます。
まるで全身に小麦粉をまぶされたかのように。
それは呪いでした。
姉を――人を殺したことへの罰でした。
少女は神さまから大罪の烙印を押され、神罰を下されたのです。
少女は家族から気味悪がられ、家を追い出されてしまいました。
どこへ行っても後ろ指をさされ、見世物でも見るような物珍しげな視線は絶えませんでした。まるで姉の怨念が憑りついたかのように、少女のことを心から愛してくれる人はもう二度と現れませんでした。
それが神さまから下された少女への罰でした。
少女は楽園から追放されてしまったのですから――』
イヴはそれ以上物語に耳を傾けることに耐えられなくなって、
「おい、プルルート」
気づけば声をかけていた。
「うわぁ、びっくりした~。いつからそこにいたの、イヴちゃん」
プルルートはびっくりしたように後ずさった。演技抜きで本当に驚いているらしい。
「お前がその本を音読し始めた頃からだ」
「ほえ、そうなの~? なら声をかけてくれればよかったのに」
イヴはため息をつきながら、
「しかし、お前その本好きだよな。何回目だ」
「んー、数えきれないくらい。このお話しに出てくる女の子って、可哀想だよね」
「人を殺したのだから、そうなるのは当然の報いだ」
「でもでもー、おかしいよ~」
「そこにどんな理由があろうとも、生命を奪ったという事実には変わりない。罪を犯したら裁きを受けるのは、いつの世でも色あせることのないルールさ。このおとぎ話の教訓はそこだろう」
「この子、イヴちゃんと同じ真っ白い子だよ~。イヴちゃんも~、同じ立場で考えて見たら嫌じゃない?」
「ふん、それは
「たしかにイヴちゃんは、しわくちゃのおばあちゃんだね~」
「おばあちゃんでなく干物の間違いだろう。……そんなことより、ノワールがお前を置いて外に出ていったぞ」
「ええっ、いつの間に!? もー、ノワールちゃんったらひどいよ~。私を置いていくなんて~」
「ついさっきの事だ。今なら間に合うかもしれないぞ」
言うなり、プルルートは慌てて駆け出していった。
「待って~、ノワールちゃーん」
最後までのほほんとした、甘ったるい雰囲気を振りまきながら。
紫色のお下げが揺れるのを後ろから見守りながら、イブはつぶやいた。
「……お前がそこまでのんびりとしてるから置いてかれるんだろう」
静かになった教会で、イヴは背伸びをしながら、ひと眠りしようかと思った。
適当なぬいぐるみを抱きよせながら、ベッドへと横たわる。
これも、いつもの日常である。
あくびが漏れるほど退屈で、ゆるやかな時間だけが流れていく。
こうしていつもと同じ日常が流れていくのだとイヴは信じていた。
できればこの平穏が永遠のモノであってほしいと。
例え、この穏やかな時が、仮初めのモノであったとしても。
しかし、この後、プルルートとノワールが予期せぬ拾いモノをしたことから、この世界が大きく変わる事になると誰が予想できるだろう。
本当の平和な日々が、終わってしまう事を知らず、イヴは眠りについた。
~続く~
キャラクター設定
名前: イヴ
性別: 女性
年齢:15
武器: 銃剣(ガンブレード)――近接と遠距離で武装を使い分けていくスタイル。
モード:銃――四十五口径のリボルバー/銃身にバラの模様+絡み合うイバラ。
モード:剣――漆黒のロングソード/磨きに磨かれ、白雪のように純白を誇る刃。
職業:ニート
口調:偉そうでぞんざいな口調。
見た目:アルビノ少女――雪のように純白というよりかは、ガラス細工のように透き通っている――透明なのだ。
唇――果実のような赤――口紅を塗ってある。
プルルートに拾われたことから、プラネテューヌの教会にいすわる謎のアルビノ少女。
いつも働かず、だらだらと惰眠を貪ってばかりいるため、働き者で勤勉なノワールからは呆れられている。
ニートゆえの特性か、口だけは本当に回る。
Tweet |
|
|
![]()
4
|
![]()
2
|
昔々、世界はひとりの女神によって支配されていた。女神は人々を力で支配し、悪鬼の如く圧政を強いることで、悪名高き暴君としてその名を轟かせていた。だが、その支配も永くは続かなかった。天空から舞い降りた天使が、女神に天罰を下すべく降臨したのだ。女神は怒り狂い、天使に戦いを挑んだ。そして二柱の神々との闘争の果てに、世界は滅んでしまった。
月日は流れ、舞台は一万年後の世界。物語の中心となるのはプラネテューヌ。紫の女神が治める、革新する紫の大地。建国されてからまだ数年と経たない新国家には風変わりな少女が住んでいた。肌は雪のように白く、女神のもとでニートみたいに一日中入り浸っているのだという。このイヴという少女と、平和な国家を中心軸として、世界を革新へと導く物語がここから始まろうとしていた。全てを滅びに導く災いか、それとも新たな創造の始まりなのか。それがもたらすものは、きっと誰にも分からない。たとえ全知全能を統べる神であったとしても。
その旅の中、イヴは自らの生まれた意味と、己の人生を縛りつける呪いと闘いを繰り広げていく――
神次元ゲイム ネプテューヌV を舞台としたオリジナル作品です。
続きを表示