No.462721

Fateなんとなく書いてみた5

TSハーレム系以下略

2012-07-31 03:39:44 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:3946   閲覧ユーザー数:3725

セイバーさんから自己紹介された俺は自分もあらためて自己紹介し、気になっていた本題に入った。

 

「それで、遠坂さんはなんでここに?ウチの白と交友関係があったなんて意外だな」

 

「いや、別にあたし達は「そうなんです。今日は偶然帰りが遅くなりまして、これから家で一人で食事すると言ったら白さんが食事に誘ってくださいまして」・・・え?」

 

(話し合わせなさい)

 

(む、すまん・・・兄貴には内緒だったな)

 

(まったく、お兄さんは魔術を知らないんだから巻き込むわけにいかないでしょう!)

 

(白はもう少し事の重要性をもっと認識すべきです)

 

(うう、ごめん・・・)

 

なんか二人は突然コソコソと耳打ちし合い始めた。

なんて仲睦まじいのだろう、遠坂さんはてっきり猫でも被っているかと思っていたがどうやら思い違いをしていたようだ。

俺は勘違いしていたことをすまない遠坂さんと心中で謝った。

 

「ああ、無理に言わなくていいんだ。女の子同士だし女の子同士の隠し事なんて事もあるだろう。少し寂しい気がしなくもないが、そういう共通の秘密が持てるような友達が白にいるのを知ることが出来たんだからむしろ来てくれてありがたかった。ありがとう遠坂さん」

 

「へっ?あ、いえ、こちらこそ白さんにはいつもお世話になっていますので・・・お、おほほほほ」

 

「(なにさ、おほほほほって・・・ああ、遠坂突然感謝されて、柄にもなく照れて「何か言ったかしら・・・?」ううん何も~)」

 

本当に仲いいんだな、たびたび内緒話しちゃって。

ここは俺は退散すべきだろう、そう思い俺は腰を上げた。

そんな俺の行動を見て白はキョトンとした表情をした。

 

「あれ?兄貴どっか行くのか?」

 

「今日はきっとあれだろう?二人で色々内緒話したりしたいだろ?だから俺は退散しようと思ってね。ああ、そうだ、棚にお菓子とかお茶補充してあるから好きにしなよ白」

 

「あ、ああ、わかった・・・(完璧に友達だと思い込んでるな兄貴・・・)」

 

「(そうね・・・巻き込まないためではあるけれど何か悪い気がしてきたわ・・・)」

 

俺はまた内緒話を始めた二人を後目に今を出ようとした。

しかしその瞬間偶然目の箸に見えたセイバーさんに俺は言葉を失う羽目となった。

 

あのレインコートの隙間から見える甲冑っぽいの・・・ナニ?

もしかして・・・コスプレイヤーというやつなんだろうか?

もしかして外国で日本文化を間違って吸収してきてしまった類の方なんだろうか?

 

「あのセイバーさん、最後に一ついいかな?」

 

「はい、なんでしょうか?」

 

「そのレインコートの隙間から見えるその甲冑っぽいの・・・ナニ?」

 

「「「え゛っ・・・?」」」

 

三人が硬直した。もしや触れてはならない話題だったのだろうか。

それともレインコートで隠しきったつもりだったのだろうか?というかそもそも不自然にレインコートが盛り上がっているんだから最初から気づけよ俺。

 

「えっと・・・聞いちゃいけない話題だった?ああっと・・・コスプレってやつなのかな?」

 

「そ、そうコスプレだよ兄貴!セイバーは生粋のコスプレ好きらしいんだ!」

 

「そうなんです!騎士甲冑だけでなくメイド服や、ネコミミウェイトレスにもなっちゃうくらいのコスプレイヤーらしいんです!」

 

「はっ!?ちょ・・・シロ!?それにメイガ・・・リン!?」

 

やはりそうだったか・・・いや何となく想像は付いていたんだよ!

そうか、確かにここまで可愛らしい娘がメイド服やらなんやらで着飾ればさぞかし素晴らしいことだろう。

俺にそういった物を嗜好とする趣味はないが、セイバーさんだったら良いかもしれない。

学校のアニオタ男性教師の方もネコミミメイドは素晴らしいと語っていたし!

俺はなにやら顔を赤くして俯いて恥ずかしそうにするセイバーさんの前に腰を屈め視線を合わせ、ポンと肩に手を置いた。

 

「セイバーさん、趣味は人それぞれだよ。だから俺は決してその趣味を批判したりしない・・・。その趣味は色々と壁にぶつかることが多いかもしれないが・・・頑張って!」

 

「うう・・・お、お気遣い感謝いたします、兄君・・・」

 

「退でいいさ、セイバーさん・・・」

 

「くぅ・・・」

 

なにやらセイバーさんが男泣きっぽいことを始めた。

俺はただ黙って抱きしめてあげた、彼女が泣き止むまで・・・。

 

最優のサーヴァントが、一般人にコスプレレイヤーと勘違いされ挙句の果てに慰められた・・・そんな1コマ。

 

 

 

 

 

「じゃああたしは遠坂送ってくるよ」

 

あの後、そう言って白はセイバーさんと遠坂さんを引き連れて家を出た。

俺は女の子だけじゃ危ないだろうと同行を申し出たのだが、セイバーさんは世界でも有名な剣術家らしく

大丈夫だと断られてしまった。

少し心配だ。

 

何もなければいいのだが・・・。

 

 

酷く嫌な予感がする。

何か面倒な事が起こると、俺の第六感は告げている。

そう、俺の感も捨てたものじゃない。

俺がこんなことを考えているのと同時期に、彼女たちは大変な目に遭っていたのだから。

 

 

 

 

 

「やっちゃえ、バーサーカー・・・」

 

「■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!」

 

 

 

 

 

 


 
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