貴方と人生を共に～桃の木の云われ～

桃の木・・・それは・・・ある2人の誓の木・・・

神木として崇められている・・・真実の名は透桃・・・

願いが叶う金の桃を拾えば・・・どんな願いも叶うと・・・

言われている・・・

ある男と・・・ある女性が巡り逢い・・・別れた場所

？？？「行くのか？」

？？？「ええ、私は見守らなければなりません・・・」

？？？「ワシも見守ろう・・・それに、孫なら乗り越えてくれよう」

？？？「そうね・・・一刀なら・・・後は頼みます。百刀」

百刀「任せておけ透桃！かっかっか！」

透桃「この木が枯れれば、再び物語は違う

方向へ向かってしまします。一刀には残酷かもしれませんが・・・」

百刀「鬼の血の宿命じゃからな。大丈夫じゃ！お主に変わり・・・ワシが見守ろう。」

透桃「お願いします・・・あなた・・・一刀はきっと紡ぎ・・・

幸せになるでしょう・・・私もここから見てますから・・・頑張って下さい。」

百刀「まかせておけって言ったろ？一刀はワシに似てるからな」

透桃「だから、心配なのです・・・」

百刀「・・・そろそろか・・・」

透桃「ええ。・・・先に逝ってるわね」

百刀「うむ！」

ピカーンッ

桃の木は力を戻した。

百刀「・・・いつか・・・また会おう・・・ん？」

？？？「すぅすぅ」

百刀「・・・なるほどな・・・この子はワシが大切に

預かろう・・・名は、天和でよいな・・・後は一刀に任せようではないか」

数十年の月日が流れ・・・

桃の木

百刀はもたれながら・・・

百刀「ワシも・・・どうやら、天命が来たようじゃ・・・

ワシも力を貸そう・・・一刀よ・・・後は頼むぞ・・・

お主が幸せになれるなら・・・この命なんて容易い物よ・・・

透桃・・・ワシは頑張ったよな？」

ピカーンッ

透桃「ええ。十分に・・・」

百刀「そうか・・・」

透桃「よく・・・頑張ったわね・・・百刀・・・」

百刀「かっかっか！一刀の為じゃ・・・ワシの可愛い孫よ・・・

・・・見守っておるぞ・・・頑張れよ・・・」

ピカーンッ

バタンッ

こうして・・・

年中咲き続ける桃の木・・・生命を捧げなければ枯れると言われていたが・・・

・・・その云われも消え去った・・・2人思いと・・・命を代償に・・・

2『ワシ（私）達の思い・・・確かに渡したぞ』

桃の木

一刀「っと言われているんだ」

天和「へぇ～知らなかった」

月「でも、言い伝えが正しいのであれば・・・」

華琳「ええ。2人には感謝しないとね。」

レーナ「OH！まさにexcellentね」

詠「違うと思うけど・・・その例え・・・」

レーナ「そう？」

一刀「何はともあれ！・・・俺達は忘れちゃいけないのさ

・・・だろ？（じいちゃん・・・ばあちゃん）」

月「そうですね。」

雛里「コクコクッ」

星「そうですな。」

雪蓮「じゃあ、お花見、やりましょうか。」

愛紗「左慈///あ～ん」

左慈「うっうむ・・・あ～ん」

天和「兄さん！あ～ん」

華琳「一刀！あ～ん」

月「一刀ちゃん！あ～ん」

詠「どどっどうぞ///」

雛里「あわわわ！私も！」

星「メンマをどうぞ」

レーナ「一刀～口移しよ～」

雪蓮「一刀～あ～んして」

一刀「はいはいっ」

透桃「幸せそうですね・・・一刀」

百刀「そうじゃな。・・・一刀・・・幸せにな・・・」

ボトッ

一刀「桃・・・あむっ・・・うまいな」

　　　　　　　～桃の木の云われ・終～