No.457468

恋姫~一刀と天下覇道の三剣~

オシリスさん

読んでくださった方の感想・アドバイス・意見などありましたらよろしくお願いします。

2012-07-22 16:38:58 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:4797   閲覧ユーザー数:4103

 

   第一章少年期

    二話「ウゼェェェェ……………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  「オウオウ坊主いいモン持ってんじゃねぇか。

   大人しく身包みを「うるさい死ね」………」

 

 

 

  ハロー…………。

  ……ただいま賊のリーダーを瞬殺しました北郷 一刀こと北翔 郷牙でーすぅ…………。

 

 

 

  え? なんでこんなテンション低いかって?

 

 

 

  実は旅を早一ヶ月、ずっと賊に絡まれてますですはい。

  まぁまぁこれだけじゃ分からないだろうから説明を聞いてくれや旦那。

 

 

 

  大雑把に説明しますでセウと、

 

 

  ぶらり旅満喫中 → 賊現る → バトる → 賊は土に帰る → (ただいまお見せできない状態です) → 気分がた落ち → 気を取り直してぶらり旅 → 賊再び → VS → 賊は召される → (しばらくお待ちください) → さらに気分下落 → 再びぶらり旅 → 再び賊けんざん → バロル → チーン → ウプゥ → 気分下下下落 → ∞

 

 

 

  という訳ですオキャクサマ…………だめだ、こうも気分が落ち込んでちゃ現実逃避も出来やしない。

 

 

 

  さっきの説明の通り、この一週間ずぅーーーーーーと、賊に絡まれてます灰。

  あれかな? 見た目子供だからなめられテルノナ?

  お兄さんそういうのいけないと思うんダー#

 

 

 

  とわいえ、最大の難関であった人殺しをこうもあっさりクリアしてしまったわけですはい。

  倒した賊を引き渡しお金を手に入れるという賊狩り紛いなことしてます。

  最初は門番さんも信用してくれなかったけど、どの人も一撃で壁を破壊したらすんなり信用してくれるので助かる。

  この一月で遭遇した賊の集団、計60回、一日2回ペースで賊を倒してる事になります。

  でもって日に2回も官金してるペースだ。

  お蔭で今はちょっとした小金もちだ。

 

 

 

  そして最近俺に二つ名が付きました!

  その名も『白銀の弧子狼』………うん、中二臭がプンプンするよね…………。

  あれだよね、二つ名つける人ってマジでちょっと頭のネジ50本くらいはずれてるよね。

  有名になるのはいいけど二つ名とかやめてほしい。

  弧子狼だよ! 弧子狼!

  別に誰も一人になりたい訳じゃない!

  誰も行動するヤツが居ないだけだ! ……グスン…………。

 

 

 

  ……落ち込んだ気分はどっかに置いといて、…俺は曹家が収める陳留の街の料亭にて食事を取っている。

  注文したモノは、ズバリラーメンだ!

  いやー、まさかこっちでラーメンが食べられるとは思わなかったよ!

  ってか、ラーメンってこんなに昔からあった食べ物なのか?

  あんまりその辺の事は知らないからな~。

 

 

 

  ラーメンをすすりながら思いに耽っていると外にガヤガヤと野次馬が集まっていた。

  何かと思い外を覗くとどうやら賊の討伐に出ていた曹家の当主、曹嵩が帰ってきたらしい。

 

 

 

  「(まぁ、俺には関係ないけどな)」

 

 

 

  俺は気にせずラーメンを食べるのを再開した。

 

 

 

 

 

 ――???――

 

 

 

  迂闊だった。

 

 

 

  華夜さまが賊の討伐に出かけてしまっている今、私が華琳を守らなければならないのに、ついつい華琳に流されて、武器も持たずに城外の森へ入ってしまった。

 

 

 

  そこに賊が現れた。

  私は華琳と秋蘭を連れて必死に逃げているがいつ追いつかれるか分からない。

 

 

 

  「秋蘭、お前は華琳を連れて逃げろ!」

 

 

 

  「馬鹿を言うな姉者!

   そんな事したら姉者が!」

 

 

 

  「秋蘭姉さまの言うと売りです、春蘭お姉さま!」

 

 

 

  「このままではいずれ我らは捕まえる!

