昨日の事件が話題となった教室。一夏入っていった。
「おはよ~。」
「あ、織斑君。おはよう。」「ねえ聞いた。今日の一時間目自習だって。」「何でも職員会議らしいよ。」
そこへ箒とセシリアが一夏に駆け寄ってくる。
「一夏!」
「一夏さん!」
「うお、どうしたお前ら。」
「昨日一体どこに居たんだ。」
「そうですわ。」
「ああ、悪い。実は他に逃げ遅れたやついないか探ししてたんだ。」
「で、どうだったのだ。」
「いなかった。で、ついでにあの巨人と怪物の戦闘を撮影してたんだ。」
「お前というやつは・・」
「まったく・・・・」
「す、すまん。」
「ねえねえ、織斑君。あの巨人の写真ある?」
「ああ、あるぞ。」
「見せて見せて。」
クラスの女子達はネクサスの写真に寄ってくる。
「やっぱかっこいいね。」「ねえ、この巨人に名前付けない。」「何がいいかな?」「スーパーマンより大きいし・・」
「まるで超人みたいだしな・・・」
「「「「それだ!!」」」」
「へ?」
「超人・・・ウルトラマンてどう?」「いい、それいいよ。」「親しみやすいし。」「わかりやすいし。」
「じゃあ、あの怪物は・・」
「化け物だから・・・・ビースト。」「うん、そうしよう。」
俺の思った通りになったみたいだけど・・・いいのか・・・こんなに上手くいって
いいんです。これだと後々面倒がはかどるからいいんです。ちなみに、写真は自動撮影を使用しました。
職員室、教員達は昨日の事件の話題で会議をしていた。千冬が話を進めていた。
「昨日の怪物ですが、通常兵器での効果が全くありませんでした。」
「あのような怪物が・・・・」「ISを使っても勝てないなんて・・」
「次にこの巨人なのですが・・・」
画面にはネクサスの写真が映し出されていた。
「この巨人はあの怪物に対抗し、そして倒しました。」
「あの巨人はISを超えるとでもいうのか。」「そんな馬鹿な。」
キーンコーンカーンコーン
一時間目の終了を告げるチャイムが鳴る。
「今日の会議はこれまでにしましょう。皆さん、通常業務に戻ってください。」
「「「「「はい。」」」」」
「織斑先生、私達も。」
「うむ、そうだな。」
「これよりISの基本的な飛行操縦を実践してもらう。織斑、オルコット。試しに飛んでみろ。」
一夏は白式を展開する。
「0. 2秒、早いな。」
「どうも。」
「よし、それでは飛んでみろ。」
「「はい。」」
一夏とセシリアは指示通りに上昇するが、一夏の場合瞬間移動といってもいいほどの速さで上昇した。
「一夏さん、速いですわ。」
「俺は普通に飛んでるんだが・・・・」
「それでもですわ。」
「ちょっとな。」
「織斑、オルコット。急降下と完全停止をやってみろ。目標は地表から10センチだ。
「了解です。では一夏さん、お先に。」
いってすぐさまセシリアは地表に向かい、ブースとを巧みに使い完全停止をした。
「うまいな。俺も。」
そう言って一夏は急降下するが・・・
「あいつ、地面にぶつかる気か!」
一夏は速度を落とす気配がない。が、急遽体制を変えてソフトタッチに着地する。
「バカモノ、誰が地上に着地しろと言った。」
「すいません。」
「はあ、まあいい。」
「(ここまでの技術・・・一体どこで)」
「織斑、武装を展開しろ。」
「はい。」
一夏は武装を展開する。
「0・2秒・・・速いな。」
「オルコット、武装を展開してみろ。」
「はい。」
セシリアは武装を展開する。
「さすがだな、代表候補生。-ただしそのポーズはやめろ。」
「で、ですがこれは私のイメージにまとめるために必要な・・・・」
「直せ。いいな。」
「・・・・・・はい。」
「オルコット、近接用の武装を展開しろ。」
「えっ。あっ、はっ、はい。」
セシリアは近接用戦闘用の武装を展開するのだが・・・・
「くっ。」
「まだか?」
「す、すぐに・・・ああ、もうっ!インターセプター!」
セシリアはやけくそで武装を展開する。
「何秒かかっている。お前は実戦でも相手に待ってもらうのか?」
「じ、実戦では近接の間合いに入らせません!」
「ほう。織斑との戦闘では簡単に懐に入られたのにか?」
「そ、それは・・・」
セシリアはプライベート・チャネルで話しかけてくる。
『あなたのせいですわよ!』
『なんでだよ。』
『せ、責任を取っていただきますわ。』
『何の責任だよ。』
「時間だな。今日はここまでだ。」
「ふうん、ここがそうなんだ。」
IS学園の正面ゲートに、小柄な少女が不釣合いなボストンバッグを持って立っていた。
「えーと、受付ってどこにあるんだっけ?」
少女は上着のポケットから地図を取り出す。
「本校舎一回総合事務受付って・・・・・どこにあるのよ。」
このままISで探すもいいけど流石に担当に起こられるから・・・
「しょうがない、自分で探すか。」
元気かな・・・あいつ
そう考えていると声が聞こえた。
「でだな・・・・」
ちょうどいいや、あの子に聞いてみよう
「俺は普通にイメージしてるんだって。」
「だが・・・体ごとのイメージは流石に・・」
「わかりませんわ。」
「もう自分で考えてくれ。」
!一夏
それからすぐに総合事務受付は見つかった。
「これで手続きは終わりです。IS学園へようこそ凰鈴音さん。」
「はい。あの・・聞いていいですか。」
「なんでしょう?」
「織斑一夏って何組ですか?」
「ああ、織斑君は一組ですよ。」
「それと二組のクラス代表って決まってますか?」
「ええ。でも聞いてどうするの?」
「譲ってもらおうとおもって、クラス代表を。」
Tweet |
|
|
4
|
1
|
追加するフォルダを選択
クラスは昨日の話題で盛り上がっていた。一夏が何処にいたか聞き出す箒とセシリアだが・・・・