No.483413

IS 最強の異端の力

この世界にただ一人、真の最強の名を欲しいままにする力を持った男がいた。 が、彼の持つ力はほかの人間にはない、異端の力。その力を彼はどのように使うのか?

2012-09-13 20:11:53 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:3517   閲覧ユーザー数:3276

束さんの依頼とは、俺以外にISを動かせる男がいるという事で、それの護衛の様な物をしろと言うものだった。何故そのような事を言うのかわからなかったが、その動かした男というのは束さんの親友

織斑 千冬の弟、織斑 一夏らしいからだ。親友の弟で助けになって欲しいとの事だが

俺にはどうでも良い事だった。俺にとって、束さん、くー、マドカ以外の人間はどうでも良い。

俺の命も同様にな。

 

千冬サイド

 

私の名は織斑 千冬。このIS学園で教師をしている、今、私はIS学園の校門近くにいる

本日やってくる世界で初めて男でありながらISを起動した者がやってくる。

初めて動かしたのは、私の弟の一夏ではなかったのだ。その名は、『天空 統夜』

先日私の友人であり、ISを生み出した張本人、篠ノ之 束から天空 統夜のデータが送られて来たのだ

 

がそれには名前、年齢、身長、体重などしか載っていなかったのだ。私も自分で調べてみたのだが

戸籍などの情報などは一切なかったのだ。不安しか感じない。あの束が直接送り込んで来る男だ

それに、束が送り込んでくるのだから自分の専用機も持っている筈だ。それと私は、束はこう言った

 

『あっそうだ。ちーちゃん。くれぐれもとっくんを怒らせちゃダメだよ?

怒ったとっくんを鎮められるのは、束さんも含めて3にんだからね。じゃ宜しくね~♪』

 

そう束は言った。自分を含めて3人とは・・・それよりもそれほど『天空 統夜』が怒りに染まると

危険ということか。すると前から人が此方に歩いているのが見えて来た。

 

IS学園の制服がバッチリと着込まれていた。背は中々高く、17としては高めの身長だ

顔つきは僅かに幼さを残していて、かなり大人っぽい顔をしている。

が、私はそれよりこちらに向かってくる男の瞳を見て驚愕した。

普通の茶色の瞳だが、その瞳はまったく生気や感情が感じられない機械のような目をしている。

無表情も合わさって、本当に人間なのかと思ってしまった。

 

「・・・あんたが織斑 千冬か」

 

彼は私に向かって低い声でそう言った、声にも何の感情も感じられない。こんな人間は私は見た事がない

 

「お前が『天空 統夜』か。束から話は来ている。一つ聞くがお前は何故此処に送り込まれた?」

 

束は、天空の事を追記でお気に入りと称してした。そんな天空をここに送り込んだのか、解らない

 

「・・・仕事だ。束さんから依頼を受けたからこそここに来たまでだ。でなければこの様な場所に

など来るか」

 

仕事?一旦何の仕事なのだ?

 

「その仕事とはなんだ?」

「お前に教える義理などない、織斑 千冬」

 

そう、私の言葉はバッサリと切り捨てられた、その時の口調は業物の刀以上の切れ味のようだった。

私は、年下の天空に軽い恐怖感を抱いてしまった。

 

「例え、貴様が束さんの親友であろうともだ。束さんは俺の大切の人だが、お前は現時点では、全くもって信用出来ない。よって貴様に話す事など無い。さっさと教室に案内してくれ。織斑教員」

「あ、ああ・・・ついてこい」

 

私は校舎に向かって歩きだした。天空の言う事は間違ってはいない。幾ら私が束の友人だとしても、

会った事もない人間を、即座に信用しろというのは無理がある。だが、天空は異常としか捉える事は

出来ない。天空に感じた単語は

 

『異端』

 

ただ、それだけだった。

 

統夜サイド

 

IS学園に来てからの翌日、織斑教員の案内で、俺が所属となる教室に向かっている。

昨日は、入試の称した模擬戦があったが俺は圧勝した

俺が所属するクラスは1年1組だそうだ。

どうやら織斑 一夏と同じクラスだそうだ。普通に考えればバラバラにするより一緒にすれば

色々と楽だろうからな。こちらとしても織斑 一夏の護衛をやりやすい

正直、束さんの依頼でなければ、そんな奴の事などどうでも良い。

 

「天空。私が先に入り、呼ばれたら入ってってこい」

 

そう言って織斑教員は教室に入って行った。俺としては授業など受けたくないが仕方がない。

 

一夏サイド

 

担任である千hじゃなかった・・・織斑先生が副担任である山田先生と教室に入ってきた

 

「の前に今日はこのクラスに新しく転校生を紹介します!」

 

クラスは一気に騒がしくなった

 

「え?こんな時に?」

「どういう事だろう?」

「では入って来てください!」

 

ってか、IS学園スタートしてまだ1日目だぜ?それで転校生って・・・何かの理由で入学式とかに出られなくてが遅れたのか?

俺は事、織斑 一夏はそんな事を考えているがどうせ来るのは女の子だろうと、興味を示せなかったがそれは直ぐに覆された、程なくしてドアが開き誰かが入って来た

クラスは一気に静かになった、そりゃそうさだってそいつ・・・男だったんだぜ?

 

「天空 統夜」

 

そいつは名前を言うだけ言って、すぐに黙り込んだ、これには女子達も白けると思ったが

 

「「「「「きゃあぁぁぁぁあ!!!!!」」」」」

 

ぐぉ!!!??俺の耳に凄まじいダメージがぁ!!?

女子の声が教室に響いて、その声の大きさと衝撃で窓ガラスは大きく揺れているってマジかよ!?

 

「男!男来たぁあ!!」

「とっても大人びててカッコいい!!」

「しかも年上!最高~!」

 

うわぁ・・・普通に受け良いし・・・でも、なんだろう・・・統夜って言ったけ?あいつからは

生きているっていうか、感情とかが一切感じなれない。

 

「はいは~い!天空君は何処から来たの~?」

 

名前は解らないけど、クラスメイトの女子が有りがちな質問をした。

 

「・・・」

 

えぇ・・・スルー?マジかよ、そこは答えてやろうぜ・・・

 

「今は何処に住んでるの?」

 

また同じレベルの定番とも言える質問が飛んだ。さぁって今度は答えるか?

 

「・・・」

 

またもやスルー!!?おいおい、質問した子、滅茶苦茶困ってるぜ!?

 

「特技や趣味は?」

「・・・織斑教員、席はどこに座れば」

 

まさかのトリプルスルーからの、千h・・・織斑先生の話しかける!!?

スルースキル半端無いなおい!!

 

「ああ、お前の席はそこだ」

「了承」

 

短く言葉を切って、統夜は席に着いた。折角男の友達が出来ると思ったのに・・・こりゃ大変そうだ


 
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