   だったら「ギヤァーーーーーーー!!」…『!!』」

 

 

 

  なっ、なんだ今の悲鳴は!

  すぐ近くからだったぞ!

 

 

 

  私は影から悲鳴のしたほうを覗くと、そこには大きな剣を持った私たちと同い年くらいの男の子が一人で私たちを追っていた賊を次々と倒していく姿があった。

 

 

 

 

 

 ――???(終)――

 

 

 

 

 

  はーい、皆さんおはこんにちばんわ☆

 

 

 

  えー、私只今……

 

 

 

  「オウオウ坊主、いいモン持ってるじゃねーか!

   野郎共! あの女たちは後回しだ!

   先にこいつからやるぞ!!」

 

 

 

  ……再び賊に絡まれてますですはい。

 

 

 

  飯も食べ終えたし、この陳留を後にしようとした矢先の事、なんか森の中でガサガサ言ってたから何かと思い行ってたら今の状況になったわけです灰。

 

 

 

  なんなのかな?

  俺が何かした?

  俺は賊を引き寄せる不幸スキルでもついてるんですか?

  余りの理不尽さにそろそろ限界なんですけど#

 

 

 

  「(…………またか? またなのか? いい加減にしろよ! どんだけ絡まれるんだ俺! ……って、うん? 後ろから賊とは違う気配3つがするな、それも子供の……こいつ等はこの気配を追ってきたのか………。)

    ………ねぇおじさん達、三つ数えるまで時間あげるからさっさとどっか行ってくれない?」

 

 

 

  「##…………オウオウ、餓鬼が随分調子に乗ってるじゃねーか#

   野郎共やっちまえ!!」

 

 

 

  『おぉーーーー!!』

 

 

 

  ハァ、どうして実力の差も弁えない連中ばっかなんだろ賊って、ほんと愚かだよね。

 

 

 

  俺は鉄砕牙を抜き、襲い掛かってきた賊を切り倒していく。

 

 

 

  初めは正面から切りかかってきた2人を縦と横に両断し、次に左右から来る賊をそれぞれ横に両断した後、後ろから3人来たので、斬撃で3人一気に両断した。

 

 

 

  「ヒィ! おっ、思い出した…。

   腰に二本、背中に一本、計三本の刀を差した白い着物をきた13くらいガキ……。

   こっ、こいつ『白銀の弧子狼』だ!!」

 

 

 

  賊下っ端Aが俺の中二な二つ名を言った瞬間賊たちに同様が走った。

 

 

 

  「ハァ……、今頃気づいても遅いよ。

   ……とりあえず、…………全員刈らせて貰うから………」

 

 

 

  この間みたいにまた逃げられるのは面倒だから、俺は風の傷で一気に賊たちの命を奪う事にした。

 

 

 

  「光栄に思いなよ?

   俺の技受けて死ねるなんてそうそうないことだからさ?」

 

 

 

  鉄砕牙を振り上げ気を刀身に気を溜める、すると刀身の周りに小さな風の渦が出来始める。

 

 

 

  今までと違う俺の空気に賊たちは逃げ出そうとしていたが、……もう遅い!

 

 

 

  「……風の傷………」

 

 

 

  鉄砕牙を振り下ろした瞬間、風の三本の刃が地面を抉りながら一人残らず賊たちを刈り取っていった。

 

 

 

  風の傷が収まり辺りには血の臭いが立ち込める、賊はバラバラで見るも無残な姿に……って、しまった!

  これじゃあどうやって官金するんだよ!……頭だけで大丈夫かな?

