No.464061 かのマリ/こすぷれかとうよしともさん 2012-08-02 23:41:26 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:791 閲覧ユーザー数:777 |
観音(かのん):(たぶん)ごく普通の女子中学生
真鈴(まりん):(ちょっとオタクな)普通の女子中学生
MS(マスター):(いつも客のいない)喫茶店のマスター、観音の叔父さん
美琴(みこと):マスターの喫茶店(唯一?)の常連客
(喫茶店にて)
カチッ、・・・ブォ~
観音「は~、生き返るぅ~」
MS「今日は朝から真夏日みたいやからなぁ~」
観音「ウチじゃ節電とかいって、エアコンいれてくれへんもん!」
MS「こっちは一応客商売だからな~いれないわけにはいかんだろ?」
観音「・・・お客さんいないけどね(笑)」
MS「その客のいない喫茶店に、開店前から店の前で待ってたのは誰だっけ?」
観音「お客さんがいないから、気兼ねせずに涼めるんやん!うちにとっては貴重な避暑地だよ~」
MS「おまえなぁ~、じゃあ、どうせ夏休みで暇だろうし、冷房代位は働いてもらうかな・・・ウエイトレスとして」
観音「ええよ、お客さんが来たらね~」
MS「・・・」
カラン、カラン
観音「え?ウソ!お客さん、来た?!」
MS「いらっしゃ~い!ほらほら、観音、水、みず!」
観音「あ、は、はい!」
美琴「マスター、おはよ~・・・」
MS「おはようさん・・・昨日も徹夜したのか?」
美琴「いや~、集中してやってたら、いつのまにか朝になってたよ~」
観音「いらっしゃいませ、えっと、お水どうぞ」
美琴「あ、ありがと~って、あれ?マスター、ウエイトレス雇ったの?っていうか、まだ子供じゃん!ま、まさか、マスターもついにヤバイことに手を染めたとか・・・だ、だめだよ~、警察に捕まっちゃうよ~?あ、そしたら、TVとかが取材にきて、そんでもって、インタビューとかされちゃったりして・・・あ~どうしよ、こんなカッコじゃTVに写れないよ~・・・(汗)」
MS「アホ!妄想広げすぎだ!ウチの姪っ子だよ!夏休みでちょっと手伝ってもらってるだけだ!」
美琴「え?なんだ、そうなの・・・」
MS「なんか残念そうだな、オイ・・・(汗)」
観音「観音です、よろしくお願いします」
美琴「観音ちゃんかぁ、私は美琴、よろしくね~!」
MS「美琴、いつものコーヒーでいいのか?」
美琴「ん?あ、ちょっと濃いめでお願い~」
観音「美琴さんって、このお店、よく来るんですか?」
美琴「ん、そうかな~?ここ唯一の常連客かも?」
観音「は~、なんかスゴイかも!叔父さんのお店にも常連客っていたんだ~!ちょっと感動!」
美琴「え?そう?なんか照れるねぇ・・・」
MS「・・・美琴のことを褒めてるわけじゃないぞ、なんちゅうか、珍しいものを見たってやつか(笑)」
美琴「つっこみ、キツイよ?マスター(笑)」
MS「ほい、コーヒーちょい濃いめ、おまちどう~」
美琴「ども~」
・・・
美琴「ふ~、徹夜明けはマスターのコーヒーが一番だよね~」
MS「そりゃ、どうも」
観音「唯一のメニューのコーヒーがまずかったら、やってけないと思うけど(笑)」
美琴「ふふっ、そりゃそうだね~(笑)・・・あ、でも、ちょっと前にクッキーがおまけでついてたときがあったよね?マスター!」
MS「あ~、それは・・・」
観音「それって、うちが作って持ってきたやつかも・・・叔父さん、ホントに出したんだ」
美琴「アレ、観音ちゃんが作ったの?おいしかったよ~!また作ってくれるとうれしいかも!」
観音「そんなに喜んでくれるのなら、また作ろうかな(^^」
カラン、カラン
MS「いらっしゃい、っと・・・」
観音「え、また、お客さんって、・・・真鈴?!」
真鈴「やっぱり、ここにいたんだ~観音ちゃん!」
美琴「ん?観音ちゃんのお友達?」
観音「あ、はい、ガッコの同級生なんですけど」
真鈴「え、えっと、真鈴です、はじめまして」
美琴「こちらこそ、はじめまして!この店、唯一の常連客の美琴です(笑)」
MS「なんちゅう自己紹介をしとんねん・・・(汗)」
真鈴「じょ、常連客ぅ~!!、ウソ!、ホント?、観音ちゃん?」
観音「やっぱ驚くよね~、でも、ホントみたい・・・うちが持ってきたクッキー食べたことがあるって言ってたし・・・」
