No.460801 まっちょしぃ「まゆしぃはオカリンの重荷になりたくないのです」offeredさん 2012-07-28 01:41:10 投稿 / 全5ページ 総閲覧数:16423 閲覧ユーザー数:16414 |
岡部「フゥー…今日も一段と暑いな……」
まっちょしぃ「トゥットゥルー☆おはよう~」バキャ
岡部「…………」
まっちょしぃ「今日もじゅーしー唐揚げなんばーわんを買ってきたのです!」
岡部「……そうか、それはいいが…せめてドアは優しく開けてくれ…」
まっちょしぃ「あれー?またドア壊れちゃってるねぇ~」
岡部「ああ、そうだな。気温も何故か上がったようだ……なんでだろうな」
まっちょしぃ「でもそんなことより今日はじゅーしー唐揚げナンバーワン買って来たから一緒に食べようよ~」
紅莉栖「誰か来たと思ったらまゆりだったの?……まぁ、何となく分かってたけど」
まっちょしぃ「あー紅莉栖ちゃんだートゥットゥルー☆」
紅莉栖「ええ、おはよう。まゆり」
まっちょしぃ「さーてとりあえず唐揚げを解凍するのですっ」
紅莉栖「…え?電子レンジは使えないわよ、まゆり…。改造しちゃって本来の機能は使えないってこの前言ったじゃない」
まっちょしぃ「大丈夫だよー紅莉栖ちゃん。心配はいらないのです」
岡部「そうだぞ助手よ。お前は見たことは無いかも知れんが、まゆりは唐揚げの解凍にレンジを使った事は一度も無い」
紅莉栖「…?どういうこと
まっちょしぃ「それはねーこうするのです!」グォォ
紅莉栖「……なっ!いきなりまゆりから湯気が……!!てか暑!」
岡部「まゆりは余りある力からか自ら体温調節を可能としたのだ」
まっちょしぃ「こうしてねー……ほら!」
紅莉栖「……なんと」
岡部「いつみても暑いな……色々と」
まっちょしぃ「ほかほかの出来立てなのです!!皆も食べよ?」
岡部「……いや、遠慮しておこう。紅莉栖、もらっておけ」
紅莉栖「え?……い、いや私もいいわ。今お腹空いてないし……」
まっちょしぃ「えー?じゃあ一人で食べちゃうね?」バクゴックン
紅莉栖「えー……一口かよ」
まっちょしぃ「うーん、ちょっと物足りないのです」
紅莉栖「まぁ、その体系ならなぁ……」
岡部「バナナがあったじゃないか、まゆり」
まっちょしぃ「あっ!そうだったよ~まゆしぃうっかりしてた~」グチャ
岡部「ああ……そんなに強く握ったら潰れると何度いえばいいのだ」
まっちょしぃ「あああ…またやっちゃったよぉ……まゆしぃはいつもこうやってちゃんとしたバナナが食べられないのです……」グスン
紅莉栖「あー……そうね」
岡部「まゆり……どうしてこんなことになったのだ……」ボソッ
まっちょしぃ「あー!そうだ!まゆしぃは画期的なことを思いついたのですっ」ムン
紅莉栖「え…そ、そう。でもお願いだからまゆり気張らないで……気温が上がるから」
まっちょしぃ「そうなのです!バナナの皮を剥こうとするからついつい力が入って潰れちゃうのです!」
まっちょしぃ「なら……皮ごと頂いてしまえばいいのです!!!」
紅莉栖「ええー……」
ダル「ふぅーやっと着いたおー……ってドアまたぶっ壊れてるし」
岡部「ああ、ダルか」
まっちょしぃ「あーダルくん!トゥットゥルー」
ダル「おお、まゆ氏……今日も一段とすごいお……世紀末覇者も顔負け」
紅莉栖「ねえ、岡部」
岡部「何だ?クリスティーナ。後俺は鳳凰院凶真だと何度言えば…」
紅莉栖「ティーナをつけるな。時間もそろそろいい具合だし、実験しましょうよ」
岡部「む…?そう、か。そうだな。まゆり」
まっちょしぃ「なあに?オカリン」
岡部「少しミスターブラウンと話をしに言ってくれ。後、実験のフォローも頼む」
まっちょしぃ「うん、分かったよー。じゃあ入って来るねー」ドスドスドス
ダル「なあ、オカリン」
岡部「ん、何だ」
ダル「まゆ氏ってさ……身長いくつなん?」
岡部「……最近ついに2mを越したそうだ」
