No.458752 IS<白き天使と赤の騎士>十河さん 2012-07-24 21:23:56 投稿 / 全5ページ 総閲覧数:4123 閲覧ユーザー数:3825 |
楯無の部屋
ここにガンダム持ちと楯無、虚、本音が集まっていた。
「マドカを除くガンダムが全て集まるなんてな・・。」
「そうね、ガンダムの原型・ウイングゼロの織斑くん、篠ノ乃博士が作ったガンダム・エピオンの芽衣くん。」
「ゼロシステム搭載機のお二方がこの場にいるのは何かを示しているのかもしれませんね。」
情報を交換しあうガンダム持ちたち。
クラス対抗戦で束が過去に作ったヴァイエイトとメリクリウスの出現、さらにそれが無人機であること。
北欧支部では財団Xが非人道的な研究を行っていた施設の破壊。
もちろん実験台にされていた人たちは保護した。
レオンと行動を共にしているマドカも違法研究所の摘発やエージェントとしての仕事(重要人物の護衛など)をこなしているとのこと。
「束さんはメリクリウスとヴァイエイトのデータを破壊したって言っていた。」
「それにISドールシステムも破壊したとも言っていたよ。」
束はISを無人で動かすISドールシステムを開発したがプログラムを改変するだけで大量殺戮兵器として動かせる可能性があるためデータを破棄。
「保管されていたプロトタイプカブトが奪われたわ。」
「・・早めに見つけて回収しないとね。委員会にバレたらタキオン粒子やクロックアップが解析されるからね。」
「でも一体誰が盗んだのかな?」
真剣な話をしているのに各々の目線は芽衣に集中。
その訳は・・。
「プププ、芽衣。よく似合ってるじゃない。そのリボン。」
「ポニーテールにしてるから余計に可愛く見えるわ♪」
芽衣は今髪の毛をポニーテールで括っている。
明らかに女物のリボンを着けているので可愛さが倍増していた。
「・・シャルがAKBのたかみなを見て良さそうって事で無理やり僕にやらせたんだ・・。」
「女である俺から見ても可愛いぜ?」
「嬉しいような嬉しくないような複雑な感じだよ・・。」
シャルはAKB48のファンで芽衣に着けるためにリボンを購入。
芽衣もヘビロテやフライングゲットなどの振り付けをやったりするがこれがかなりうまい。
その夜
「ここにガンダムのデータがあるのよね。」
「それを拿捕して売り渡せば褒賞金が出るから頑張りましょ。」
女性が三人が学園に侵入してラファールを纏う。
どうやらガンダムのデータが目的のようだ。
「おっと、あなたたちはどこのどなたでしょうか。学園の無断侵入は重罪ですよ。」
そこへ楯無が現れ、パンと扇子を開くとそこには『不法侵入発見♪』と書かれていた。
「見つかった!?でも相手は一人だから倒せば・・!」
「あら、私だけじゃないのよ?」
楯無の背後から簪が月面宙返りで現れて真上にミサイルを発射、そのミサイルが三人の女性の前で着弾、爆風が巻き起こる。
「キャアア!」
「ガンダム・・!」
「捕まえるわよ!・・え?」
三人は簪を見て捕獲しようと構えるが簪は既に全砲門を展開していた。
「戦術的に見て、あなたたちの判断は正しい。だけど・・。」
そう言って簪は肩と脚部のミサイル、胸のガトリング、左腕のビームガトリングを全て発射するフルオープンアタックを発動。
「うわあ!」
「何なの、この火力!」
それを受けて二機はIS解除、しかし残り一機が突っ込んでくる。
「あれだけ撃ったらもう弾はない!捕まえさせてもらうわよ!」
「・・頂くわ。」
女性は武器を構えて突っ込んでくるが簪はそれを避け、右腕のアーミーナイフを展開して切りつけ、ミキサーみたいに回転切りを行ってISが解除される。
「そんな!ナイフ一本に負けるなんて!」
「甘いわね。簪ちゃんは伊達にガンダムの操者を努めてないわよ。」
「弾切れになった後も考えていた・・。」
簪はISを解除。
二人は三人を気絶させて懐を探る。
すると出てきたのは手帳で中を見るとフランスと書かれていた。
「これは・・。」
「お姉ちゃん、こっちもフランスだった・・。」
「ちょっと待っててね。今連絡取るから。」
楯無はデュノア社社長に電話をする。
「あ、もしもし。デュノア社社長ですか?BSAA所属の更識楯無です。」
