ドミノ倒しのような、
かたかたと音をたて崩れる。
それは既に日常ではなく、
既にそれは正常ではなく、
みるみるうちに平穏は消え去る。
あとに残った瓦礫の山が、
ただただその名残として。
しかしそれは同時に、
これから先を暗示しているのかもしれない。
倒れながらも確実に進み、
やがては何処かに辿り着く。
最初から決められた何処かではあるけれど、
運命なんてそんなもの。
崇拝するだけの価値もなく、
執着するまでの意味もなく。
ただただ螺旋を辿る。
遺伝子の如き道にドミノ。
平穏な毎日に別れを告げ、
選べない未来に向かって倒れ続ける。
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割と気に入ってる詩。それなりにそれなりです。