No.467898

IS 二性の転生者は天才の義妹 九話

ユウさん

結歌の新しい学校生活

2012-08-09 23:43:50 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1420   閲覧ユーザー数:1370

四月、新たなる始まりの月。

 

はじめまして、結渡(ゆいと)です。

 

え?誰かって?やだなー、篠ノ之結歌ですよ。結歌。

 

今は男なんで名前変えてるんですよ。

あと、篠ノ之じゃあバレるんで、名字も変えて東雲。

 

なぜ、東雲かは、篠ノ之と似てたし、博士つながりでこれにしました。

 

ちなみにわからない人は、Googleで日常はかせとでも調べたまえ。

 

余談はここまでにして、今日はわた――じゃなくて、僕の学校生活が再開する日です。

 

クラスは情報操作して一夏と同じクラスにしてもらいました。

あと、桃ちゃんも一緒です。

優斗は隣のようです。残念です。

 

ちなみに今日はもう一人転校生がいます。

前回を見た君ならわかるはず。

 

そう、原作ヒロインの一人、中華娘の凰・鈴音(ファン リンイン)氏です。

 

あっ、凰氏だ、挨拶でもしとこうかな。

 

「ハアハア、二人ともおはようごさいます。すいません、遅れてしまって。私は二人が入るクラスの担任の、緒方です。よろしくね」

 

僕が凰氏に挨拶しようとしたら、先生が走ってくる。

てかまた、緒方先生担任か。

ちなみに、緒方先生は、1、2、3、4年と担任です。

 

「よろしくお願いします」

「よ、よろしくおねがいし、します」

 

凰氏、まだ日本語になれてないから、噛んじゃってる。

 

「結渡君、凰(ファン)さんはまだ日本に来たばっかで、日本語がよくわかんないから仲良くしてあげてね」

 

本当、優しい先生だな。

 

「はい!」

「ありがとう。あっ、もう教室だね。呼んだら入ってね」

「「はい」」

 

おお、自分でもわからないうちに教室に着いていた。

 

僕が驚いているうちに、先生は教室に入っていきました。

さあ、挨拶でもしますか。

 

「凰鈴音(ファン・リンイン)さんでっあってるよね?僕は東雲結渡、東雲は言いずらいから、結渡でいいよ。よろしくね、凰さん」

「よ、よろしく」

「あと、一応中国語話せるから、気軽に話しかけてね」

「ありがとう」

「どうぞ、入ってきて」

 

僕が自己紹介を終えると、先生に呼ばれた。

 

「呼ばれたね、行こう凰さん」

「…鈴……」

「ん?」

「あたしも鈴でいい」

「そう、じゃあ行こうか、鈴ちゃん」

「うん」

 

 

ガラガラ

 

 

僕は鈴ちゃんと一緒に、教室に入る。

 

さて、一夏は気がつくかな?

 

あれ?一夏下向いてる。つまんない。

 

「じゃあ、自己紹介して」

「はい」

 

あれ、一夏が反応した。まあ、声同じだし。

 

「唯火学校(ゆいかがっこう)から転校してきました。東雲結渡です。よろしく」

 

 

ガタッ

 

 

お、一夏が驚いてる。

 

「趣味は研究、アニ――じゃなくて、修行。好きなものは、ラノ――じゃなく、推理小説と、数学難問集かな」

 

僕の自己紹介が終わると、男子は「か、可愛いー!」と叫び、女子は「東雲さん、頭いいんだ」と騒ぎ始めた。

 

やっぱり、この容姿じゃ、女の子だと思われるのね。

 

「ハイハイ、静かに。織斑君も座って。じゃあ次、凰さんよろしくね」

 

鈴ちゃん大丈夫かな?

 

「は、はい、凰鈴音(ファン・リンイン)です。日本に来たばっかなので、日本語、よ、よくわかんないけど、よ、よろしくお願いします」

「じゃあ二人は空いてる席に座ってね」

 

僕は……あ、桃ちゃんの隣だ。

 

あ、一夏がこっち見てる、まばたき信号で、「後で話聞く」と、

 

「結歌ちゃんよろしくね」

「気づいてたんだ。でも、今は結渡だよ」

「じゃあ、結渡ちゃん、よろしくね」

「えっと、一応男なんだけど、今」

「へー、まったく変わってないね。」

「そだね」

 

 

ポッパー

 

 

あれから時間がたち、僕は今、男子トイレにいます。

 

理由は一夏と話すためです。

 

「今までどこいってたんだ?何で男なんだよ。てか、唯火学校ってなんだよ」

 

あー、うるさいうるさい。答えてやるから。

 

「最初のから教えるよ。まず、ISのニュースは見た?」

「ああ、束さんが作ったやつだろ」

 

何でそこまで見てて私の名前出ないの?

 

「ISの製作者はお姉ちゃんと私なの」

 

まったく、本当バカだな。

 

「へーって、うそ!?えっ、お前がIS作ったのか?」

「しー、あんまり大きな声で言わないで、だから私も指名手配されてるの。だから逃げてたの」

「そうだったのか」

 

ふう、疲れた。

まあいい、次だ次。

 

「で、男なのは、女だと指名手配されてるけど、男なら大丈夫だろうってこと」

「へー、まあそれほど変わってないけどな」

「うっさいなー」

 

僕だってびっくりしたわ、だってまったく変わってないいんだもん。

 

「それより、何で男になれんだよ」

 

あー、めんどくさい。

 

「これこれ」

 

僕はチェーンジ君をさす。

 

「それがなんだ?」

 

は~、何でわかんないの?

話聞いてればわかるでしょ。

 

「これが、女と男を変える装置なんの」

「ああ、なるほど」

 

やっとわかったか、疲れた。

 

「それなら、口調変えろよ」

 

それもそうだな。

 

「わかった、精進する」

「おう」

「そして、唯火学校は、そっちのほうが気づきやすいかなって思ったから」

「なんだそれ」

「へー、一組の転校生って、篠ノ之さんだったんだ」

 

えっ、今の声は、優斗?

 

「優斗、何でいるんだよ?」

「いちゃ、いけないかな?」

 

いや、そういうわけじゃないけど。

 

「友達なんだし、良いんじゃないかな。だいたい、見たらわかるよ」

 

それもそうだな。

 

「じゃあ、他の人にはぼくの事内緒だからな」

「わかったよ」

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

 

「チャイムだ、戻ろうぜ」

 

そうだな戻るか。

 

こうして僕の学校生活は始まったのであった。

 

 


 
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