まっちょしぃ「トゥットゥルーまゆしぃでーす」
ブラウン「ん?ああ、嬢ちゃんか、どうした?後バイト、冷房の設定下げてくれ。限界まで」
鈴羽「オーキードーキー」
まっちょしぃ「少しお願いをしにきたのです」
ブラウン「…?何だよ」
まっちょしぃ「オカリンが実験をするけど怒らないでほしいのです……」
ブラウン「なぁにぃ~?またアイツは……。悪いがいくら嬢ちゃんでもそれはもう我慢できねえな…」
まっちょしぃ「そこを何とかお願いするのです!」
ブラウン「駄目だ。今度こそ家賃上げる」
まっちょしぃ「そ こ を 何 と か お 願 い す る の で す」ゴォォォ
ブラウン「ぬおっ!?」
まっちょしぃ「……………」ゴゴゴゴ
ブラウン「あー分かった分かった!今回だけは見逃す!!だから店から出てってくれ!!」
まっちょしぃ「分かってくれて嬉しいのです!じゃあラボに帰ろー♪」
鈴羽「ちょっと待ちなよ」
まっちょしぃ「んー?何かな鈴さん」
鈴羽「今のは横暴すぎるんじゃない?何か脅すとか……卑怯だと思うんだけど」
まっちょしぃ「えー?まゆしぃは脅すなんてそんな乱暴な事しないよー?」
鈴羽「じゃあ、今のは何?」
まっちょしぃ「今のって?」
鈴羽「店長を脅したじゃん」
まっちょしぃ「えええー?ちっ違うよー、今のはただお願いしただけだよ?」
鈴羽「あれが……?」
まっちょしぃ「そうだよー」
鈴羽「………納得いかないよ。何かそうやって暴力で片付けようとするのは」
まっちょしぃ「まゆしぃは乱暴なのはいけないと思うのです……。だからそんな風に思われるのは心外なのです」
鈴羽「ふーん……やっぱり力で解決する人には…力で説得するしかないみたいだね」
まっちょしぃ「えー?」
鈴羽「見た目はすごいけど……そういう人は大抵たいしたことは無いって相場は決まってる!椎名まゆり、かくご!!」
まっちょしぃ「わぁー」
鈴羽「てやぁー」ドス
まっちょしぃ「んー?」
鈴羽「っていったぁ~!!」
まっちょしぃ「えーっと……」
鈴羽「硬っ!硬すぎる!」
まっちょしぃ「そっそんな!女の子の身体が硬いとかひどいよー」グスン
鈴羽「こんなんじゃダメージを与えるとか無理……」
まっちょしぃ「でも、やられたからお返ししなきゃー」
鈴羽「………え」
まっちょしぃ「よーし、鈴さんは強いって感じだし大丈夫だよねー?」
鈴羽「ちょ……乱暴は嫌いだって……」
まっちょしぃ「そうだよー?でも、やられたらやり返さないとー」
鈴羽「ひ……」
鈴羽「こっ殺される!」ダッ
まっちょしぃ「あー……逃がさないのです!!」
まっちょしぃ「ふん!」ビュン
鈴羽「うわ!」
まっちょしぃ「逃がさないのです」ドスン
鈴羽「な……速……」
まっちょしぃ「大丈夫だよー?少しだけメッってするだけだからぁ~」ゴォォォ
鈴羽「ひ……いや……助け……」
岡部「まゆり!!」
まっちょしぃ「あっ!オカリーン」
鈴羽「……え?」
岡部「何をしている。説得はどうなったのだ」
まっちょしぃ「説得はしたよー?」
岡部「ならこんなとこで油を売っているな。ラボへ戻れ」
まっちょしぃ「でも、まゆしぃは鈴さんに……」
岡部「まゆり。俺の言う事を聞いてくれ」
まっちょしぃ「………オカリンが言うなら分かったよー。ラボに帰るのです。またねー鈴さん」
鈴羽「た……助かったよ。ありがと、岡部倫太郎」
岡部「……ああ。間に合ってよかった」
鈴羽「でも、どうして?」
岡部「まゆりの殺気オーラが凄まじかったからな」
鈴羽「え?そんなの分かるの?」
岡部「長年付き添っていたら自然に身についたスキルの一つだ」
鈴羽「うわ……大変だったんだね」
岡部「まぁ、無事でよかった。まゆりの一撃なんて食らったら普通の生活は二度とできんだろうからな」
鈴羽「うん、本当にありがとう」
岡部「フ……フゥーハハハ!!当たり前だ!!この俺は狂気のマッドサイエンティストだが、仲間には慈悲を見せるのだ!お前は大切なラボメンだからな!」
