~第28話 †熱く燃え滾る漢魂(おとこ)達の血潮(きずな)† ~
俺は今張魯(ちょうろ)と一緒に酒を飲んでいる
顔中が腫れ上がっていたけどゴットヴェイドーのおかげで綺麗に治癒してもらった
ちなみに華陀(かだ)は張魯の気に中(あ)てられてまだ気絶中
華陀も顔中腫れ上がっていたが治療済みである
「しかし、もっとこう穏便にすませられなかったのかい」
「コイツが最初に喧嘩売ってきてたしなぁ・・・」
「はぁ~・・・やっぱりかい・・・」
「やっぱりなのか」
「華陀はねぇ根は良い子なんだがね
どうも武の心得があってあたいが気に入った相手を見るとどうも
腕試しを毎回やって全部追い返しちゃうのよ・・・
本当に困った弟子に育ってくれたわ」
そういいながら笑みを浮かべて華陀の鼻を指で弾く
華陀は「うう・・・すいません師匠」と寝言を言ってるが
それを見て小声で「本当だ馬鹿弟子」と嬉しそうに言っている
「顔のにやけっぷりが隠せてませんよ張魯殿」
「う、うっさい子だね白(はく)ちゃんは!」
「はいはい、そんな顔で言われてもちっとも怖くありませんよ」
「くっ・・・報酬割り増し請求にしてやる」
「ちょ!?すでに契約済みなのにそれはひどい!」
「口約束だけだったしなぁ?年上のお姉さんに何か言う事があるんじゃないかい?」
「年増・・・(ぼそっ)」
「命・・・いらないのかい?」
思わず言ってしまった言葉に敏感に反応してらっしゃるううううううう
華陀がその気のせいでビクンビクンと泡吹いて痙攣してますよおおおおおおお
「お姉様の言うとおりでございます!自分が全面的に悪いでございます!」
机の上に瞬時に飛び乗り命の土下座をする俺
この世界はやはりこの言葉は禁句なんだなと
二度と言わないようにしようと心に誓いを立てました
「分かればよろしい、お姉さんは気が短いのだよ」
「身をもって体験しました、ごめんなさい」
なんとか普通の雰囲気に戻ったので酒盛りを再開して
華陀が起きるのを待った
「貴様、これは一体どういう状況だ・・・?」
華陀が起きてそういった
まぁそう思うよな
だって起きたら張魯が華陀の横にある椅子に腰かけて
華陀の寝ている所に両手を枕にして寝ているもんな
「ああ、華陀を看病している間に酔いつぶれて寝ただけだ」
俺はまだ残ってる酒をチビチビと飲みながら
魚の匂いに釣られて入ってきてる子猫をかまってた
動物って癒しだよね・・・お猫様!とか言ってる子とかいないもんかね
「きききき、貴様!師匠に何かしてないだろうな!?」
「はぁ・・・何かする前にこっちが殺されるわ」
「貴様!師匠がそんなこ「師匠の気に中てられて気絶したのは誰だ?」と
ありますよね、はい」
「そういうこった。そういえば自己紹介まだだったな
俺の名前は「白」姓も字も無い名前だけの旅人だ」
手をだすと、明らかに嫌そうな顔をして舌打ちされた
「ちっ・・・俺は華陀、ゴットヴェイドーの華陀だ」
握ってくれなかったが一応名乗ってもらったので良しとしよう
俺はめげない・・・だから無理やりでも俺に付いてきてもらうぜ?
「そうだ華陀、俺と一緒に旅に出ないか?」
「ああん?断る」
「俺は旅で培った医学の知識がある
ゴットヴェイドーでは知らない知識がだ
そうすれば張魯殿も喜ぶと思ったが残念だな・・・」
「くっ・・・試しに言ってみろ
それ次第で付いていっても構わん
俺じゃないと駄目な理由もあるんだろうが」
「実はな・・・(くいついたあああああああ)」
「悔しいが、白の言う知識はゴットヴェイドーにないな
それにそれを活用すれば、予防などもできる・・・
ちっ!くそったれ!!ついてってやるよ!!!」
よし、作戦通りっ!
「すまないな、俺の目的の為には華陀
お前が必要なんだ!ありがとう!!」
「き、貴様の為についていくんじゃない
師匠とゴットヴェイドーの為だから勘違いするなよ!」
鼻をかいて照れる華陀・・・
こいつツンデレすぎるだろ!
まぁこれで後は霊脈探しをするだけだな
よし、それじゃ今日はもう寝よう、殴り合い疲れたしな!
「それじゃ詳しい話は明日以降に
張魯殿の介抱は任せたぜ?」
「ちょ、ちょっとまて!
え、おい!師匠を俺が・・・ええ!?」
後ろで何か騒いでるが気にしない
俺は今気分が良い!このまま宿でゆっくりと寝させてもらう!
とまぁ華陀と一緒に旅に出る事になりました
あとがきっぽいもの~
おかしい!華陀がただのツンデレ青年になってる・・・
ぐぬぬぬ・・・漢同士の熱い会話とか書こうと思ったのにな
こ、この後の話できっと挽回してみせる!!
みせれるといいなー・・・
そんな感じの駄文ですが次回もお付き合いお願いしますm(_ _)m
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この物語はオリ主メインの外史です
チート・ご都合主義・オリキャラ満載で書いています
苦手な人はご遠慮下さい
大丈夫な人は駄文にお付き合い下さい
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