「ーーーこの姿をすることは、お前達を倒す価値があると見極めたときだ」
紅夜の体には見覚えがあった…女神だ。女神化特有のプロセッサ・ユニットが彼の体に装備されていたのだ。
「紅夜お前…なんか格好いいな!」
俺は紅夜に対して目を光らせながら感動しているだろう。
「ク、クァム!」
「だって格好いいじゃん!」
「確かに…じゃなくてこんなときに言うかそれ!?」
キラがクァムに適切なツッコミをいれた。それ以前にクァムの道徳がどうかしているのでキラはツッコむことを強いられたのかもしれない。
「お前ら、漫才はそこら辺にして離れろ」
「離れろって…紅夜お前大丈夫なのかよ…!?」
「クァム、今は紅夜さんの言う通りにして下がろう!」
「でも!」
「今の俺達が助けに行った所で足手まといになるだけだ!」
「ッ!…分かった、下がるよ」
キラの説得もあり俺達は下がった。
「紅夜、俺も加戦する!」
「いや、いい。今はもう一人の方を頼む」
「…分かった、気を付けろよ」
「ああ」
テラの援護を断りレオンの方に行くよう紅夜は指示した。
「さてと…話は終わりか?」
ライは待ちくたびれたのかの様に紅夜に話しかけた。
「ああ」
――――――――――――――――――
「この距離なら大丈夫だよな…?」
「多分…」
「大丈夫な訳ねぇだろ」
そういうと男は(レオン)はいきなり剣を投げてきた(Mr.クリケット、こんなキャラじゃなかったらごめんなさい!)。
「あっぶねぇ!」
「いてて…クァム、大丈夫か!」
「大丈…ぐあっ!」
「クァム!」
「どうして、避けたのに…ッ!」
確かに避けた…角度からして剣は曲線を描くように曲がってきたのだろう。
「俺の『飛鳥剣』は不規則に曲げることがきる。精々逃げを頑張るんだな…!」
レオンならこの二人を簡単に手玉に取ることぐらい造作もない。だがレオンは利用価値があるかもしれないと考え情報収集を優先したのだ。
「くそっ、どうすれば…そうだ、キラ!」
「どうしたんだよクァム」
「お前は下がってくれないか?」
「は、はぁ!?」
「お前は俺があいつとやりあってる間にパターンを分析してくれ」
「そんなことやってる暇なんて…」
「ああ、ねぇよ!」
キラがいいかけた瞬間にレオンの飛鳥剣がキラの方に飛んでいった。
「こんなもの!」
キラは黒刀を構え飛鳥剣を叩き落とそうと降り下ろすが飛鳥剣は見事に曲線を描きキラの攻撃は外れてしまった。
「しまっ…!」
――――――ダンッ!――――
「一か八かだったけど…当たったか!」
「クァム…分かったのか!」
「いや、たまたまだよ…今みたいに当たるとは限らない、避けながら見極めてくれ!」
本当にたまたまだった。別の言い方をすると勘に任せて撃った様なものだ…あんな不規則な動きをする物を狙い撃つ何て俺には多分無理だな。
「面白い…俺がお前らの首を落とすのが先かそこの餓鬼が飛鳥剣を見極めるかどっちが先になるかだな!」
レオンはそう言うと飛鳥剣を更に不規則にして投げてきた。
「来る!」
キラは飛鳥剣を目で追いかけた。
「当たれ、当たれ!」
俺は必死に狙い撃つ。だが当たらずに撃ち出した弾はそのまま真っ直ぐに飛んで行ってしまう。
「こっちに来る…マズい!」
直ぐ様にマグナムに変え対応する動作をするが…間に合わない。
(くそっ、やっぱりやるしか…)
――――――ガキィン!―――
「間に合った…大丈夫か?」
斧剣を持った青年―テラがクァムに向かっていった飛鳥剣を叩き落とした。
「「テラ(さん)!」」
「お前らは下がっていろ!」
「分かった…あいつは『飛鳥剣』って言う武器を持っていて、不規則に曲がる武器なんだよ」
「今はそれ以外わかりません、気を付けてください!」
「なるほど、ありがとな」
テラは礼を言うとレオンを睨み付けた。
「おい、サシでいいのか?」
「お前は俺一人で充分だ」
「いいぜ、相手してやる!」
―――――――――――――――
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――――――
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遅れました…相変わらず短いですorz
キャラ崩壊しているかもしれません(主にレオン)。本当にごめんなさい!