鈴羽「岡部りんたろー…ありがと」ギュ
岡部「わひっ!?いっいきなりなんなのだ!!」
鈴羽「あはは、お礼だよ!じゃ、あたしバイト中だからまた後でー」
岡部「あ……ああ」
まっちょしぃ「……………」
まっちょしぃ「オカリーン?さっきからずっと携帯いじってるけど何してるのー?」
岡部「ん?いや…大した事ではない」
紅莉栖「結局今日は何も分からなかったし……あー!もー!」
ダル「牧瀬氏が発狂した件」
まっちょしぃ「思いつめるのはよくないよ?紅莉栖ちゃん!はい、ドクペ」スッ
紅莉栖「え?ああ、ありがとうまゆり」ゴク
紅莉栖「ぬるっ!!」
まっちょしぃ「えー?」
紅莉栖「へ?いっいや、おいしいわ!ありがとまゆり!」
まっちょしぃ「えへへーどういたしましてー」
ダル「おにゃのこの人肌に暖められた飲み物、でも何故だろう。興奮しないや」
岡部「………そうだな」
るか「こっこんにちはー……」
まっちょしぃ「あっるかくーん!トゥットゥルー」
紅莉栖「………はぁ、また気温が」
岡部「ルカ子よ……お前、背伸びたな」
るか「そっそうですか……?で、でも確かに岡…凶真さんよりかも大きくなりましたし」
岡部「たくましくなったものだ……」
るか「はい!凶真さんのおかげで僕も男らしくなれました!」ムキン
紅莉栖「相変わらず顔とのギャップが……」
ダル「すさまじいお……」
まっちょしぃ「るかくんるかくん」
るか「なあに?まゆりちゃん」
まっちょしぃ「ちょっと外で世紀末覇者ごっこしようよー。まゆしぃはさっきので不完全燃焼なのです」
るか「さっき……?まぁ、いいや。いいよまゆりちゃん!じゃあ行こ」
まっちょしぃ「オカリンそういうわけで外で遊んでくるのです」
岡部「ああ、周りに迷惑をかけない様にな……」
まっちょしぃ「さあ!行くのです!」ドスドス
るか「ああー待ってよまゆりちゃーん」ドスドス
岡部「………どうしてこうなった」
紅莉栖「ねえ、岡部。前々から気になってたんだけど」
岡部「何だ…?今自分の行為を悔やんでいるところだ……」
紅莉栖「どうしてまゆりや漆原さんはあんなにたくましいの?いくら何でもあの子達はまだ高校生でしょ?おかしすぎる」
岡部「俺だってあんなになるなんて思わなかったんだ……」
紅莉栖「……?その言い方だとアンタが二人をあんなにしたように聞こえるんだけど」
岡部「そうだ、俺があんな事をさせなかったら……。なぁ、紅莉栖。お前は知らないかも知れんが…まゆりもルカ子も前はすごく可愛かったんだぞ…」
紅莉栖「………いや、でも普通あんなにはならないでしょ。あんた何したのよ」
岡部「俺だって!!変な事はさせてないんだ!!!なのになんで……これも運命石の扉の選択なのか……」
紅莉栖「……話してみなさいよ」
岡部「そうだ、な。昔、まゆりはいじめられてたんだ……」
紅莉栖「え……?」
岡部「それを相談されてな……?俺はある事をまゆりにさせた」
紅莉栖「ある事って?」
岡部「身体を少し鍛えれば精神も強くなるだろうと思ってだな……少し筋トレのような事を」
紅莉栖「筋トレ……ね」
岡部「だが、腕立て10回とかそんなもんなんだ!それに少し格闘技のようなものをさせてみた」
紅莉栖「ようなものって何よ」
岡部「いや、漫画を少し参考に……」
紅莉栖「はー…厨二を炸裂させたわけね?それで?」
岡部「そうしたらまゆりは次の日から一月姿を消した。そして戻ってきたときにはああなっていた」
紅莉栖「mjd……」
岡部「俺だってアイツに何があったのか分からない。アイツは少し遠くに遊びに行っていたとしか言わなくて」
紅莉栖「何だそれ……超展開すぎだろ」
岡部「ルカ子は男らしくなりたいと相談されたから剣技の修行の真似事をさせてみた……」
岡部「そしたら1週間位経っていきなり修行の旅に出ます!とか言って飛び出していって一月経ったらああなっていた」
紅莉栖「……あんた、インストラクターの才能があるんじゃないの?」
