No.471904

番外編 おばはんタイム

霧宮 海さん

にじファンからの転載です。
どもども霧宮です。とてもKYなタイミングで番外編をいれました。
これはアニメの方のオマケアニメですね。霧宮のお気に入りです。
見た方は『ああ、あれね』という方もいるのではないでしょーか。

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2012-08-18 13:46:28 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:6934   閲覧ユーザー数:6792

 

もしも。

 

 

ルフィ達が

 

 

 

おばはんだったら!!

 

 

 

 

最強のおばはんは誰なのか!!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

——ルフィ崎宅―—

 

「あらやだァ、お醤油きれちゃったわぁ。今日の献立はお肉のお醤油ステーキにお肉のサラダ、お肉のみそ汁なのにぃぃ!」

調理中にお醤油がない事に気がついたルフィ崎さん。醤油がなくては今日の献立がなしになってしまいます。それだけはいけません!

「そうだわ、ヤマ村さんの所に行ってもらってきましょう!」

 

そうしてルフィ崎さんはヤマ村さんの所に行く事にしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

——ヤマ村宅―—

 

「んん?どーしましょ。おしょーゆがないわ。これじゃみたらし作れないじゃないの。困ったわ。スーパーじゃ高くて買う気が起きないし…」

 

ドドドドドドドド

 

 

バンッ

 

「ヤマ村さんいるぅ!?あのぉ、お醤油分けてくれないかしらぁ」

「あらまあルフィ崎さん。あたしんとこもちょうどきれてたのよ。ゾロ山さん家からパクってきましょうよ」

「あらそれ名案!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドドドドドドドド

 

 

バンッ

 

「ゾロ山さんいるぅー!?お醤油パクらしてぇー!」

「ちょっとルフィ崎さん!パクるんだからコソコソやんないと!!」

「そうだったわ!」

 

そう言いヤマ村さんが渦巻きが沢山描いてある三角巾を取り出して渡す。

「これをこういう風に巻くのよ!あたしの故郷の泥棒がこんな格好してた!」

「こうかしら!?」

「そーそー!ルフィ崎さんお上手ぅ!それじゃあお醤油パクりましょ」

 

腰を低くして台所に向かう二人。

 

「ねえねえルフィ崎さん。あたしここに引っ越してきたばっかだからゾロ山さん家来んの初めてなのよね。お醤油ってどこにあるの?」

「あらヤマ村さん!誰の家でもどの食べ物が何処にあるかは把握してないとだめよ!ちなみにゾロ山さんの家ではお肉は冷蔵庫の上から2番目の棚にあるわ」

「さすがルフィ崎さん!でお醤油はどこにあるのかしら?」

「調味料に興味はないわ。食べれないじゃないの!」

二人でガスコンロの下の引き出しの中をあさって探す。

 

 

「あんらぁぁ?なぁにやってやがんのかしらぁ?ルフィ崎さんにヤマ村さん?」

いきなり背後から声がして跳ね上がる二人。

 

「あらゾロ山さん」

「こっわぁ!なにゾロ山さん修行中!?」

そこには剣を構えているゾロ山さんが立っていた。

 

「お醤油をパクリにきたのよ。あたし達二人ともお醤油きれちゃってー」

何でもないように説明するヤマ村さん。

 

「あら。うちのもきれてんのよ」

居間のドアを開けてみせる。そこには縦に斬られたお醤油の瓶があった。

 

 

 

「いや瓶がね」

ルフィ崎さんがヤマ村さんの後ろから顔だけのぞかせて居間をのぞく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゾロ山さん家もだめだったわねぇ。どうしましょ。こうなりゃ味噌で作ってやろうかしらぁ」

「それもいいんじゃない?あー。これから暇だわー。ルフィ崎さん家いっちゃだめかしら?」

「いいわよ」

突如ルフィ崎さん家で雑談するする事になったヤマ村さん。そして家にお邪魔してしばらく話していると…

 

 

「っとちょっとちょっとちょっとちょっとーーーーー!!!」

 

キキキキキィィーーーーッ

 

バン

 

「ちょっとちょっとちょっと!ルフィ崎さん!あらヤマ村さんもいたのね、あなたもお得よ、あのねスーパーのお肉が半額らしいのよ!」

「あらちょっとウソ川さんそれホントぉ〜!?」

「うそよ!回覧板よ!」

「あらやだ!」

「残念だわ」

居間にあがってせんべいを食べるウソ川さん。

 

 

「それより大変よ!スーパーでチョッパー森さんとサンジ田さんが狩られてたらしいわ!あーん、お茶」

「それホントぉ!?もしかしてナミ島さんが動き出したのぉ!?」

「恐らくそうよ!こうしてらんないわ、ヤマ村さんも逃げましょう!」

「ナミ島さんてそんなに怖いの?」

「怖いなんてもんじゃないわ!怪物の如しよ!」

「あらやだ!」

三人は急いで家を飛び出し、自転車にまたがる。

 

「は、は、誰の家に逃げるの!?」

「ビビ野さん家よ!」

「ちょっとルフィ崎さん!よそ見してると木にぶつかるわよ!あ、ビビ野さん家が見えてきたわ!」

「「「ビビ野さん、かくまって〜!ナミ島さんに消されるわぁ!!」」」

 

 

「あらいらっしゃい。いまちょうどナミ島さんが遊びにきてくれてたのよ!あなたたちがここに来たんじゃないかって言ってね」

「ビビ野さん!それ遊びじゃないわよ!」

「そうよそうよ!騙されちゃだめ!!」

「あら…?そういえばナミ島さんの姿が見えないわね…」

ヤマ村さんが周りを見渡してつぶやく。

 

 

 

 

「あんたたち…本人目の前にしてよく言えるわね…表に出なさい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒュッ、コーンコーンコーンコーンコーンコーン!

 

 

「んで!?今月の家賃どうなってんの!?」

ナミ島さんが腕を組んでいてその横には苦笑いのビビ野さん。そして二人の前にはタンコブができてる正座した六人。

「もう少し!もう少しだけ待っててよぉ〜!パートの収入入るからぁ!」

「だっめ!」

「ビビ野さん家に隠れてるなんてずるいわぁ!新手の詐欺よ!」

「そういやあたしなんで叩かれたの?」

ヤマ村さんがつぶやく。

 

 

「あんたは家賃の代わりに絵を持ってくるからよ!」

「えぇ!?あの絵は質屋に出したら売れるわよ!?今度試しに出してみなさいよ!あたしが描いた絵なんだから売れるわよ!」

「んな事しらないわよ!あたしは現金を信じてるのよ!次に宝石!これこそ新手の詐欺よ!」

「自分の絵を質屋に出せってどんな要求よ…」

ウソ川さんが呆れ気味につぶやく。

 

 

 

「あたしはなんでかしら?」

ゾロ山さんだ。

「あんたは家壊しすぎ!!」

「修復代はあたしが払ってんのよ、別にいいじゃない!」

「会社の手配がめんどくさいのよ!とにかく!あしたあんた達のパート先に行って直接集金してくるから!」

「「「「えぇーーーーーー!!?」」」」

「そんな…」

「強引なナミ島さんも何か素敵だわーー」

サンジ田さん大丈夫か。

 

 

 

 

次の日、ナミ島さんは宣言した通り本当にパート先に集金に行きましたとさ。

 

 

 

 

 

 

 

という訳で。

 

 

やはり最強のおばはんはナミ島さんなのでした。


 
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