‘妄想’劇場　　その１

一年戦争外伝　　コードネーム・‘ブルー’

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ＵＣ.００７９　１１月２０日　キャリフォルニアベースにて


下士官　「近接戦闘を得意とされる大尉が０７から０９に乗り換えるなんて部下一同驚いていますよ。」
　
大尉　　　「まぁ、あんなデッカい‘大砲’を標準装備しているから誤解されがちだが、
　　　　　　機動性の高い０９は本来近接戦闘向きなんだよ。おまけに重装甲のおかげで
　　　　　　躊躇なく相手の懐に飛び込めるからな。」

下士官　　「でも頭を移植させたのはやはり０７への思いがまだあるからではないかと・・」

大尉　　　「いや、そんなんじゃないよ。
　　　　　　ツィマッドの伝統かなんか知らんが、０９の側面視界は最悪なんだよ。
　　　　　　接近戦での側面視界は生死にかかわるからな。まぁスパイクアーマーとカラーリングは
　　　　　　完全に俺の趣味だがな。」

二人　　　「ははは・・・」　
　　　　　　「ははは・・・」


コードネーム「ブルー」、連邦からそう呼ばれ恐れられたこの機体も
大戦末期の１２月１５日、遠距離からビームライフルの狙撃を受け大破、
ＭＳ撃破スコア５２機のジオン軍エース、ロジャー・マクガイア大尉も戦死した。　
大戦後期にはジオン軍ＭＳ部隊の近接戦闘教官としてパイロットの指導にも当たり、
彼の記した「対ＭＳにおける近接戦闘教本」は戦後ほとんど修正されることなく連邦軍に採用されている。

尚、連邦軍に降伏後、キャリフォルニアベースの彼のハンガーに残されていた０９用対MSバズーカは
一度も使用された形跡が無かったという。


な～んて、いつもの‘妄想’に耽りながら作りました。
デカールが在庫切れでまだ未完成ですがとりあえず。