岡部「いや、俺はキッカケを作っただけで才能があるのはあいつ等だろう」
紅莉栖「でも一月って……1ヶ月であんなになっちゃうの?漆原さんは男だからまだしもまゆりは女の子なのに」
岡部「しかも何故か分からんが人とは思えないことをやってのけるようになってしまった」
紅莉栖「……は?何それ」
岡部「百聞は一見にしかずとも言う。外を見てみろ」
紅莉栖「え?」
まっちょしぃ「北斗剛掌波だよー」ドゴゴゴゴゴゴゴドギャアアアアアン
るか「おっとじゃあコッチは南斗水鳥拳!!」ビュゴォォォ
まっちょしぃ「残念♪残像なのです!」ブゥゥン
紅莉栖「」
岡部「最近は北斗の拳にハマっているようでな……漫画のありえない技をああいとも容易く出して遊んでいる」
紅莉栖「あ、あわわわわわ……地面とか割れてるんだけど……」
岡部「ああ、それなら問題はないだろう。あいつ等なら力で地面をくっつけることが可能だからな」
紅莉栖「ええー……もはや科学とかを完全に否定された気分よ……」
岡部「まぁ、今はマシになったほうなのだ……」
紅莉栖「はぁ?アレでもかなりすごいと思うけど」
岡部「ドラゴンボールにハマっている時よりかは何倍もマシになった」
紅莉栖「ああ………」
鈴羽「おーっす……」ソロソロ
岡部「む、バイト戦士か。何だ?そんなにコソコソして」
鈴羽「そりゃあ……外が」
紅莉栖「無理もないわね……最早人間と呼べるか……」
鈴羽「あんなのおかしい……」
紅莉栖「あっ!!そうだ!いい手があるじゃない!!」
岡部「何?」
紅莉栖「Dメールよ!!アレ使えばまゆりも漆原さんもあんな風にならずに済むんじゃない?」
岡部「………」
紅莉栖「……?何よ、いいアイデアだと思うけど」
岡部「………それは俺も考えたが…出来ない」
紅莉栖「どうして!?アンタは二人があんなんでもいいの!?」
岡部「だが……そうしたらまゆりはまた…いじめられてしまうだろ?」
紅莉栖「あ……」
ダル「ハァハァ星来たん」シコシコ
鈴羽「うわ、橋田至が不自然に揺れてるけど」
岡部「そっちを見るなバイト戦士。奴は今空気と思え」
紅莉栖「窓際にいなさい。いいから」
鈴羽「う…うん」
岡部「話は戻るが…そういうことでDメールは使えない」
紅莉栖「そうよね……いじめは辛いものね」
岡部「何だクリスティーナ、随分と」
紅莉栖「ティーナをつけるな。あとこれ以上この件について詮索するな」
岡部「あ、ああ」
鈴羽「父さん……この世界は思ったより堪えるよ……」
ダル「星来たん星来たん……ウッ」ビュッビュ
『緊急ニュースです』
岡部「ん?」
紅莉栖「どうした岡部」
岡部「いや、緊急ニュースとか何だとか」
『秋葉原のラジオ会館の頂上で先日発見された人工衛星が謎の光線によって破壊されました』
岡部「なん……だと?」
鈴羽「………え?」
コメンテーター『謎の光線とは何ですか?』
アナウンサー『さ、さぁ……あ、今最新の映像を入手したようです』
アナウンサー『うわ!ホントにすごい光線が……まるで漫画のようです』
紅莉栖「な……なんぞこれー!!」
鈴羽「え……ウソ……ウソでしょ?」
岡部「光線……漫画のような…?まっまさか!!!」ダッ
紅莉栖「ちょっ岡部!何処行くの!?」
鈴羽「そんな……あたし……これからどうすれば……」
岡部「まゆり!!」
まっちょしぃ「あれれー?オカリンどうしたの?」
岡部「お前さっき……光線とか出さなかったか…?」
まっちょしぃ「えー?出したっけ?」
るか「あ…もしかしてさっきまゆりちゃんが出した100倍ビックバンかめはめ波じゃないかな」
まっちょしぃ「あー!確かに出したよー?」
岡部「く……そう、か」
まっちょしぃ「それがどうしたのー?」
岡部「いや……確認したかっただけだ」
まっちょしぃ「んー?何だったのかなー」
るか「さぁ…」
鈴羽「………もうどうしようもない…生きてる理由もない…失敗した失敗した失敗し(ry」
