イブイブだ。
クリスマスの前の日をそう呼ぶらしい。
なんか可愛い。
あぁ、
自分でもはしゃいでいるのが、分かってしまう。
何か笑顔だ。
それも彼と待ち合わせしているからかな。
それとも久ぶりだからかな。
何しろ冬休みに入ってから会っていない。
かれこれ三日間。
とにかく彼と会える。
そう思ったら、何故だかはわからないけど、幸せになったしまう。
この包帯を巻いていても普通に接してくれた彼。
あの夕日が出ていた放課後、告白してくれた彼。
いっしょに行った映画館。公園。お祭り。
すべてがいとおしい。
「ごめん、待った?」
そうしてたたずんでいると、向こうから彼が息を切らせて走って来た。
「ちょっとね。」
私は言った。
Tweet |
|
|
1
|
0
|
追加するフォルダを選択
クリスマスなので、それっぽいのを。
読んで見てください。お願いします。
五分小説です。
イブイブです。