「出撃準備整いましたわ!」
セシリアは、管制室に連絡する。
「よし、両者試合中止!その場で待機せよ」
と千冬は指示をだす。
セシリアは一夏の隣まで移動し、大和と向き合う
「チャンスを与えましてよ」
「チャンスだと?」
「えぇ、このまま私に負けるのは自明の理、今ここに泣いて謝れば許してあげないこともなくてよ?」
「残念ながらその気は無い。男が女の前でおめおめと泣いていられるか」
「ならば・・・」
とセシリアがライフルを構え、安全装置を解除する。つまり、すぐにでも撃てる状態になる。
そこで、試合開始の合図が鳴ると同時にライフルから光が射ちだされる
大和はそれを回避し、近くにいた一夏を斬りつけ、背後に周り、荷電量子砲を至近距離から撃ち込む
そして大和は流れるような動作でセシリアの元へと向かう。
********
一夏は、焦っていた。
「(刀一本しかないとはいえ、少しは互角に戦えると思ったのに…くそっこれじゃあ何も守れないじゃないか)」
そして、目の前に文字が写る。
ー単一使用(ワンオフ・アビリティー)零落白夜使用可能ー
「単一使用(ワンオフ・アビリティー)?零落白夜って千冬姉の?あぁ、もう!難しいのは後だ!行くぞ白式!!」
と意気込むが…
********
セシリアは、目の前にいる男にイライラしていた。
撃っても、撃ってもすぐに回避されてしまう。
「撃っているだけで自分が動かないのはタダの的だ!相手の回避先を読め!自分も撃つだけではなく撃たれることを自覚しろ!!」
と言いながら機関銃を撃ってくる。しかも自分はそれに対応できない。それで余計にイライラする。
「あぁ、もう!行きなさい!ブルーティアーズ!!」
と4つのビットを射出する。さらにそこからレーザーを出す
「うぉぉお!何だこれ!?」
と言いつつ紙一重で避けるも、少しずつシールド・エネルギーが減っていくが、大和はある法則に気づき、それを実証するかの様に、全くと言っていいほど当たらなくなった
そして、セシリアのビットが放つレーザーを躱そうとすると…
「うぉぉぉぉぉおおおおおおおおお!!」
と周囲を確認出来ていない一夏が突っ込んできたが、そこにもう大和はいない。つまり大和はレーザーを避けたわけで、その場所にレーザーがあって一夏はそこに向かうわけでつまり…
<織斑一夏、白式、シールド・エネルギー・エンプティ、白式は速やかに退場してください>
これを見た当事者の感想
大和「アホだ」
セシリア「アホですわね」
千冬「アホが」
山田先生「アホですね」⊆あなたが言うのか‥
箒「アホだな」
のほほんさん「おりむ~負けちゃった~」
一人だけ違うことを言っているが、白式のハイパーセンサーはしっかり拾っている訳で…
「アホって言うなぁぁぁぁぁぁああああああーーーーーー!!!!!」
と、敗北者の声がアリーナ内に木霊した
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玖 「アホって言うなぁぁぁぁぁぁあああああーーーーーー!!!!!」