『・・証拠は?』
「霧の中のピエロ。その姉です。」
デュノア社社長は警戒を解いて話をする。
霧の中のピエロは簪のコードネームである。
『済まないね。今日はどうしたのかな?』
「今IS学園に襲撃者が現れまして、手帳を見たらフランス所属だったので何か知らないかと思って。」
『ふむ、最近妻が何かをやっていると思っていたのだがまさか襲撃を行うとは・・。』
社長もまさか妻が強行手段に出るとは思っていなかったようだ。
本妻とその娘は社長がBSAAに所属、さらに今の世の中に不満を持っている腕利きのスタッフと共に秘密裏にガンダムサンドロックを製作していた事を知らない。
社長は表向きは本妻の顔色を伺いながら仕事をしているが本来は本妻以上のリーダーシップを発揮できる人物である。
そのため本妻よりも社長が支持されていることを本妻は知らない。
「社長さんは表だって動けないと思うので私たちで調べましょうか?」
『すまないね、助かるよ。お礼として博士から極秘で送られて来たメリクリウスとヴァイエイトのデータを送るよ。それを倉持に送れば妹さんのヘビーアームズの強化パーツができるはずだ。』
「ではありがたくいただきますね。調査結果はまとまり次第送らせてもらいます。では。」
楯無は電話を切り、襲撃者を見ながら考える。
(社長さんは無関係か。どうやら本妻は焦っているようね。イグニッションプランから外れる事を怖れてガンダムのデータを盗んでそれを元に新型を作ろうとしていたのでしょう。)
デュノア社社長婦人はイグニッションプランから外れる事を怖れて今回の襲撃を計画したようだ。
そこへ千冬がやって来た。
「更識、何があった?」
「たまたま散歩してたらこの人たちがデータを盗みに来たのですよ。相手は展開していたのでやむなく応戦しました。」
「そうか。あとは任せて部屋に戻れ。」
後始末を千冬に任せて楯無と簪は部屋に戻る。
千冬は後始末を終えて部屋に戻ろうと歩き出す。
途中で気配を感じ、後ろを振り向くと・・。
「一夏?」
「・・千冬姉。」
一夏(?)が笑顔で千冬の名前を呼んだ。
千冬はすぐに一夏(?)を抱き締める。
「一夏ぁ・・。やっと私を認めてくれたのだな・・。」
「心配しなくてもいいよ。俺が千冬姉をマモルカラ・・。」
一夏がやっと心を開いてくれたと思っている千冬。
しかし気づいていなかった。
一夏(?)の上で飛んでいる黒い(・・)カブトゼクターに・・。
この一夏(?)は一体何なのか・・。
そしてしばらく時は立ち、一夏に関するこんな噂が出回っていた。
誰にでも笑顔で受け答えを行い、千冬に優しくしているらしい。
逆にラウラには冷たい態度で一蹴するとのこと。
この事を芽衣に話す一夏。
「どういうことだ?俺はあいつを許した覚えはないし・・。」
「・・まさか、ワーム?」
「可能性としてあり得るな・・。一応警戒しておこう。」
過去に一夏はワームの首領に近いウカワームを撃破した。
それに伴いワームの大軍は全て倒したはず・・。
それを影で一夏(?)は聞いていた。
(ふふ、俺は君を倒して君になる・・。そうすれば千冬姉も俺を認めてくれる・・!)
一夏(?)は姿を変えてグラリスワームに変わる。
一夏を見るその目は憎悪に近いものを秘めていた・・。
一夏(?)が参上。
彼は何者なのか?
芽衣はAKBのダンスは一通り踊れます。
芽衣はさっしー推しでシャルはたかみな推し。
芽衣が椎名林檎の本能を歌うと・・。
簪の奮闘。
ヘビーアームズと簪の相性がいいので三人を相手にしても戦えます。
今回はここまで。
感想待ってます!
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やっと日払いが入り、美味しい物を食べてテンションが上がった作者です。
あらためて食べ物の力は素晴らしい!と思った今日この頃。
七話・・http://www.tinami.com/view/454354
六話・・http://www.tinami.com/view/453109
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