No.456752

IS 十刃の内の三刃 第5話

xixさん

第5話

2012-07-21 14:33:54 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:4002   閲覧ユーザー数:3839

 

翌朝

 

ガツガツガツガツモグモグモグモグ

 

「「「「「「・・・・・・・・・」」」」」」

 

ウルキオラたちが朝食を摂っているところを女子たちは見たが全員言葉が出なかった

 

「お、おはよう」

 

「む、一夏か。おはよう」

 

「おーっす」

 

「ガツガツモグモグ」

 

一夏と箒が彼らのテーブルに来て同席した

 

「「・・・・・・・・」」

 

そして彼らもウルキオラたちの食事を見て言葉が出なかった

 

「どうした?」

 

「い、いや・・・・・朝からすげぇ量だなって・・・・・」

 

一夏もそこそこ量は多めだが彼らよりは断然少なかった

 

まずウルキオラは一夏と量はほぼ同じだ。ここは大して問題ではない

 

 

だがグリムジョーとノイトラ。こちらは量ではなく()が問題だった

 

「ふぅーーー。こんなもんか」

 

グリムジョーは食べ終わったが、目の前には一夏たちも頼んだ朝食セット

 

「・・・・・・・・いくつ頼んだんだよ?」

 

「あぁ?7セットだ」

 

そんぐらい余裕で食えるぞ。と付け加える

 

7セット……つまり7人前を朝から食べたのだ

 

「ゴクッはぁ。ごっそーさん」

 

ノイトラも食べ終わる

彼の前にもグリムジョーと同じ……いや、それ以上の量の皿があった

 

「ノ……ノイトラはどれくらい?」

 

「……………15」

 

「「「「「「「「え”」」」」」」」」

 

 

聞こえた数字がおかしかった

 

しかしよく見ると食器の山はグリムジョーは1つだがノイトラは2つあった

 

 

「こいつらは基礎代謝が激しすぎるんだ。これくらいは普通に食べる」

 

「「「「「「「「な”っ!!?」」」」」」」」

 

 

これで普通。ということは本気だったらどれだけ食べることか………

 

 

「では俺たちは行く」

 

「じゃあな」

 

「……………………」

 

 

ウルキオラも食べ終わっており、3人は食器の山を持っていった

 

 

 

――――――――――――――

 

 

 

昼休み

 

「ウルキオラ。食堂行こうぜ」

 

「かまわん」

 

「俺も行くぜ」

 

「ぐぅーーーーーー」

 

一夏がウルキオラを誘い、それにグリムジョーも便乗してくる

 

「起きろノイトラ。『飯』だ」

 

ガバッ!

 

「早く行くぞ」

 

ウルキオラが声をかけたら素早く起き上がり行こうとする

 

「「「「「(絶対、飯って言葉に反応してたよ・・・・・)」」」」」

 

クラスの何人かがそう思い、ノイトラが寝ていたら飯という言葉を使おうと決めた

 

「篠ノ乃も連れて行くのか?」

 

「ああ。箒、行くぞ」

 

「お、おい!!」

 

一夏に強引に誘われ、男子たちは食堂へ

 

 

「「・・・・・・・・・・」」

 

「ん?どうした?」

 

「「なに見てんだよ」」

 

 

ウルキオラ以外の2人の手元を見て愕然としていた

 

食堂で一番大きいサイズのお盆の上にはラーメン、チャーハン、麻婆豆腐、焼きそば、カツ丼が全て大盛で乗っていた

 

 

「そんなに食うのかよ……」

 

「朝アレだけ食べたというのに……」

 

「言ったはずだ。こいつらは基礎代謝、つまり何もしなくても消費するエネルギーが高いと」

 

 

そういいながら一夏たちは席に座り、食事を始めた

 

ガツガツガツガツモグモグモグモグ

 

そしてすごい勢いでグリムジョーたちは食べていった

 

「そういやさあ」

 

「なんだ?」

 

「…………」

 

食事に集中している2人は聞いてなかったが

ウルキオラと箒は反応した

 

 

「ISのこと教えてくれないか?このままじゃ負けそうだし」

 

「くだらない挑発に乗るからだ馬鹿者」

 

「ふむ、確かにそうだな。自業自得ではある。

が、ノイトラのせいでもあるし開始早々やられるのも癪だろう。俺は構わないぞ」

 

「「ガツガツモグモグ」」

 

「本当か!!?」

 

「その前に一夏、おまえは運動は……できないようだな。体力が高いわけではなさそうだ」

 

「え、どうしてわかるんだ?」

 

「見て()かった。まず筋肉の量と質が運動系の高校生よりもかなり下だ。顔色や肌ツヤから見ると睡眠などの面は健康であるのはわかる。脂肪の方も一般高校生と同じかそれ以下。栄養管理はしっかりしているが、逆にしっかりしすぎている。おまえの性格と織斑先生の職から考えると自炊していたんだろう。大きな怪我も見当たらない上に骨や血管も正常。ということは中学時代は運動部など激しいものはやっていなかったという考えになる。…………ここまで説明したがまだ必要か?」

 

「・・・・・・・・・なんで見ただけでそこまで当たるんだよ」

 

「俺は観察眼が異常なんでな。余談だがグリムジョーは嗅覚、ノイトラは聴覚が異常だぞ」

 

「どのくらい?」

 

「グリムジョーは警察犬を凌ぐほど、ノイトラは本気を出せば30キロ先の寝息の音までわかるほどだ」

 

「・・・・・・・・・貴様らは人間か?」

 

さすがの箒も突っ込むが

 

「こうして言葉が通じ合える生き物は人間以外にいるか?」

 

疑問を疑問で返したが、若干不機嫌さが混じっていた

 

「・・・・・・すまん」

 

「気にするな」

 

「「ゲフッ。ごっそーさん」」

 

((はやっ!!!))

