No.467070

転生者による変革10話

観月 衛さん

10話目StrikerSに突入ですよ

2012-08-08 12:14:57 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:5922   閲覧ユーザー数:5494

リボンズside

 

 

例の独立宣言は各管理世界に大きな衝撃を与えたようです。

 

 

 

管理局はこんなの言いがかりだと言ってシャアをS級次元犯罪者に仕立て上げたようです。

 

 

 

ミッドで起きるネオジオン関連の事件は全てアロウズが担当することになりました。

 

 

 

そしてシャアの宣言から5年たち今日ついにストライカーズ開始です。

 

 

 

そうここからが本編が始まるのさ!

 

 

 

ふふふふふ

 

 

 

はっはっはっはははははははははははは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Side はやて

 

 

長かったな~。

 

 

最初に、この部隊を設立しよう思ったんは、あの空港火災の時や。

 

 

対応が遅い。それだけで、救われるはずの命が救えない。

 

 

それに、カリムのあの予言のこともある。

 

 

だから私は、この部隊を立てることにした。

 

 

そのために、色々な人に協力をしてもらっとる。

 

 

「……ちゃん………はやてちゃん!」

 

 

「んぉ?」

 

 

私が顔を上げるとそこにはなのはちゃんとフェイトちゃんがおった。

 

 

あらら。ちょぉ考え没頭しすぎたわ。

 

 

「もう。何回呼んでも反応無いんだから」

 

 

「あはは。ゴメンな。ちょぉ考え事や」

 

 

「大丈夫?はやて」

 

 

「大丈夫や。ありがとなフェイトちゃん」

 

 

「はやてちゃんは最近考え事ばっかりですぅ~」

 

 

 

「主はやて妹の言う通りです。」

 

 

ありゃ。リィンとアインにも言われてもうた。

 

 

だって、なぁ。

 

 

 

「そういえば。どうしてここに呼んだの?」

 

 

「いや………実はな。クロノ君から、この六課に何人か助っ人が来るって話があってな」

 

 

「助っ人?新しいメンバーってこと?」

 

 

「でも。何で?開設式の時に来ればよかったのに」

 

 

そうやな。

 

 

実を言うと、もう六課は始動しとる。

 

 

大体一週間くらいやな。

 

 

 

「それなんやけど。理由を聞いたら、向こうさん、仕事がかなりハードでようやくスケジュールが空いた、って話なんや」

 

 

「……それほどまでにここに来たがる人っているのかな?」

 

 

「皆さん管理局のアイドルみたいな存在ですから~」

 

 

「まあそれとこれとは別やと思うけどな。で。クロノ君に誰が来るって聞いても、「秘密だ」の

一点張りや」

 

 

「それは……」

 

 

「私たちの知ってる人かな?」

 

 

「さあ。実力は確かやけど。性格に難があるらしいで」

 

 

ホンマ……ただでさえ私らのとこは色々なところから目ぇ付けられてるのに。

 

 

「で。その人はいつ来るの?」

 

 

「正確にはその人たち、やな」

 

 

「たち?複数人?」

 

 

「せや。まあ何人来るかは分からんけど。ちなみに今日来るらしいで」

 

 

「えっ!?今日!?」

 

 

あーもー。なんや知らんけど。マジで頼むわ。そんな急いでこなくてええて。

 

 

「まあ。来るもんはしゃあない。とりあえず。もしかしたらスターズとライトニング両方に入れるかもしれんから。よろしくな」

 

 

「「了解」」

 

 

ハァ。前途多難や。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カリムside

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃カリムは自室で、自身の出した予言を見直していた。

 

 

 

しかしその予言は現在新たな予言を出している。

 

 

 

 

 

 

――古い結晶と無限の欲望が交わる時、死せる王の下、赤い彗星と変革者により聖地よりかの翼が蘇る。

 

しかしそれは始まりにすぎず、死を恐れるな、のもと、鉄の巨人と革進者が踊り、数多の海を守る法の船は脆くも砕け落ち、それを先駆けに法の塔はむなしく焼け落ちる。

 

そしてその後世界変革者たちの名のもとに人類と世界は変革を迎えるであろう。

 

 

 

 

 

 

 

「この予言は・・・いったいこのミッドで何が起きようとしているの!?」

 

 

リヴァイヴside

 

 

「……さて、八神二等陸佐はどこですかね?」

 

 

