No.476145

真・恋姫†妄想 もしもあの三人が義姉妹だったら? パターンその弐 #5 

狭乃 狼さん

カオスなもしも姉妹ss、続編デスヨ~w

やっぱりメインの筈の三人の影が薄いけど、あんまり気にしないで下さいね?w

それでは。

2012-08-27 13:59:26 投稿 / 全10ページ    総閲覧数:5945   閲覧ユーザー数:4626

 もしもの三姉妹・パターンの弐 #5

 

 

 「……まさか、ね。向こうがこんな風に出るとは思いもしなかったわ」

 「参ったわね~。戦の開始早々、“総大将”が“直接”敵陣に、しかも“武将だけ”を連れて斬り込んで来るなんて、普通なら絶対にしないわよ」

 「……雪蓮おねえさまなら普通にしそうな気が」

 「ま、まあ、それはともかく。どうするのよ、華琳?……私も前に出て、あの娘たちを抑える?」

 「そうね……他の諸侯が“使えなくなった”以上、それも已む無し、かもね」 

  

 華琳はそうつぶやくと、忌々しげに自分たちのはるか後方を見やる。そこには、先ほどまで自分たちの背後を守っていたはずの他の諸侯(モブキャラ軍団)の姿は全く見えず、広い荒野が地平線の彼方まで見て取れているだけだった。

 

 「ほんと、桃香ってば顔に似合わず豪胆、よね。わざわざ相国ともあろう人が前線に出てきて、こっちと堂々と舌戦なんかしたかと思ったら、あれが全部、私たちの気を引くためのお芝居だったなんて、ね(グウ~)」

 「……桃香自身の策……にしては、彼女らしくはないわね(グウ~)」

 「……誰かの入れ知恵、かの?(ググウ~)」

 「あら。袁術って結構頭が回るのね。……実の姉の誰かさんとは違って(グウ~)」

 「まあねえ~?何しろ、親が死んで路頭に迷っていたこの子を、側近の七乃ともどもうちの母様が面白半分で引き取って以来、私や冥琳たちで散々“教育”したんだもの♪今じゃあ立派な、孫家の小虎になったわ。ね?美羽?(ググ~)」

 「ぴっ!?……あ、あの“教育”は、今思い出しても体が震えるのじゃ……ガタガタブルブルガタガタブルブル」

 「……どんな教育をしたのよ、孫家一同(あなたたち)……にしても……(ググ~)」

 

 雪蓮の背中にしがみついたまま震える美羽を見て、過去、彼女がどれほど怖い目にあったのかが容易に想像でき、呆れを多分に含んだため息を吐く華琳のことはともかく。

 先ほど、この戦の戦端が開かれるその前に行われた、反劉備連合諸将と劉備相国軍の間の舌戦。その(主に連合側の)少々次元の低い内容はともかくとして、それが行われているまさにその最中、麗羽をはじめ、華琳や雪蓮ら連合側の主力組が、誰一人として気づくことのできなかった変化が、その後方にて起きていた。

 

 他の諸侯(モブキャラ軍団)の全面逃走、そして、彼女らの今の一番の苦痛の原因。

 

 『……お腹……空いた……』

 

 

 

 ………………………………………

 

 

 

 「まあなんていうか、こうもあっさりと、こっちの思惑通りにいくとはねえ」

 「へう。ご主人様の考えた策が的を射ていた、それだけですよ。あ、後は他の諸侯さんたちが情けなさ過ぎただけってのもありますね」

 「そういうことだ。さすが私の夫になる男は違うな、うんうん」

 「腐れ変態の兄様でも役に立つことがあるんですね。ちょっとだけ見直してあげますね」

 

 ……いや、もう、今回のキャラ改変については何もいうまい。

 

 「でも発想は面白かったわ。正面のくるくるデカパーマとかチビ絶壁カールとかの気を桃香様に引かせている間に、美衣とお付の南蛮兵たちをこっそり連中の背後にまわして、向こうの食料を全部食い散らかさせるなんてね。いつもながら狡い手を考えるわね、アンタってば」

 「荀彧さん?いつの間にこっちに……って、いつもながらって、これが(この外史では)初対面でしょ?」

 

 あれ?でも待てよ?なんで桂花が、パーマとかカールとか、思いっきり横文字使ってるんだ?……まさか。

 

 「……(小声で)月とか思春が傍にいる以上、ややこしいことになりかねないから一つだけね。……また、会えたわね、“一刀”」

 「っ!?」

 

 ……君もか?君もなのか?前からの記憶持ち、桃香だけじゃなかったのか?!