MS「観音、おまえ、疑ってたのか?!」
観音「あはは」
美琴「マスター、信用ないねぇ(笑)」
美琴「じっ~・・・」
観音「え、えと、何か顔についてます?」
美琴「いや、観音ちゃんも真鈴ちゃんも結構かわいいよね~、学校でモテるんじゃない?」
観音「え、そんなことないですよ?」
真鈴「観音ちゃんは結構人気あるんですよ~、特に下級生の女子とかに(^^」
美琴「ふ~ん、なるほどねぇ・・・ちょっと、二人ともこっちに並んで立ってみてくれない?」
観音「あ、はい」
真鈴「こうですか?」
美琴「・・・いけるかも?二人にお願いがあるんだけど、いい?」
観音「なんですか?」
美琴「連れの子に頼まれて、ある服を作ったんだけど、着てみる気ない?」
MS「徹夜の原因はそれか・・・今度は何のコスプレだ?」
真鈴「え、え?美琴さんって、コスプレする人ですか?」
美琴「あ~、私はもっぱら作る方なんだけどね~」
真鈴「うわ~!ぜひ!ぜひ!着させてください~!!」
観音「ちょ、ちょっと!真鈴!落ち着きなさいってば!」
真鈴「観音ちゃんも一緒にやろうよ~!コスプレ!」
観音「え、え~?!・・・っていうか、頼まれて作ったものをうちらが先に着ちゃってもいいんですか?」
美琴「いいよ?だって、あなたたちが着た方が似合いそうなんだもん!」
MS「ものすげ~自己チューな理屈やな・・・(汗)」
真鈴「おっ待たせしました~!!じゃ~ん!どうですかぁ?」
MS「お、なかなかええやん?」
美琴「おお~!ばっちりイメージ通りだね~!」
真鈴「これって、SAOのアスナのコスプレですよね~!!」
美琴「そうそう、真鈴ちゃん、髪長いし、よく似合ってるよ~」
真鈴「えへへっ(^^」
MS「真鈴ちゃんが可愛いってのもあるが、コスプレ衣装のクオリティもハンパねぇなぁ・・・」
美琴「ふっふっふっ~、気合い入れて作ったからね~(^^」
MS「これ、ネットオークションに出したら高く売れそうやな・・・あれ?観音は?」
真鈴「観音ちゃん!早くおいでよ~!」
観音「・・・う~、これって何のコスプレ?」
美琴「もち、SAOのキリトよ」
真鈴「ちなみに、SAOってのはソードアートオンラインの略ね」
観音「解説どうも、やっぱ男物の衣装なんだ、コレ?」
美琴「観音ちゃんも思ったとおり!カッコよくて、かわいいっ!これはマジでいいかも!あ、写真撮らなきゃ・・・マスター!デジカメ貸して!」
MS「ここにあるで」
美琴「さっすが、マスター!用意いいね~、というわけで、二人ともこっちお願いしま~す!!」
観音・真鈴「は~い」
・・・
美琴「いやぁ、久しぶりに萌えたわ~、あ、”もえ”は草冠に明って書く方だからね?」
MS「いちいち解説せんでも、わかっとるわ(汗)」
観音「もう着替えた方がいいんとちゃう?」
真鈴「え~?もうちょっと着ときたいなぁ~」
カラン、カラン
MS「お、お客さんや!いらっしゃいませ~」
観音「わ、早く着替えなきゃ・・・」
客A「あ、あの~すいません・・・」
真鈴「あ、あたしですか?」
客A「写真撮らしてもらってもいいですか?」
真鈴「へ?あ、えと、・・・もちろん!いいですよ!」
客B「そっちのキリトの人も一緒にお願いします!」
観音「え?え~!?う、うちも~?」
MS「おい、おい、どうなってんだ?」
美琴「う、うわ!マスター、外見て!」
MS「なに?うおっ!なんだ、このギャラリーは!い、いつの間に・・・(汗)」
美琴「お店の中、外から丸見えだもんね~あはは・・・(^^」
・・・
客C「ウエイトレスさん~、こっちも写真いいですか?」
真鈴「あ~、はい、はい!」
観音「叔父さん!2番テーブルにアイス2つ~!!」
MS「了解!」
美琴「い、いや~、この店が満員になるなんて、超びっくりだわ・・・(^^」
MS「元はと言えば、おまえのせいだろうが!・・・あ~、豆補充しないとヤバそうやなぁ(汗)」
美琴「ねぇ?マスター、いっそのこと、コスプレカフェにしちゃうとか?(^^」
MS「しねぇよ!!」
おしまい
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イラストはアスナ@真鈴です
話の中身はSAOとはあんまり関係ありません(^^;