翌朝、一夏は自分の部屋のベッドで寝ていた。一夏はガルベロスに噛まれた右腕を動かした。
何とか動けるが・・・・あまり過度な運動はできそうにないかもな・・・・!?
一夏は何か違和感に気付いた。自分のすぐ近くに何かいるのを感じ取った。一夏は恐る恐る布団をめくる。そして一夏は驚いた。そこには裸で寝ているラウラの姿があった。一夏は物音を立てずにその場から移動し、着替えて外に出た。一夏はケータイの項目から『織斑千冬』と電話帳から出し、電話する。
「もしもし、織斑先生ですか。今部屋で緊急事態が発生しました。穏便に対処をお願いします。」
数分後、ラウラは織斑先生に絞られた。
「嫁よ、何故こんなことになったのだ?」
「自分の胸に聞け。それと嫁じゃない。」
「むう・・・・」
二人は食堂に向かっていた。その時箒と出くわした。
「一夏!」
「お、箒、おはよう。」
「お、おはよう。で、何故ラウラと一緒に来ているんだ?」
「いや、それがな・・・」
「嫁の部屋に入って寝てたからな。」
「・・・一夏、そこに直れ。切る。」
「待て待て箒。なんか勘違いしてないか。」
「は?」
「こいつは勝手に俺の部屋に入ったんだぞ。」
「・・・・・本当か、ラウラ?」
「ああ、本当だ。夫婦は一緒に寝るのがしきたりだと聞いてな。」
「「夫婦じゃない。」」
「むう・・・・」
その時シャルロットと出くわす。
「あ、シャルロット!おはよう。」
「おはよう・・・一夏・・・」
「?どうかしたか?」
「いやちょっと一夏が・・・」
「?俺がどうかしたか?」
「!!!い、いやいやいや。な、なんでもないよ。」
「そうか・・・あっ!」
「な、なに。どうかしたの一夏。」
「あのさあ、たまにシャルルって言いそうになるからシャルって呼んでもいいか?」
「え!?・・・・・ほ、本当?本当、一夏?」
「?ああ。」
「う、うん。それいい。う、嬉しいよ一夏。」
「「・・・・・」」
「な、何だ二人とも。そんなに睨んで。」
「「なんでもない。」」
「?」
三人はそのまま食堂に向かった。
「一夏、ウルトラマンについてどう思う?」
「どうって?」
「どうして戦うのか、何で戦うのかってね。」
「確かにそうだな。」
「人が良すぎると言ってもいい。」
「そうか?でもウルトラマンが守りたいからそうするんじゃないのか?」
「それはそうだけど・・・」
「それはウルトラマンにしかわからないことだろ。言ってみたってどうにかなるわけじゃないだろ。この話は終わりだ。ごちそうさま。」
「あれ!もう食べ終わったの?」
「ああ、それに急いだほうがいいぞ。」
「「「?」」」
「まあ、遅れてもいいならいいが。」
そう言って一夏は走って教室に向かった。
「どうしてあんなこと言ったんだろ?」
「遅れるって・・・何が?」
「う~ん・・・あ!」
「どうした、ラウラ!」
「ホームルームに遅れる。」
「「あ!!」」
「しかも今日は教官が担当だ。」
「「え~!!!!!!!!!!!!!」」
三人は急いで食べ終わり、教室に向かったが結局遅れた。ラウラは本日二回絞られた。
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ガルベロスとの戦闘を終え、ベットで寝ていた一夏。目覚めると何か気配を感じたが・・・・