 

 

 

  そんなことお思いながらさっきから全く動いてない3つの気配の方へ体を向ける

 

 

 

  「そろそろ出てきたら? いい加減バレバレだよ?」

 

 

 

  俺が声をかけると、木の陰からは3人の少女がでてきた、見た目は3人とも美少女だった。

 

 

 

 

 

 --華琳--

 

 

 

 

  「…………カッコイイ」

 

 

 

  最初に出てきた言葉がそれだった……。

 

 

 

  今、私の中で一つの感情が急激に膨張している。

  恋だ、それも私が今までずっと小ばかにしてきた一目惚れ………。

 

 

 

  綺麗な白い服に身を包み、圧倒的な強さで賊を斬っていく黒髪の男の子。

 

 

 

  私は今まで同年代の、それも男なんかには目もくれなかった。

  男はみんな自分に媚を売って出世しようとしたり、私の体が目当てな下心丸出しな輩ばかりだった。

 

 

 

  けどこの少年は違う、……私の奥で何かがそう叫んでいた。

  話してみたい、確かめてみたい、私はそんな欲求にかられるのを必死で我慢した。

 

 

 

  「すごい、……なんだあの桁外れな強さなんだ。

   ……噂には聞いていたが、あれが『白銀の弧子狼』北翔 郷牙。

   『常に一人で行動し、真っ白い服に身を包み、賊を殺す姿はまさに弧狼に似ている幼い子供』この特徴から名付けられた二つ名だというが、……まさにその通りだな」

 

 

 

  「あれだけ居た賊が一瞬で………、それに同じ歳くらいであんな大きな剣を持てるなんて………、やはり、世の中にはまだまだ強い者がいるのだな、私も精進せねば!

   けどいいな~……、私もあんな剣がほしいな~……。」

 

 

 

  ………春蘭姉さま、もう少し緊張感を持ってください。

 

 

 

  けどそうか、……彼が今話題の賊狩り。

  ほしい、私はそう思った。

  彼が居れば、恐らく今後の曹家は安泰だ、お母様ならきっと自分のモノにするだろう。

 

 

 

  「そろそろ出てきたら? いい加減バレバレだよ?」

 

 

 

  これは好機だ、神が私に与えてくれた好機。

  しっかりしなさい華琳!

  一度大きく深呼吸をしてから、私たちは彼の前に姿を現した。

 

 

 

 

 ――華琳(終)――

 

 

 

 

 

 

  「すまない、……そいつ等は私たちを追って来ていた賊だ。

   相手をさせて悪いが、正直助かった。

   ありがとう」

 

 

 

  黒髪の少女が俺に謝罪をしてきた。

 

 

 

  「いいよ謝罪なんて、あいつらは俺にも突っかかってきたんだ、俺は元々賞金稼ぎ出しさ」

 

 

 

  「……そうか、やはりお前が『白銀の弧子狼』か」

 

 

 

  蒼髪の少女が俺の正体を一発で見破ってしまった。

  というか、その二つ名もうこんな床まで広がってんのか………。

  伝達スピード速すぎだろ。

 

 

 

  「まぁな、けどあんまりその名前で呼ばないでくれる?

   正直言ってあんまり好きじゃないんだ、その二つ名……」

 

 

 

  「そうなのか?

   私はいい思うぞ、なぁ?」

 

 

 

  「あぁ、私もそう思う、……さっきの戦いぶりなんてまさにそうだ、群れに頼らない孤狼のようだった」

 

 

 

  「そうですね、私もそう思います」

 

 

 

  黒髪の少女問いかけに蒼髪の少女と金髪の少女も同意する。

 

 

 

  「大げさだよ、それより君達は?」

 

 

 

  そういや名前聞くのスッカリ忘れていた。

 

 

 

  「おぉそうだった、私は夏侯惇、字は元譲だ」

 

 

 

  「私は夏侯淵、字は妙才」

 

 

 

  「私は曹操、字は孟徳です」

 

 

 

  「俺は北翔、字は郷牙だ。

  (ナニーーーー!!!! こんな美少女たちが未来の魏の中心人物!!)」

 

 

 

   表向きは平然を装っているが内心は衝撃過ぎてそれどころではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  これが俺がこの世界に来て初めて未来の覇王と猛将に出会った瞬間だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  あとがき

 

   長々と、しかも中途半端ですいません。

 

   自分は今果てしなく悩んでいます。

 

   この小説の行方です。

    一刀がどこかに属して力を振るうか、

    それとも一刀を大将とした義勇軍を作り、いずれは4国で争うかです。

 

 

   自分では未だに迷っているので、アンケートをとりたいと思います。

 

   所属なら1  大将なら2  で返信をください。

 

 

   皆様、どうかご協力お願いします。

 

 


 
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