真・恋姫†無双~新たなる外史の始まり~第零幕
「ふ~、やっと明日から冬休みだな~、そう思わない良?」
そう俺が聞くと良は
「ああ、そうだな。それでお前は冬休みどうするんだ?」
そうつまらない返答が聞こえてきた。何だよつまらん
「う~ん、そうだな~・・・・冬休みの宿題終わったら暫くの間放浪しようかと思う」
「そうかじゃあがんばれ」
「おうよ!とりあえず静岡まで言ったら帰ってくるよっと、俺こっちだじゃあな」
「おう、じゃあな」
そういって良と分かれると俺は帰路についた
「はぁ~、とは言ったものの、金・・・・どうしよう」
親父、母さんともに金がないためだめ
ばあちゃん家も金が少なくなってきているらしくだめ
そう俺が、物思いにふけっていると足に何かが当たった
「うん、なんだこれ?鏡?」
その鏡はまるで以前連れられた博物館で見た銅鏡?みたいに古ぼけていて、何処か不思議な感じがする。
とりあえずそれを鞄に入れればまた歩き出した。
「ただいま~」
「お帰りなさい・・・・」
母さんはそれだけを言えば再び家事を再開させる。以前親父がしてかした事のせいで家の家族仲はとても冷めきっている。
「母さん、今日の晩御飯は?」
「カレー」
親父のせいで世間の対応が厳しく、それのせいで母さんはとても弱っていた。昔の面影が全然ない……。
夕飯を食べる前に自室に行き、制服から私服に着替える。
「はぁ、いつになったら元通りになるのやら」
一向に戻ることのない俺と母さんとの仲をどうにかしたいと思うけど、どうにか出来ないのが現実だ。その事に苛立ち、近くにあった紙箱を蹴り飛ばす。蹴り飛ばされた箱は音をたてて壁にぶつかり、ひしゃげた。
「ああ、くそ!!」
収まらない苛立ちに更に苛立ちながらベッドに座り頭を抱える。
「こんなときは………」
ベッドの下を漁り木箱を取りだし、中に入っていた鞘に収まっている刀を二刀取り出す。
色はそれぞれ青と赤だ、この刀を見たとき自然と惹かれ気付けば買っていた。
「そうだ……」
刀を整備するときに使う物を取りだし、ついでに鞄に入っていた銅鏡を床に置く。
「さっさとやっちまうか……」
刀に特殊な粉を眩し、ポンポンと丸い布棒で叩いていく。それが終われば油を含ませた布で拭いていく。
「よし、こんなものっ…あっ!」
刀をベッドに置こうとしたとき、滑ってしまい刀が銅鏡に突き刺さる。
「あちゃー、やっちゃったよ…………!!」
刀を抜こうと柄を掴んだ瞬間、銅鏡から目映い光が漏れ始め、そこで意識を失った………。
「うっ………、あれ……」
ずきずきと痛む頭を手で押さえながらゆっくり立ち上がる。辺りは木で生い茂っていて、森だってことがわかった。
「ここどこだ?確か部屋にいて、銅鏡を割ったと思ったらここにいて……」
一瞬ドッキリ?と思ったけど家はドッキリ仕掛けられるほど有名でもないから却下しとくとして……。
「とりあえず、歩くか……」
色々と考え事をしながら森を歩く…。
~30分後~
「……」
延々と続く森の中を歩けど歩けど終わりが見えず、いい加減疲れてきた……。
「どこをどういったら出口にたどり着くやら……はぁ……」
ため息をひとつはけば大木の根本に座り込み、今後のことを色々と考える。
もしかしたら自分は誘拐されて、何かに巻き込まれたのか?何かの実験場なのか?
そんなことを考えながらしらない人に会ってしまったときの対策を考える……。
ガサガサッ!!
「!?」
咄嗟に地面においていた刀を一刀拾い上げ構え、襲いかかれてもいいように警戒する。
……………………
「グルルルルッ…!」
「………えー…………」
目の前に飛び出してきた白虎を見て反応に困る。何で虎?ここどこの森だよ…。そんな事がぐるぐる頭の中を駆け巡る。
「ガァッ!!」
「ひょわっ!!」
飛びかかってきた白虎を紙一重で転がりながら避け、地面においていたもう一刀も拾い上げ、二刀を構える。
「畜生……不幸だー!!」
「グルァッ!!」
そんな言葉を合図に、俺と白虎は同時に飛びかかった………。
えぇっとどうでした?一応色々と直したので元の原型が余りありません。
それでも楽しんでいただければ幸いです
では
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この作品は、以前aianaian名義で書いていた真・恋姫†無双~新たなる外史の~として書いていた作品を、今の名義で新しく色々と書き直して修正した物です。
決してパクリでも何でもないので、通報しないでくださいね?