No.477010 IS.B 馬神 弾という名の操縦者 2nd break 第一章 黒煌編 〜ep.4 揺れる心と決意に…~霊狭山さん 2012-08-29 12:49:24 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:963 閲覧ユーザー数:948 |
勝斗side
旅館 大広間
「作戦は失敗か…」
織斑教授は悔しそうな表情をする。
「二人の治療は医療部隊が診ているので、次の作戦が来るまで待機する事にしましょう」
「そうだな」
俺が次の計画について話した後、外の様子を見る為、大広間から出た。
旅館の門
「む、姉者」
「勝斗、アナタに良い事教えてあげる」
「?」
何だ? 良い事って…
「何で、ジンオウガは喋らないのか」
「知っているのか⁉」
「当然よ、何せ、モンスターやスピリットの適合属性によって、融合するしないが決まるの」
それとこれ関係あるのか?
「それは、モンスターやスピリットの好き嫌いが大きく関わるのよ」
「え…まさか…」
「その、まさかよ」
…そういう事か。
「だから、アナタにこのカードをあげる」
差し出されたのは、紫のカード二枚と白いカード一枚。
「これを使って」
「………」
俺は無言で三枚のカードを取る。
「助言感謝する」
俺は即座に海岸に向かう。
ん、あいつらは?
side out
同刻 旅館の庭
「勝斗…どうしちゃったの?」
「凄く張り詰めていましたわ…」
弾を想う女子五人は、暗い表情を浮かんでいた。
「うぅ…」
「泣かないで、まゐ」
泣いているまゐを鈴が気使う。
どうにも、勝斗の言動が気に入らなかった。
仲間の事を考えず、主に作戦の事を考えていた、勝斗の言動が…
《作戦は作戦…、これ以上は言うな》
みんなの頭の中で勝斗のあの一言が浮かんだ。
「だったら、あのアルバトリオンを倒して、勝斗に証明してやろう仲間の大切さを…!!」
暗い空気の中でラウラが決意をした。
四人は、はっと顔をあげた。
「それが良い!!」
「異論はありませんわ!!」
「弾を箒の仇を撃って…!!」
「勝斗に証明をする!!」
鈴、セシリア、まゐ、シャルロットは決意を固める。
「決まりだな…ISを展開して、行くぞ!!」
「「「「おーーーっ!!!!」」」」
みんなは海岸に向かい、ISを展開し様とした…
「よし、行くぞ!!」
その時、
「何をしている…」
「「「「「!!!!!」」」」」
崖の上から怒りの声が聞こえた。
その声の主は…
「ま…勝斗!!!」
突然の事に皆は戦慄した。
勝斗は地味な形態で女子五人を睨む。
だが、五人は地味な形態をみただけで警戒していた。
「此処は私とシャルロットが足を止める!! 鈴達は早く!!!」
「僕たちは大丈夫だよ!!」
三人は戸惑ったが、すぐ理解しアルバトリオンの島に向かう。
「無断で討伐しようとは、虫唾が走る」
「それはこっちの台詞だ!!」
「仲間を大切にしなよ!!!」
「ふん、形態変換!!!」
勝斗は聞く耳を持たず、戦闘準備を整える。
形態はジンオウガだ。
「説得する気は無いみたいだな…なら…!!」
「戦いで証明をする!! 形態変換!!!」
シャルロットは形態変換をすませ、ラウラとシャルロットの二人がかりで勝斗に仕掛ける。
「まだ物足りない…形態変換!!!」
「なっ!?」
「えっ!?」
勝斗が再び形態変換をしたその姿は…
「この形態で行くぞ!!! 俺の新しいパートナーである〔騎士の覇王 ソーディアス・アーサー〕と〔ジンオウガ〕の融合だ!!!」
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ついに物語が…