紅莉栖「おっ岡部……もしかして」
岡部「あの光線の正体が分かったぞ……100倍ビックバンかめはめ波、だそうだ」
紅莉栖「Oh……」
コメンテーター『で、人工衛星はどうなったのですか?』
アナ『情報によりますとラジオ会館の屋上は消えてなくなったそうです』
コメンテーター『怪奇現象とはこのことだねー…』
鈴羽「失敗した…失敗した…」ブツブツ
紅莉栖「ね…ねぇ岡部。阿万音さんがヤバイ薬キメたみたいになってるんだけど」
岡部「一体どうしたんだ?」
紅莉栖「人工衛星消滅がそんなにショックだったのかな」
岡部「さ、さぁ……」
まっちょしぃ「ふーいい汗かいたよー!」シュゥゥゥ
岡部「うわ!まゆり!!オーラを消してからラボに入れといつも言ってるだろう!!」
まっちょしぃ「ああー…ごめんねぇオカリン。まゆしぃまたやっちゃったのです」
るか「もう、まゆりちゃんは……」
紅莉栖「あ…外なんともなくなってる……あんなに戦場跡みたいだったのに」
まっちょしぃ「後片付けは得意なのです!」ゴゥン
るか「僕も負けませんよ!神社の掃除だって今は2秒で出来るんですから」ゴォォ
アナ『あ、また秋葉原で何かあった模様です』
コメンテーター『また?今日の秋葉原は騒がしいね』
アナ『どうやらどうやら秋葉原駅に爆破テロ予告があったようです!』
岡部「何……?」
紅莉栖「おいおい……ここホントに日本?」
アナ『秋葉原駅を通る全線が運行を見合わせると鉄道各社が発表したようですね』
鈴羽「………あー…どうせもうどうにもならないしいーや…あはは……」ブツブツ
まっちょしぃ「何だか物騒なのです」
るか「なっなんか神社が心配なので今日はもう帰りますね!!」ビューン
紅莉栖「速……」
岡部「人並みならぬ強靭な足腰だからこそ出来る業だ」
まっちょしぃ「あー…まゆしぃのかいちゅ~止まっちゃってるよ…」
岡部「何をボケたことを言っているのだまゆりよ…お前その時計は随分昔に圧壊したろう」
まっちょしぃ「あーそうだったよー。まゆしぃうっかりしてたー」
ダル「このzipもう使わないし消すかお」
岡部「………」
まっちょしぃ「…?どうしたのオカリン」
岡部「いや……何だか嫌な予感がする……いや、なんでもない」
まっちょしぃ「……?」
バンカチャカチャチャ
岡部「!!!」
ダル「誰だお!?」
紅莉栖「ひっ…銃……?」
まっちょしぃ「……んー?お客さん?」
手を挙げろ!!
ラウンダー1「おい!そこの女……?とっとりあえず手を挙げろ!!」
まっちょしぃ「えー?」
岡部「まゆり、今はとりあえず手を挙げろ……あと鈴羽も手を挙げておけ」
鈴羽「そうだね……あはは……」
岡部「……!!!桐生……萌郁……?」
萌郁「岡部倫太郎、橋田至、牧瀬紅莉栖……お前たちは着いて来てもらう。椎名まゆりと……阿万音鈴羽はいらない」
岡部「……なんだと?」
ダル「どっどうして……」
岡部「まゆり達をどうするつもりだ!!!」
紅莉栖「だっ駄目よ岡部!!殺されちゃう!」
まっちょしぃ「んー?」
鈴羽「あー…殺せばいいんじゃない?別にいいよ……生きてる意味なんてなかったし」
岡部「鈴羽は黙ってろ!!待て!!まゆりに!!!」
パン
岡部「まゆりいいいいいいいいいい!!!!」
まっちょしぃ「なあに?オカリン」
岡部「………え?」
萌郁「……なんで」
まっちょしぃ「あれー?何かおでこに付いてる……なあにコレ」
萌郁「な……無傷……ありえない」
岡部「……まゆり、見れば分かると思うがあいつ等はテロを行った張本人だろう。乱暴を行った奴等だ」
まっちょしぃ「えええー?それは駄目だよー!」
岡部「だろう?……だから……やれ」
紅莉栖「岡部!?駄目よ!!それでいいの!?本当にいいの!?」
岡部「それしかないだろ!!それしか……やれよ……やれよおおおおおおおおおおおおお!!!」
まっちょしぃ「分かったオカリン!!まゆしぃはオカリンの役に立つのです!!」ゴォォオオ