 

 「流琉が私ポジになってのるが妙な感覚はしてるけどね。じゃ、私は指揮があるから、また“後で”ね?」

 「あ、ああ」

 

 ウィンク、なんてものを俺に軽くし、そしてさらには振り向きざまに、俺に向かって“投げキッス!”をして、たたた、と、現時点で絶賛敵陣に斬りこんでいる最中の桃香に代わって部隊指揮をしている、蓮華のところに戻っていく猫耳さん。

 ……なんなんだ、この状況。

 桂花も桃香同様記憶持ちで?しかもあの態度、鬼ツンじゃない……だと?いや、それどころかツンが無い……?!あれ、ほんとに、ほんまものの桂花さんですか?!

 

 「ご主人様……荀彧さんとも、ずいぶん仲がよろしいようですね……へうっへうっへうっ」

 「いや!そんなことは別に……っ!って、変な笑い方しながら剣を持って迫ってこないで!」

 「北郷貴様……相国の次は軍師殿か!オノレこの節操なしの浮気もの!貴様を殺して私も死んでやる!」

 「ちょ!思春さん、ツンデレとかクーデレならまだしも、ヤンデレはやめて!」

 「兄様ってば、ほんとに救いようの無い種馬ですね。あれですか?死にますか?むしろ死んでください。それがいやなら去勢しますか?モギマスカ?」

 「死刑も宦官も嫌ですー!」

 

 このメイン三人、もう嫌だー!こんな外史、やり直しを要求するーっ!

 

 天の声『だが断る♪』

 

 

 

 ………………………………………

 

 

 

 「うりゃうりゃうりゃーっ!」

 「甘い甘い」

 「はあああああああーっ!」

 「なんのなんの」

 「おのれえっ!これならっ!」

 「はい、残念~」

 「……こっち!」

 「おっと!惜しかった」

 

 以上、どういう状況かと言いますと。

 南蛮’sに食料のほとんどを食い散らかされ、モブキャラ軍団が慌てて撤退し、大混乱になった連合軍の先鋒へと、皇軍五万が一気に突撃を敢行、それぞれに連合軍を分断しているその間に、桃香達武将組が、連合側の武将組を相手取っての一騎打ちを仕掛けたのである。

 で。総大将である桃香が、連合の中ではほぼトップクラスに近いであろう四人、関羽、張飛、夏候惇、そして呂布の四人を相手に戦い始めた。その結果、この外史では圧倒的な強さを身に着けた魔改造桃香は、先の四人を相手に健闘どころか、簡単にとしか言いようの無いほどかるーく、あしらって見せていたのだった。

 

 「……な、なんなんだ、この強さは……」

 「り、鈴々たちが四人がかりなのに……」

 「くそっ!この夏候元譲ともあろうものが、全く歯が立たないなど……っ!」

 「恋……もう、疲れた……」

 「……だらしないねえー、四人とも。まだたった“十合”しか、打ち合ってないんだよ?関羽ちゃんに張飛ちゃんはまあ、私と戦うのは初めてだから仕方ないにしても、春蘭さんと恋ちゃんは腕、前より鈍ったんじゃない?」

 『くっ……!』

 

 地面に膝をついて肩で息をしている四人に対し、まだまだ余裕綽々と言った感じの声を、靖王伝家を肩に担ぎ、笑顔でかける桃香。

 

 「で?どうするの?もうそろそろ降参する?……いい加減、お腹も空いたでしょ?降参して大人しく着いてくるなら、ご飯、たくさん食べさせてあげるよ?」

 「愛紗~。鈴々、もう、お腹が限界なのだ~……」

 「恋も……お腹……空いた……」

 「我慢しろ、二人とも!空腹を理由に降るなど、武人としての誇りが許さん!」

 「桃香さま、いや、劉玄徳!貴方は恥というものを知らないのか!?飢えて力の出ない者を相手に、その鬼神の如き武を振るうなど、武人として恥ずべきことではないのか!」

 「……春蘭さんの言うこともわかるけど、今はその理屈は関係ないかな?だってそうでしょう?私と貴方たちは今、敵同士、なんだよ?敵に弱みを作り、そこにつけこむ。それは当然のことでしょ?」

 「ぐっ……しかしっ!」

 「あまったれないっ!戦とは、時も場所も状況も、何もかも自分の思うとおり、都合のいいようにばかり起きない、動かないもの。そして窮地に陥ったならば、それを乗り越え、逆境を跳ね返す、跳ね返して見せるくらいの気概を見せてみなさい!貴女達が、自分のことを武人と名乗るならば!」

 『ううっ!』

 

 グウの根も出なくなる、とはこのことか。桃香の説教に何も言い返せなくなる、愛紗と春蘭の二人。ちなみに、鈴々と恋はすでに空腹によって戦意をほとんど喪失中。腹の音だけしか、彼女達から聞こえてこなくなっていたのだった。

 