一応、ここに来るまでに書類には目を通しているので、八神二等陸佐の顔は知ってている。

 

だが、その八神二等陸佐がどこにいるのか分からない。

 

高確立で部隊長室にいるのだろうが、生憎と今の僕には部隊長室の場所が分からない。

 

 ……困りましたね。

 

確かに、機動六課に来るまでの時間はある程度早めることが出来た。

 

しかし、それは八神二等陸佐に会うという前提の元でだ。

 

早く会うことが出来なければ、この努力も無駄になる。

 

 

(とにかく、誰かに聞いた方が良いですかね)

 

 

 そう判断し、近くを横切ろうとした人に声をかける。

 

 

「あの、すみません。少し宜しいでしょうか?」

 

 

「え? あ、はい。何でしょうか」

 

 

幸いにも、その人は丁寧に対応してくれる人だった。

 

僕達は人と会話をするのが苦手という訳ではない。

 

基本的に初対面の人にも自分の意見を言うことができる。

 

しかし、今回のように運用したばかりで忙しい人に声をかけるというのは気が引ける。

 

人の邪魔はあまりしたくないのだ。

 

だから、このことではこの人に、申し訳ないと思う気持ちがある。

 

 

「八神二等陸佐に会いたいのですが、部隊長室はどこにあるでしょうか?」

 

 

「えーっと、八神部隊長にどのような用事が?」

 

 

「我々は今日からこの機動六課に異動する者なので、まず最初に八神二等陸佐に挨拶をしようと思いまして」

 

 

「それなら、ちょっと待ってて貰えますか? 今から確認しますので」

 

 

「分かりました」

 

 

僕達から視線を外し、画面を展示させる。

 

僕達の言葉通りに本当に転入者かどうか確認をするのだろう。

 

そして、考えた通りに確認作業に入った。

 

数秒後、確認を終えたのか画面を閉じ、視線を僕に向けてきた。

 

 

「確認ができました。八神部隊長の所までご案内します」

 

 

「ありがとうございます」

 

 

ずいぶんと早い確認作業だ。

 

人間にしてはやるね。

 

 

「では、私に付いてきてください」

 

 

「はい」

 

 

そう言われて、僕達は付いていく。

 

途中で、何処まで丁寧な対応なんだろうかと、そんなことを疑問に思った。

 

僕の部隊では、まずこのような対応は無い。

 

まぁ、だからと言って、荒っぽい対応でも無いのだが、この人のように教本に書いてあるような対応の仕方はしない。

 

故に、僕はそう思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくして、僕達は部隊長室の前にたどり着いた。

 

 

「わざわざ、ありがとうございます」

 

 

「どういたしまして。では、私は仕事がありますので」

 

 

「お忙しいところにすみませんでした。」

 

 

「構いませんよ。では、失礼します」

 

 

女性は最後にそう言ってから、去っていく。

 

今更ながらに、彼女の名前を聞くのを忘れていた。

 

しかし、今ここで引き止めるのはやめておこう。

 

これから、仕事の種類は違うものの、同じ場所で仕事をするのだ。

 

だから、今ここで聞かなくても、いずれ分かるようになる。

 

だけどあくまでフリだけどね。

 

それに、僕達は最優先で八神二等陸佐に挨拶をしなければならない。

 

 

扉に近づくと、扉が横にスライドして開き、そのまま入る。

 

 

「失礼します」

 

 

部屋の中に入り、僕たちは敬礼をする。

 

すると、デスクに座っていた3人の女性が視線を僕に向けてきた。

 

 

「本日付で古代遺失物管理部機動六課との合同捜査のため派遣されました。ミッド地上本部・第81独立治安維持部隊アロウズ所属、リヴァイヴ・リバイバル一等空尉です。」

 

 

「同じくアニュー・リターナー空曹長です。よろしくお願いします。」

 

 

「・・・ティエリア・アーデ階級は一等空尉だ。」

 

 

「・・・同じくブリング・スタビティ。」

 

 

「どうもご丁寧に部隊長の八神はやて二等陸佐です。」

 

 

「スターズ分隊、隊長の高町なのは一等空尉です。」

 

 

「ライトニング分隊、隊長のフェイト・T・ハラオウン執務管です。」

 

 

さあ計画の始動です。

 

せいぜい楽しませてくださいよ機動六課・・・いや人間(・・・・)のみなさん。

 


 
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