萌郁「ひ……やっやれ!!お前等早く!!」
ラウンダー1「へへ、このアサルトライフルなら一発だ!!」ズダダダダダダ
まっちょしぃ「くっくすぐったいのです……」
ラウンダー1「嘘……だろ?」
まっちょしぃ「えーっと……」
ラウンダー2「ば…化け物だ!!」
まっちょしぃ「カチーン!今のは傷ついたのです!!」
まっちょしぃ「…ねぇねぇ、ラウンダーさん♪ラウンダーさん♪あそこにゲルバナがあるでしょ~?」
まっちょしぃ「数分後の貴様等の姿だ」
ラウンダー1「ぎゃあああああ!!腕が!!腕があああああ!!」グチャアア
ラウンダー2「かっ身体が勝手に……あべしっ!!」バチャアア
ラウンダー3「チョッゲプリリリリィィィィ」グチョ
ラウンダー4「幼稚園でね、お花作ったの」グシャアアアア
まっちょしぃ「ふん、他愛もない奴等なのです。これならるかくんと遊んでたほうがマシなのです」
萌郁「ひ……ひ……たッ助けてFB……」
まっちょしぃ「…萌郁さんってスタイルよくて羨ましいのです……ちょっとラボの裏来いなのです」ガシ
萌郁「ひ……いや……助けて……FB……岡部君…助けて岡部君!!!いやああああああ」ズルズル
紅莉栖「」
ダル「衝撃過ぎて牧瀬氏は耐えられなかったか……」
岡部「まぁ、無理もないだろう………掃除しなきゃな…」ピップルルルルル
フェイリス『やっほー凶真かニャン!どうしたのニャ?』
岡部「フェイリスか、至急掃除の要請をしたいのだが」
フェイリス『またマユシィが殺っちゃったのニャ?』
岡部「その点は大丈夫だ。恐らく奴等は闇の機関の連中だろう。世間から消えたとしても問題にはなるまい」
フェイリス「来たニャンニャン♪」
岡部「おお、来てくれたか」
ダル「うはーこんな時間にフェイリスたんに会えるとか!!やっほおおい!!」
フェイリス「うニャー血なまぐさいニャ……」
岡部「そりゃ、死人が転がっているからな」
鈴羽「ここ日本?まさか…父さん…もう駄目ぽ」
紅莉栖「」
フェイリス「うわ!もしかして…クーニャンも殺っちゃったのかニャン?」
ダル「まっさかーww気絶してるだけだお」
フェイリス「ああ、クーニャンは日本に来て数日しか経ってないからまだ耐性が無かったのかニャン…」
岡部「ああ……む、これは…」
フェイリス「うわ!このぶっとい指ってマユシィの……」
まっちょしぃ「うわわわー」バタバタ
岡部「うわ!」
まっちょしぃ「あ、フェリスちゃーんトゥットゥルー」
まっちょしぃ「あれれー?今日のフェリスちゃんは普通なんだねー」
フェイリス「ニャハハw私くらいの人物になると二つの身体を自由に使い分けられるのニャン」
岡部「じゃあ、今やろうと思えば…」
フェイリス「ニャニャ♪簡単に不獲威裏簾になることも簡単ニャ♪」
ダル「やめてえええええええ不獲威裏簾はらめええええええええええええええ」
まっちょしぃ「あーところでまゆしぃの指知らないかなー?何か千切れちゃってたみたいなのです……」
フェイリス「あ、コレかニャ?」スッ
まっちょしぃ「あー…これだよー!拾ってくれてたんだねぇーありがとー」
紅莉栖「うぅ~ん」
岡部「ああ、目覚めたか助手よ」
紅莉栖「助手じゃないってーの…」
まっちょしぃ「よかったー無くなっちゃってたら生やすのメンドクサイからねー」グチャ
紅莉栖「……あれ、何?」
岡部「恐らく千切れた指をくっ付けてるんだろう」
紅莉栖「」バタ
岡部「指の繊維がぐにゃぐにゃと……助手はもう今日は駄目だな」
まっちょしぃ「うん、治ったー」
フェイリス「じゃあ、掃除も終わった事だし帰ろうかニャン」
まっちょしぃ「あー、そうだフェリスちゃん!」
フェイリス「何かニャ?マユシィ」
まっちょしぃ「新しいオモチャ見つけたんだー!一緒に遊ぼうよー」
フェイリス「ホントかニャ?一緒に遊ぶニャーン♪」
まっちょしぃ「じゃあ拳闘モードになってねー」
フェイリス「分かったニャン♪ハァァァァァアアアア」ゴゥ!
