チュン、チュン
そとから、スズメの鳴き声が聞こえる。朝だ。
「ふあ~あ」
あくびをした後、俺はベッドから降りて着替え始める。
冬が終わったばかりだけどまだ少し寒いのを我慢してジャージに着替える。そして、日課となっているランニングに向かう。
町内の自分で決めたコースを十分ほどで走り終わると、牛乳を飲むためにキッチンに向かう。キッチンからは朝食を作る音が聞こえてくる。おれがはいると、灰色の髪をした、小柄な少女が、みそ汁を作っていた。
「おはよ。ディア」
俺がそう挨拶をすると、
「ん、おお。優雨(ゆう)か。帰ったのか、おはよう」
灰色の髪の女の子、ディアーチェ(みんなはディアって呼んでいる)はそう返してくれた。
「ああ、牛乳もらうよ」
「うむ」
牛乳を飲み終えると、
「おはようございます。ディア、ユウ」
茶髪のショートカットに落ち着いた雰囲気の少女が入ってきた。
「おはよう。シュテル」
「目が覚めたか、シュテル。おはよう」
挨拶をしてきた少女、シュテルの挨拶に答える俺とディア。
「そろそろ、あの三人を起こしてくる。朝食の用意たのむわ」
「ふむ、わかった。シュテル手伝え」
「わかりました。お願いしますねユウ」
俺はリビングを出て寝室の一つに向かう。
「おーい。朝だぞー。レヴィ、ユーリ、紗綾、おきろー」
返事がないので部屋に入ると水色の髪の少女、レヴィに金髪の少し幼い印象のユーリ、漆黒の長髪に二人よりすこし背の高い、紗綾の三人が川の字で布団に寝ていた。
「さっさと起きろ。三人とも」
「う~ん。おはようございます~」
俺の言葉に反応したのかユーリが起きた。まだ少し寝ぼけてるけど。
「おはようユーリ。顔洗ってこい」
「は~い」
少しふらついている足取りでリビングに向かっていくユーリ。俺は残りの二人に向かって、
「起きないと朝食を全部食べるぞ。あと、プリンも」
というと
「おきる!おきるよ!」
「だからプリンだけは、プリンだけは!!」
跳ね起きた。
「おはようふたりとも」
「あ、おはよう!ユウ」
「おはよう、ユウ。それでプリンは!?」
元気に俺に挨拶を返してくるレヴィとプリンをしきりに気にする紗綾。
「落ち着け紗綾。プリンはちゃんとあるから。二人も顔洗ってこい」
「うんわかったー」
「了解-」
二人が洗面所に行ったあと俺はリビングに向かう。
そこでは、ディアとシュテルが朝食の準備を終えていたので俺たちは席について三人を待つ。
しばらくして三人が来たので、
「「「「「「いただきます」」」」」」
朝食を開始する。
これが、俺、転生者にして、風術師、そして八人目の神殺しの魔王カンピオーネ、
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いつの間にか転生した主人公が、いろいろあって神殺しの魔王カンピオーネとなってオリジナルヒロインやマテリアルとユーリ達と一緒に平和に、でもときどき戦ったりしながら生活を送っていたが、中学三年生になった春に・・・
最近思い浮かんだ小説です。ISのほうを優先したいので連載するか未定ですが好評ならしようと思います。感想などがあったら書いてください。