No.477950

とある烈火の龍使い 事件考察:タダイマカ​ンガエチュウ

もといた世界で城戸 真司はオーディンとの決着をつける前に死んだ。
だが、それは別の世界での物語の序章でしかなかった。
戦わなければ、生き残れない!
part8

2012-08-31 17:30:45 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1629   閲覧ユーザー数:1599

「「「『レベルアッパー』~?」」」

 

「はい、そうです!」

 

ちなみに、彼等は二つのグループだった。

 

一つは、御坂・白井グループ。

 

もう一つが、佐天・城戸グループだ。

 

御坂逹は、グラビトン事件について。

 

佐天逹は、主に雑談だ。

 

このグループが会ったのは、かき氷を食べる目的が偶然一緒だったわけだ。

 

そして、今の話題はレベルアッパー。

 

「能力を使うだけで格段に上げる?」

 

白井が佐天に確認する。

 

「いや、だから、噂ですよ!

 あたしが言ってる訳じゃないですよ!?

 それに、論文やらレシピやら論文やらで実体すら怪しいですから!」

 

白井は、ふーんといった感じだ。

 

「まぁ、普通は、学校なんかで何年もかけるもんだしねぇ。」

 

「それだと、今頃、沢山の人がレベル5になってるよなぁ。」

 

御坂が「でも、」と続ける。

 

「タイミングが良すぎじゃない?」

 

「実は、犯人の登録された能力のレベルと被害状況に食い違うケースは、今回が初めではありませんの。

 数件ですが、全て立て続けに起こっていますの。

 データミスか何かだと確認中ですが…。」

 

「「?」」

 

城戸と佐天は頭がパンクしてしまったようだ。

 

御坂が、思い付いたように言う。

 

「佐天さん!」

 

「はっ、はい!?」

 

「他に何か知っている事ってある?」

 

御坂が、問い詰める。

 

「たしか…、自称なんですけど、レベルアッパーを使った人逹が書き込みしてるんですが、ただ、怪しい連中っていうか、不良っぽいのばっかでどこまで教えてもらえるか…。」

 

「どう?」

 

御坂が白井に尋ねる。

 

「信じられませんが、実在するなら説明がつきます。

 十分に調べる価値がありますの。」

 

「ありがとう、佐天さん!」

 

そう言って、黒子と御坂はその場を去る。

 

「行っちゃった。」

 

「真司さんは行かないんですか?」

 

「なんで?」

 

「だって、行きたいって、顔に書いてありますよ。」

 

「そんなにわかりやすいかな…、俺。

 でも、初春ちゃんのお見舞いが…。」

 

「初春には、ちゃんと言っときますよ♪

 だから、早く追いかけましょう!」

 

「わかった!

 初春ちゃんによろしく伝えといてね!」

 

そう言い、城戸もその場を去る。

 

「あれっ?

 そう言えば、レベルアッパーって、マジモンなの?」


 
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