不獲威裏簾「じゃあ、行こうか……」ムキン
まっちょしぃ「コッチだよ~」ドスドス
ダル「見えない聞こえない見えない聞こえない筋肉ムキムキのフェイリスたんなんて存在しない」ブツブツ
岡部「……何時みても壮絶だな……」
萌郁『いや……うぎゃあああああああ!!いやあああああ!!』
岡部「……ドアが壊れてるから声が丸聞こえだな…。指圧師よ…お前の行為は眼に余る物があったが…
これも運命石の扉の選択だ、赦せ。…壊流・斧砕・恨狂」
まっちょしぃ「ふーオカリンただいまー」
岡部「ああ、終わったのか…フェイリスは?」
まっちょしぃ「今日は帰ったよー?」
岡部「そう……か」
まっちょしぃ「あーそうだ、萌郁さん壊れちゃったからオカリンに上げるねー?」ドサ
萌郁「うひ……うへへ……」ヒクヒク
岡部「うお……」
まっちょしぃ「それに今日は遅いからもう帰るのです。でも、オカリンにお願いがあるのです」
まっちょしぃ「駅まで一緒についてきてほしいのです」
岡部「……そうだな、結構遅いし…駅までは送ってやる」
まっちょしぃ「やったぁー!ありがとオカリーン!」ドッスドッス
岡部「あああ分かったからジャンプはするな…床が抜ける」
まっちょしぃ「じゃあ先に外にいるねー」ドスドス
岡部「……じゃあダル、少し行ってくる。…そこの指圧師をどうにかしておいてくれ」
ダル「ええー……なんか人格崩壊して怖いんですけお…」
まっちょしぃ「今日は何だか騒がしかったねぇー」
岡部「ああ、そうだな…。無事に運行も再開しているようだし、次は……1分後だ」
まっちょしぃ「ねーねーオカリン」
岡部「何だ?」
まっちょしぃ「まゆしぃ…オカリンの役に立ってるかなぁ」
岡部「ああ、ちゃんと立ってる。安心しろ」
まっちょしぃ「そっか。えへへーよかったよー」ムキン
岡部「お…おう」
萎「まゆりお姉ちゃーん!」タッタッタ
萎「真・裂空錬磨衝鎌拳!!!」ドゴォォ
まっちょしぃ「うわぁ…」
岡部「……え」
プオオオオン
萎「あ……」
岡部「ま…まゆりいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!」
まっちょしぃ「何ー?」
岡部「え……?」
まっちょしぃ「もー萎ちゃん駄目だよー?電車の中の人に迷惑掛かっちゃうよー」
萎「ご…ゴメンなさい。驚かせたくて」
岡部「な……なんで」
まっちょしぃ「えー?」
岡部「だってさっき線路上に…」
まっちょしぃ「あー、そっかーオカリンは知らなかったんだったねぇー」
岡部「え?」
まっちょしぃ「実はまゆしぃ時を止めて自由に動ける能力に目覚めたのです!!」
岡部「ええー……」
まっちょしぃ「あー電車も来てるしまた明日ねー?バイバーイオカリーン」ドスドス
岡部「……」ポカーン
萎「まゆりお姉ちゃんまたねー」
岡部「何が何だか分からない………」
岡部「………帰る、か」
鈴羽「岡部倫太郎」
岡部「ん、バイト戦士……何故こんなとこに」
鈴羽「話があるんだ、ちょっと来て」
岡部「え?うおおい!」
岡部「ただいま…」
ダル「おおーオカリン遅かったじゃん!もう朝だお」
岡部「い、いや……って指圧師このままじゃないか!!」
萌郁「あ…え……イく……」ビクンビクン
ダル「あー…エロゲに夢中で忘れてたお」
岡部「助手はまだダウン中か……」
ダル「つーか阿万音氏が飛び出してから帰ってこないんだけどオカリン何か知ってる?」
岡部「え!?い、いや??知らないぞ!?さっさーてガジェットの開発でもするか!そうだ!それがいい!」
ダル「?」
この後何だかんだあったが、まゆりが死ぬとかSERNがうんたらとかも無くただ平凡に毎日が過ぎた。
何故か9月に入っても紅莉栖がアメリカに帰らないかは疑問だったが、長期滞在に変えた様だ。まぁ、何か事情でもあるのだろう。
鈴羽は何故かその後姿を見せなかったが、それでもラボもいつもの日常が戻ってきた。
萌郁は現在まゆりと俺の奴隷となりラボのために尽力をしてくれている。別に俺は奴隷とか嫌だったのだが…。
鈴羽の奴まさか修行とかそういうのじゃないだろうか…。少し恐怖も覚えてはいた。
まっちょしぃ「トゥットゥルー」バキャ
岡部「ああ…またドアを…」
まっちょしぃ「あー…またやっちゃったのです…」
紅莉栖「はろー」
るか「フゥー岡…凶真さん!今日は素振り7億回やってきました!それも3分で!!」
岡部「ああ、それはすごいな。よくやったぞ」
るか「えへへ」
萌郁「………身体が……快楽を……求める」
まっちょしぃ「ちょっと豚はしゃべらないでほしいのです」バシッ
萌郁「ひっ……ぶっぶひぃ……」ビクンビクン
しかし、この日常は壊れる事になる……。俺はその事をまだ知らなかったのだ。
岡部「…ん?バイト戦士からメールではないか!!」
まっちょしぃ「えー?鈴さん?最近会ってなかったよねー」
紅莉栖「どうしたの?」
岡部「今、こちらへ向かっているそうだ」