 「で?どうするの?降参する?それとも、逃げる?」

 「……逃がして、貰えるの……か?」

 「逃げるのは別にかまわないよ?関羽さんは白蓮ちゃんの所の将だったよね?もし逃げるのなら、彼女に伝えてくれないかな?……“昔は楽しかったよねえ”、って。くすす」

 「……分かりました。鈴々、ここは一旦退くぞ!「断るのだ」……って、は?」 

 「劉備お姉ちゃん!鈴々はそっちに行くのだ!」

 「恋も……そっちに行ってもいい?」

 「鈴々!おまえ、義姉の私を裏切るのか!?」

 「だって鈴々はお腹が空いたのだ!白蓮の所に愛紗と一緒に戻っても、ご飯食べられないのなら嫌なのだ!」

 「恋も……」

 

 がっちりと。いつの間にやら桃香の両腕にそれぞれしがみつき、義姉に向かってそうはっきりのたまった鈴々と、表情は変わらず無表情なれど、明らかに生気の無い顔色となっている恋、のふたりであった。

 

 「関羽、ここはもう、私達だけで一旦後退するしかない……悔しいがな」

 「くっ……!」

 

 そうして、愛紗は春蘭とだけその場から撤退、それぞれの主の下へと後退していった。去り際、どちらに対してのものかは分からないが、それはそれはすさまじい形相で、桃香たちの方を睨み付けてから。

 

 「さて、と。それじゃあ張飛ちゃんに恋ちゃん。ご飯食べに、一旦後ろに下がろっか」

 「了解なのだ!それと、鈴々の事は鈴々でいいのだ!」

 「分かったよ、鈴々ちゃん。なら、私のことも桃香って呼んでくれていいよ」

 「……桃香……ご飯……」

 「はいはい。ふふ、恋ちゃんも、いっぱい食べていいからね?」

 「っ!……ん!!」

 

 かくして、色々と混沌とした状況下における、汜水関前面での戦いは、まずは皇軍側が圧倒的に有利な状況で、一日目の終わりの時を告げた。

 

 そして、その日の夜。各自がそれぞれに、一日の疲れを癒していた時、関内部のとある一室では。

 

 

 

 …………………………………………

 

 

 

 「一刀……」

 「桂花……」

 

 何この状況。

 なぜ?どして?何がどうなって俺、桂花に迫られているんでしょうか?

 

 「一刀……私のこと、嫌い……?」

 「いや、そういうことはけして……っ!」

 

 しどろもどろ。頭大混乱。こんがらがりのぐっちゃぐちゃ。これは夢か?それとも質の悪い悪戯か何かか?

 だってそうでしょう?

 あの、桂花が、ですよ?

 ツンデレ比率10:0な、俺に対しては鬼ツンまっしぐらなはずの、あの桂花が、ですよ?ベッドの上で俺を押し倒して、顔を真っ赤にしながら、ウルウルとした瞳で、俺の事を至近距離から見つめてるんですよ?

 正直言うと、確かにそういう桂花だった外史も、あるにはありましたよ?これまでの幾万を越す外史にはさ。けど、それでも、九分九厘は、鬼ツンが基本の桂花。

 だから、たま~に、こういう桂花に出くわすと、その、凄く困惑するんですよ。

 

 しかも、だ。

 

 「じゃあ、どうして、私から逃げるの?……こんなに貴方の事、想っているのに」

 「ああ、いや、うん。それは、朴念仁な俺でも、この状況ならさすがに分かるよ。それはとっても嬉しい事さ。……でもさ、桂花?」

 「?」

 「……せめて、さ。あー。……桃香さんの視線というか、第三者の居ない状況の方が気が楽かなあ、と」

 

 まあ要するに。この部屋は桃香の部屋で、俺と桂花はそこに呼ばれた客で。だから、部屋の主を差し置いてイチャコラするのはどうかなあ、と。そう例え、たとえ、その主が納得済みと言うか、その提案でこうなったと言っても、出来ればこう言う睦ごとって言うのは、二人っきりでと思うわけですよ、うん。

 

 「えー、そうかなあ?だってご主人様、前の時は私と愛紗ちゃんとか、月ちゃんと詠ちゃんとか、3pとか4pとか余裕だったじゃ無い」

 「人の思考を読むの止めて下さい……じゃなくて!今日は別に、こういうことする為に来てもらったわけじゃあないだろ?!」

 「あはは。まあそうだね。桂花ちゃん、そろそろ、ご主人様をからかうのは止めておこっか」

 「はい、桃香さま」

 

 いともあっさり。

 桃香の一言で俺の上から降り、衣服を正してきりっとした表情に戻る桂花さん。……なんだ、やっぱりからかわれていただけか……。

 

 「あ、そうそう、一刀」

 「んえ?」

 「……別にさっきまでのこと、全部が全部冗談じゃあないわよ?アンタを愛してるのも本当だし、今すぐにでも抱いてもらいたいと思ってるのも、ね♪」

 「……///////」

 

