「なあ、昨日懐かしいゲーム見つけたんだよ。」
「懐かしいゲーム?」
「小学校の頃にあったゼーガペインだよ。」
「ゼーガペインかぁ。懐かしいね。」
俺たちはいつも一緒だ。幼稚園から中学三年の卒業までなにをするにも一緒だった。家も両隣でいつでも会える。そんな俺の日常の一つだ。
「ほんとだよな。俺が一番好きだったゼーガのアルティール。この間超合金があったから買っちまったよ。」
「え!?あれ超合金あったの!?いいなぁ。僕はガルダがあるなら買おうかな。」
「おいおい、なら俺はフレスベルグだな。あの重装甲がたまらないな。」
そんなくだらないいつもの風景。これからも続くと思っていた。けど、そうはならなかった。
「で。いきなりだけど俺たちは世界から存在を消されたと。」
目の前にいる堂々と椅子に座ったトーガを着たイケメンにそう質問した。
「うん。まいっちゃうよね、たまたま僕が投げた消滅ボールが三人に当たっちゃうなんてびっくりだよ」
そんなこと言ってるイケメン。
「で。これから僕たちはどうなるんですか?」
「これからかい?君たちにはISっていう世界に飛んでもらうよ」
「は?なんでさ」
「だって面白そうだし。何より君たちが気に入っていてね。」
「それが理由かい。で、ISって確かハーレムモノだったろ?あの世界なら専用機がないと何もできないぞ?」
「それについては問題ないよ。そこにあるの使ってくれたらいいから」
そういって指を刺した先には、俺たちが好きなゼーガペインがあった
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幼馴染の三人が平行世界の管理人に頼まれゼーガペインをそれぞれ与えられISの世界に降り立つ。そして彼らはISの世界で何を見て、何を思うのか。