 

話している間にグリムジョーたちは食べ終わっていた

 

「では一夏、放課後から始める。それと篠ノ乃、お前も来い」

 

「なぜだ?」

 

「保険だ」

 

「「???」」

 

 

 

―――――――

 

放課後 剣道場

 

「一夏。篠ノ乃と試合をしろ」

 

「え、なんでだ?」

 

「ISはまず体力がなければ動かすこと自体ができない。だからまずは体力作りとしてのメニューを考える。だが俺も視(み)ただけではメニューをこなせず、支障がでる可能性もある。だからまずは篠ノ乃と試合してもらう。今後のことはそれからだ」

 

「わ、わかった」

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――2分後――――――

 

試合結果・・・・・・一夏がボロボロ

 

「「弱っ!!」」

 

「・・・・・・・・・・」

 

グリムジョーとノイトラは一夏のあまりの弱さに声を

ウルキオラは呆れてものも言えなかった

 

「・・・はぁ。一夏、内容は決めた」

 

「う、ぅぅ。どんなのだ……?」

 

「放課後は今のように篠ノ乃と剣道で訓練をしろ。夕食が終わったら俺がISの知識について教える。おまえは俺が視たとおり弱すぎる。一週間きっちりやってもらう」

 

「わ、わかった…………」

 

「篠ノ乃。続きを頼む」

 

「…………それより聞くが、シファーは剣道ができるのか?」

 

箒がウルキオラに聞く

 

「できる。正確には剣道ではなく剣術が、だがな」

 

「なら相手をしてくれないか?」

 

剣道と剣術は違うものだが、それでも相手をして欲しいと頼む

 

「いいぞ。一夏、竹刀(しない)をよこせ。それと審判をやれ」

 

「あ、ああ。っておい、防具はつけないのか?」

 

「当たる気はない」

 

「ほぅ…………私をなめているのか?」

 

箒はふつふつと怒りに燃えている

 

「いいからこい」

 

ウルキオラは構える

 

「はじめ!!」

 

一夏が掛け声を出す

 

 

 

 

 

ヒュッパシンッ

 

「「「「「・・・・・・・え?」」」」」

 

「・・・・・・・・(ポカーン」

 

「「反応できねぇのかよ」」

 

 

ウルキオラは開始と同時に高速で移動。そして面を打った

 

一夏たちから見ると、ウルキオラが消えて、気づいたときには箒の方にいた

 

何が起きたのか分からず、箒はその場で固まった

 

 

「こういうことだ。一夏、篠ノ乃と訓練を続けろ」

 

「「・・・・・・・・・」」

 

「おい」

 

「「はっ!!」」

 

ウルキオラの言葉で2人は我に帰った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕食後

 

 

「うぐぅ~~~~~」

 

 

一夏たちの部屋でウルキオラがISについて教えていた

 

 

「一夏、次の問題だ。シールドバリアーとはどんな役目をするか答えてみろ」

 

「え~っと……操縦者を守るためにある見えないシールド………でいいのかな?」

 

「まあ役割はその通りだ。攻撃を受けるたびにそれを展開するためのエネルギー、シールドエネルギーが消耗して、模擬戦ではエネルギーが(ゼロ)になった場合負けになる。来週の試合もシールドエネルギーが切れたら負けだ。基本中の基本だから覚えろよ」

 

「わかりました…………」

 

 

はっきり言ってウルキオラはスパルタだ

 

まず30分ほど、単語や武装について説明する。その後、教えた箇所が含まれているテスト問題を出す。不正解の問題は解説をせずに、次にやるテストの問題に加える。これを繰り返す

 

休憩は無しで

 

 

 

 

 

 

 

 

「時間だな今日はここまでにする。復習を忘れるなよ」

 

「だはぁ~~~~~~~っ」

 

一夏はやっと終わることができて机に突っ伏した

 

「お、鬼だ・・・・・・」

 

「違う。悪魔と呼べ」

 

「自覚してるし・・・・・・はぁ」

 

「じゃあな」

 

「お、おう・・・また明日・・・」

 

「ああ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

後書き

 

ウ・ノ・グ「「「よう」」」

 

でたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

 

ウ「なぜそこまで声を出す」

 

あんたらが来るといつもひどいめにあうじゃん!!

 

グ「今回の俺たちだけどよ……なんだこの能力!!俺は犬か!!」

 

・・・・・・・・ごめんなさい

 

ノ「俺の能力は便利だ。寝るのに苦労すがよ」

 

ウ「俺は観察眼と電磁波が見えるという能力か

  なかなか使える」

 

キャラ設定出そうかな……

 

ウ・ノ・グ「「「出せ」」」

 

わかりましたよ………

 

ノ「それとよー」

 

なんです?

 

ノ「今回戦えてねぇえじゃねぇか」

 

・・・・・・・・・・(汗)

 

ノ「殺す!!!!」

 

ドガァァァァァァァン!!!

 

ギャラッパーーーーーーーーーーーー!!!!

 

ウ「次回はキャラ設定だ」

 

 

 
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