 ふいうちは止めて下さい。顔が熱くなりますから。

 

 「で、だ。本題に入らせてもらうけど、桂花?」

 「なに?」

 「お前、いや、お前も、桃香と一緒、なのか?」

 「そうよ。さすがに、私は桃香様とは違って、赤ちゃんの時の羞恥プレイは無かったけど♪」

 「け、桂花ちゃ~ん」

 「まあ冗談はともかく、前の記憶と言うか、諸々を思い出したのは五歳ぐらいになった時でね。最初はホントに混乱したけど、まあ存外慣れるものよ」

 「……華琳とは本気で仲悪いの?」

 「そうね。何でだかは知らないけど、この外史であの女に出会ったのは記憶を取り戻す前、だったんだけど。尊敬も崇拝もする前にレズっ気全開な娘にあれやこれやされて見なさいよ。……嫌いになるに決まってるでしょう、普通の神経してれば」

 

 なるほど。つまり、他のほとんどの外史では普通じゃ無かったって、自覚はあるんですね。

 

 「そして、あの女に言い様にもてあそばれて泣いてる私が出会ったのが、他ならぬ桃香さまだったのよ。泣きじゃくる私をその豊かで温かな胸で包んで慰めてくれてね。……結局、私って惚れっぽいだけなのかもね。すぐ、墜ちちゃったわ」

 「ははは……」

 

 レズッ気は天然気質だったわけだ。

 

 「記憶が戻ってからも一緒。桃香さまにも前の記憶があると分かっても、それでも、想いは変わらなかったわ。なにしろ」

 「この外史の桃香は、他の大多数の外史の桃香とは、全くもって別人だものな」

 「甘さなんか何処にも無く、武に優れ、知に溢れ、慈愛に満ちたお方。そんな人に惹かれない人なんて、男女別にしても居ないわけないでしょ?」

 「……な、なんかすっごい恥ずかしいなあ」

 「結局、何がどうして、前の記憶を持ったまま、この外史に新しく生まれたのかは分からないけど、アイツ曰く、ココにも一刀が来るのは間違いないって言われてね。だから、桃香様と一緒に、アンタを待っていたのよ」

 「……そっか。うん、俺も、また、二人と会えて、すごく嬉しい。他のみんなが記憶をもって居ない分、一層、ね」

 

 桂花の言ったアイツってのは、多分、アイツなんだろうけど、それはまあとりあえずおいといて。

 

 「……じゃああらためて、だけど。この外史、二人も多分思っているとは思うけど、これまでに比べるとその異常さが色々な意味で酷いよな」

 「そうだねえ。黄巾の乱も起きてないし、みんなの性格も違いすぎるし、各陣営もばらばらだし」

 「それについて、なんだけど。どうやらアイツ曰く、この外史の状況をここまで混沌にしたのは、アイツと同じ管理者の一人、だそうよ。そして」

 『そお~して~、その子をどうにかしない限り~、この状況はおうわらせられないわよおおおおおんんっ!』

 『……』

 

 湧いて出るのは漢女の性分というかデフォ?あー、出来れば、このまま出ずにいて欲しくはあったなあ……。

 

 「あ、あら?なんか、三人とも反応……薄くなあ~い?」

 「いや、だって、なあ」

 「……いい加減、なれちゃったもん……ねえ?」

 「一体何回目だと思ってんのよ、アンタに会うのは。久しぶりじゃないの……貂蝉」

 

 ヒモパン一丁の筋肉ダルマ。自称都一の踊り子。外史の管理者の一席、貂蝉が、相も変わらぬわか○と声で、何時の間にやらそこに降臨されておりました。

 

 

 つづく

 

 

 漢女出動。

 

 そしてコイツが出ると言うことは、終わりの近づいたフラグですw

 

 ということで、もしもの三姉妹、パターンの弐の続編でした。

 

 桃香に続き、実は桂花も記憶持ちだったと言う、今回のお話。

 

 そして、桃香無双な回でもあり、何故か恋より強くなってしもうたというw

 

 まあ、みんな一刀の策のせいで、お腹空かせていたので、本来の力が出ていなかった、と。そういう解釈でいてくださいwww

 

 皇軍対連合軍、その初戦は皇軍の圧倒的有利に進み、先ずは一日目が終わりました。

 

 そして、次回は連合戦を終らせる、そのための役者さんにご登場いただきます。

 

 まあ、誰かは言わなくても、大体わかりますよねーw

 

 そして、連合戦が終った後、今回のお話の真相が明らかになる・・・・・・・かも?w

 

 裏でこの混沌を画策した管理者とは一体誰か!?(白々しい)

 

 ではまた次回!

 

 あでぃお~す♪

 


 
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