週末に入り、八神家は、高町家、月村家、アリサ一緒に温泉旅行に着ている
「士郎さん、桃子さん誘ってくれてありがとうございます」
車の中で太一は士郎さんと桃子さんにお礼を言った
「こういうのは大勢の方が楽しいからね」
「太一君も今日はゆっくりと羽を休めればいいわ」
「そうさせてもらいます」
席に着き、太一は景色を見始めた
「(何であの子はあの宝石を集めてるだろうな)」
景色を見ながら、この間戦った金髪の女の子を思い出し始めた。そして、待機状態のアストレアを操作して宝石を映した
「(動物を巨大化させ暴れさせたり出来るこの宝石、一体なんなんだ?・・・・まぁ、禄でもないものだというのは確かだな、直感的に)」
直感ってお前はどこぞのマフィアのボスか!?
「・・・・・・・ZZZZ」
寝るな~~!!せめて、何か言ってから寝てくれ!!
数時間後、宿泊する旅館に着いた、太一達はチェックインを済ませた後、部屋割りをおこなっている。結果、太一は恭弥と同じ部屋になった
「何で太一兄は私等と一緒の部屋やないんや?」
「女子は女子同士って事さ」
太一はそう言い部屋に向かい、荷物を置くと旅館を出て散歩をし始めた
「木の近くを歩くと癒されるのは何でだろうね~」
「マイナスイオンが出てるからじゃない?」
人があまりいなかったので太一はアークからアグモンを出して一緒に散歩をしていた
「無いな~」
のんびりと歩いていると、林から金髪の女の子が出てきた
「「・・・・・っあ」」
2人は目があい唖然とした
「バルディッシュ」
いち早く気を取り戻した女の子はデバイスを構えた
「いや、なんでデバイスを構えるんだ?」
「あなたもジュエルシードが目的なんでしょ」
「・・・・ここにあるの?・・・・はぁ~・・・・俺に平穏は無いのか」
「そういう星の下に生まれたんじゃない?」
「アグモン、それはさすがにシャレにならん」
「???」
「取りあえず・・・デバイスをしまえ。戦う気はないから。それと、後ろの奴も出てこい」
「・・・・・・」
太一の言葉を聞いて女の子はデバイスをしまい、木の陰から青い恐竜が出てきた
「ブイモン、成長期、古龍型デジモン、ワクチン種。必殺技はブイモンヘッド」
太一はアークを取り出し、ブイモンのデータを読み取った
「聞いていいか・・・・動物を巨大化させ暴れさせたりできるあの宝石は一体なんなんだ?」
「・・・・・・」
太一が聞くと、女の子は青い宝石を出して俺に言った
「この宝石の名前は『ジュエルシード』。人の願いを叶える石」
「・・・・願いを叶える石?」
「・・・貴方が戦った動物はこの石に触れ、願いを叶えたんだと思います。大きくなりたい、強くなりたい願いをこの石が叶えた」
「それで、あんな姿になったって訳か」
その話を聞いて、太一はあること思った
「(もしかしたらこの石ではやての病気を治せるかもしれない。だが・・・)」
一筋の光明を見出したが
「(リスクが高すぎるな。動物たちの様に暴走する可能性もある・・・・この案は保留だな)」
「・・・私からも聞いていいですか?」
「どうぞ」
少女は服から太一と同じDアークを取り出してみせた
「ブイモンについて教えてください。それとこの機械についても」
「答える前に聞くぜ?そいつとはどこで会い、その機械はどこで手に入れたんだ?」
太一が聞くと
「・・ブイモンは卵から孵った子が成長して、この機械は卵が孵ったときに現れた」
少女はそう答えた
「(・・・・まさかこっちの世界にデジタマが来てたとはな)まずはブイモンのことから説明させてもらう。そいつはデジタルモンスター、縮めてデジモン。コンピューターネットワーク上に存在する生物だ」
太一はブイモンを指さして言った
「そして、この機械はDアーク。デジモンと人間を結び絆の証だ。この機械は対峙しているデジモンのことをする機能や、デジモンを進化させることができる」
「進化?」
「この前アグモンの姿が変わったろ?あれが進化だ」
太一は自分の知ることすべてを教えた後、止まっている旅館に戻ろうとすると
「・・・石を探しに来たんじゃないの?」
女の子に声をかけられた
「此処には旅行で来たんだ。羽根休み時に動きにはなれねえよ」
そう言い歩き出した。そして、数歩歩くと止まり、
「お前の名前は?」
振り返り名前を尋ねた
「え?」
「名前だよ、名前。教えてくれてもいいだろう、それぐらい」
「フェイト・・・・フェイト・テスタロッサ」
「フェイト・・・っか、いい名前だな。俺は八神太一だ」
「太一」
「じゃあなフェイト。頑張るのはいいが程々にしておけよ」
そう言い、太一は旅館に向かって歩き出した
「・・・・・・」
旅館に戻ってきた太一はそのまま風呂に向かった。のんびりとはいっているふとさっきのことを思い出した
「(何で名前なんか聞いたんだ?)」
「・・・・まぁいいか」
太一は気にせず露天風呂を楽しんだ
そして、その夜
「はぁ~・・・何でこんな夜中に感じちまうのかね~」
気持ちよく寝ていた時、ジュエルシードの気配を感じ太一は旅館を出た
近くまで行くと、空で金と桜色の閃光が目に映った。そして、よく見ると
「・・・・・なのはちゃん?」
空にはなのはとフェイトがおり、戦っており。地上では二体のデジモンが戦っていた
「(まさか、なのはちゃんも魔導師だったのかさらに、テイマー絵でもある・・・こいつはたまげた)」
その場で止まり、二人の戦うを見始めた。暫くすると、フェイトがなのはの背後に回り、首筋にデバイスを当てた。そして、なのはのデバイスからジュエルシードが排出された。フェイトはそれを受け取るとその場からいなくなった
「(こりゃ、めんどくさいことになったな)」
太一は頭を掻きながら旅館に戻った
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第07話