ダル「おー、最後に会ったのは8月終わりだし…今は6月だから丁度10ヶ月くらいぶりじゃね?」
岡部「もうそんなになるのか……」
鈴羽「おーっす!」
岡部「おお!バイト戦士!!久しぶりだ……な……?」
まっちょしぃ「トゥットゥルー……ってあれー?」
紅莉栖「ちょ……」
ダル「うは……」
鈴羽が久しぶりにラボに来た。そして何かしゃべろうとしている。ほんの一瞬の出来事だが…
俺は戦慄を覚えた。そして、自分の愚かさを後悔した。
鈴羽「あははー妊娠した」
岡部「……は?」
まっちょしぃ「うわーお腹ぱんぱんなのです」
ダル「妊婦キターーーー!!」
紅莉栖「え…?とりあえず、おめでとう?」
るか「わーおめでとうございますー」
そう、誰もが祝福すべきところだろう。だがしかし俺は冷や汗が止まらなかった。何故なら……
紅莉栖「…で、いつの間に結婚したの?誰と?」
鈴羽「あははー今からするんだよー?ね?リンリン?」
紅莉栖「………why?」
鈴羽「だって、このお腹の子…リンリンとの子だし。ね、リーンリンっ」
岡部「」
まっちょしぃ「オカリン……?どういうことなのかな……?」
ダル「しねしねいsねいhfjdふぃgshlぐs」
そう、俺は10ヶ月前…ラウンダーとやらが来た夜。鈴羽と一夜の過ちを犯した。まさか、こんな罠が待ってるとも知らず…
るか「そっそんな……岡部さん…ひどいですー!!!」ドギャアアバキバキビューン
まっちょしぃ「アーオカリンガシアワセニナレテマユシィハトッテモシアワセダイショウリナノデスー」ドカバキグシャ
萌郁「まっ……ご主じ……ぐぼ…死……ごべぇ」
紅莉栖「あばばばばばばばばばばばば」
ダル「死ネイsふぉshすあhvふいうヴぃhvぃ;あhヴぃぱお;」
岡部「嘘…だろ?」
鈴羽「それはないね。だって君としかしたことないし。…じゃ!婚姻届と認知!早く!」
岡部「な…これは…なんでどうしてこうなった……これが運命石の扉の選択なのか」
紅莉栖「あははははははははははははははは現実じゃないわーだってまゆりがあんなムキムキとかありえないし!よーし頑張っちゃうぞー」
ダル「俺…旅に出る。探さないでくれ!」ダッ
まっちょしぃ「アーズルーイ!ダルクンヒトリダケー!マユシィモシュギョウノタビニデルノデス」ダッビューン
萌郁「」チーン
こうして、平和だと思っていた毎日は簡単に崩れ去った。
まもなく俺はなす術も無く鈴羽と結婚した。
それから数年後。俺と鈴羽は3人の子宝に恵まれ幸せにくらしていた。
ダルとはアレ以来会っていない。何だか彼女を見つけたとか云々のメールをもらったがどうだか分からない。
紅莉栖はあの後研究所に篭って何かの開発に勤しんでるらしい。何やらそれはもう酷い篭り様で傍から見ればマッドサイエンティスト顔負けという噂もあるくらいだ。
一体何を開発しているのかは知らんが、犯罪には走ってくれない事を祈るだけしか俺には出来ない。
萌郁は……今頃ラウンダーさんとあの世で仲良くしているだろう。
しかし、これも良かったのかも知れない……。正直あの時鈴羽がもし…ムキムキになっていたら、俺は生きていたかどうか分からない。
そんな糞展開じゃなかっただけマシなのかもしれない。
鈴羽「もーパパったら何やってるのー?」
岡部「…いや、思い出に浸っていたのだ…」
鈴羽「あー…懐かしいね。みんな何してるんだろうね…」
岡部「ふ…少なくともまゆり達はすぐにわかるだろう」
鈴羽「まゆ……あはは、そうだねー…あーお漏らししちゃった!!ちょっと換えて来る!」
岡部「ああ」
そうまゆりは……
まっちょしぃ「わははははぁなのです!!!」ドカバキグシャア
何か悪い人「うぎゃあああああああああ!!」
不獲威裏簾「即・滅!!」ドギャアアア
何かキモイ人「アッチョンプリケェェエエエエエ」
るか(最終形態)「てやあああああ!!」ビュウウウウウウウン
生活不適合者「あんこちゃんマジあんこおおおおおおおおおおおおお」
まっちょしぃ「ふー、今日もまゆしぃは役に立ったのです!!!」
不獲威裏簾「ふ……他愛も無い」
るか(最終形態)「いい汗掻きました!」
そう、まゆりたちはいつでもこの世の悪と戦っている…。まゆりたちはいつまでも、ずっと
俺達の心の中にいつづける…。そう、ツインなんたらとかいうグループで…。
負けるなまっちょしぃ!
ガンバレまっちょしぃ!
まっちょしぃは今も巨悪の根源に正義の鉄槌を振るい、戦っているのだ。
まっちょしぃはいつでも君たちの行いを見て居るぞ! 悪いことをしていると明日は君たちの所に来るかもしれない。
そう、それも運命石の扉の選択なのだ。
壊流・斧砕・恨狂。
終劇
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たまには台本形式と思って書いた奴
少し直してます
まとめサイトにいつの間にか纏められてた