No.479673

魔法少女リリカルなのは DevilStrikerS ー急展開ー

DevilStrikerさん

十二話目です。

2012-09-04 12:21:43 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1968   閲覧ユーザー数:1934

「もう!シグナム!!シュツルムファルケンまで出して少々大人気ないよ!!」

 

「す、すまない。だが私もそれなりに危うかったんだ」 

 

フェイトは少々本気でやりすぎのシグナムに注意をしていた。

 

「まあまあフェイトさん。シグナム副隊長も反省しているんですし」

 

「けどティアナ!」

 

「しっかしバルダは本当に強くなりましたね~」

 

「ああ、あれならもう一人でも充分闘えるな。なのはやフェイトも一応天才って言われてたけど、バルダを見てっと普通に見えてくるな」

 

ヴィータが皮肉げに言うがまんざらでもなく、なのはも 

 

「うん、バルダの成長スピードはいささか凄すぎるね。あの飲み込みの良さにはかなり驚かされるよ」

 

と素直に認めていた。 

 

 

 

 

ところ変わって医務室… 

 

 

 

 

「しかしまあ、シグナムもいくら危なかったからってシュツルムファルケン使うなんてねぇ」

 

シャマルもフェイト同様、シグナムに大人気ないと感じていた。 

 

「でもシグナムが出さざるを得ないと言うのだったら、バルダ…あなたは本当に天才ね」 

 

シャマルはいまだに気絶して眠っているバルダにそう呟いた。 

その後、シグナムは謝りにいったが当のバルダは全く気にしておらず、本人曰く……

 

「あれがシグナムさんの切り札なら、それを出させたことは誇って良いんですよね?それなら俺は満足だ♪」 

 

むしろ嬉しそうだったという。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side???… 

 

 

 

 

ここはとある島にある城の一室…その部屋の奥には白い巨大な像が鎮座しており、その像の目の前には金髪で青いロングコートを羽織った少年が、主に忠誠を誓う騎士のように膝をついていた。

 

「いよいよだ…いよいよ人間界をこの手にする事が出来る。スパーダにダンテには散々邪魔されたが、もう奴らもいない…これより進軍の準備を始める!まずは人間界と魔界を繋げるため…ギルバー、前々から行っていた魔界門についてはお前に任す!直ちに人間界へ行き…魔界門【テメンニグル】を開け!!」

 

「御意…」

 

するとギルバーと呼ばれる少年の下から魔法陣が現れ、姿を消した……

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃バルダ達は…

 

 

 

 

「はい、午後の訓練はここまで…皆お疲れ様!!」

 

「「「ありがとうございました!!」」」

 

午後の訓練が終わり、バルダ達が隊舎に戻るとき、 

 

「(今日は雲行きが怪しい……何もなければいいんだが…)」

 

バルダは空を見上げ、嫌な予感がしていた。

 

「どうしたのバルダ?」 

 

そんなバルダの様子に心配したのか不安そうにバルダを見るスバル。

 

「いや、何でもありませんよ」

 

バルダは平気と主張した。それでスバルも安心したようで、

 

「そっか、なら早く行こっか。皆行っちゃったし…」 

 

と先に行ったティアナ達を指差しながらバルダを急かす。

 

「それもそうだね。行きましょうかスバルさん」 

 

「うん!」 

 

そうして、バルダはスバルとティアナ達のいる所まで走っていった。 

 

「(恐らく[奴ら]が動き出したのだろう…そろそろみんなに[奴ら]の事について教えとこうかな)」 

 

走りながらバルダがそう思案していると……

 

 

 

ーービー!ビー!ビー!ーー

 

 

 

 

どこからともなくアラートが鳴り響いた。

 

「「「!!」」」

 

急な展開で驚く一同。特にアラートが鳴った原因に驚きを隠せなかった。

 

[ミッドチルダ、クラナガンにてアンノウンが市民を無差別に襲撃しています。直ちに現場に急行してください。繰り返します――――――] 

 

モニターに写っていたのは人間ではない異形の姿をした怪物であった。だがそれは、バルダからしたら忘れたくても忘れられない者共だった。 

 

 

 

 

アラートの後、バルダ達は一度合流し、今は六課の中の大広間に集まっていた。

 

「みんな!久々の出動やけど準備はええか?」

 

「「「はい!!!」」」 

 

はやての言葉に威勢良く答えるなのは達。

 

「良し、ええ返事や。後バルダは初出動やけど大丈夫か?」

 

初出動のバルダに心配そうに言うはやて。

 

「無論、大丈夫ですよ」

 

それに対してバルダは自信満々に答えた。

 

「そうか。ほんなら機動六課、出動!!」

 

「「「了解!!」」」

 

そうしてバルダ達はすぐさま現場に赴くためヘリポートへ向かった。

 

「借りは必ず返してやるぞ…悪魔ども!!」

 


 
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