近いうちに機動六課の誰かと優斗のバトルが始まりそう。
それと今回、少し展開が速いかも
優斗達は、全員食堂に集まって居た。
静かな食堂
ウーノが話を切り出してきた。
ウーノ「…大変な事になりました」
チンク「…何があったんだ」
スカリエッティ「…少し話しづらいんだが…」
スカリエッティは息をのむ。みんなもつられて息をのむ。
スカリエッティ「実は…
……資金がもうすぐ底を尽きそうなんだ」
ユウト「……え?」
スカリエッティの話によると、今までは研究費用や生活費は、あちこちにいたスポンサーからの資金で賄っており、金に困るような事は無かった。
しかし、J・R(ジエ・リヴォース)事件の後、時空管理局の最高評議会を始めとしたスポンサーが居なくなってしまい、研究費用や生活費の収入源が無くなってしまったのだ。
ウーノ「…まあ、生活費だけは一生困らないくらいあるけど、このままだと…」
セイン「このままだと…?」
ウーノ「…少なくとも、セインたちのお小遣いは出なくなるわね」
ユウト「…って事は、ゲーセンやパチンコ屋に行けなくなるって事か?それは困る」
ウェンディ「そうっスよ!お小遣いが無くなるのは嫌っス!」
優斗とウェンディが言う。
クアットロ「う〜ん。確かに困るわね〜」
スカリエッティ「…そうだ、お金が無いなら……
ーーーーーーーーーー
ユウト「…そんなわけで今、俺達はバイトの真っ最中である」
ディード「兄様、誰に話してるんですか?」
ユウト「いや、気にするな。しいて言うんなら、この小説の読者に対してだな」
ディード「はあ…」
優斗とディード、チンクは、クラナガンにあるピザ屋『マッパピザ』で、金を稼ぐためにバイトをしている。
優斗とディードはピザを焼いていた。
そこに、チンクがやって来た。
チンク「ピザの注文が入ったぞ。ピザを焼くのは私が代わるから、2人は配達に行って来てくれ」
そう言って、チンクは、優斗達からピザを焼くのに使うへらを受け取り、作業に入った。
ディードは「分かりました」と言って優斗とピザの配達に行った。
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優斗は、怪しげな路地裏に来ていた。
ユウト「確か、この辺りに……あった」
暫くすると、一件の建物を見つけた。
優斗は、インターホンを押した。
ユウト「すいませーん!マッパピザですけどー!!」
すると扉があき、中から銀髪で赤いコートを着た男が現れた。
ユウト「注文のオリーブ抜きのピザと、ストロベリーサンデーだ」
男「ヘイ!待ってたぜ!」
優斗は男にピザを渡し、現金を受け取った。
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優斗が配達から戻ると、ディードも戻って来ていた。
そして、バイトが終わり、3人はアジトに帰宅する途中
ディード「しかし、指名手配犯がピザ屋でアルバイトをしているなんて、管理局は夢にも思わないでしょうね」
ユウト「そうだな…。というか、俺達の中で働いてたのって、ドゥーエしか居ない気が…」
チンク「確かにな…。管理局へのスパイとはいえ、仕事して給料を貰ってた訳だしな」
ディード「そういえば、今もまだ管理局に居るんですよね?」
チンク「ああ、そういえばこの前電話したんだが、『諜報部の仕事が思いのほか楽しい』とか言ってたな…」
ユウト「ふーん…。あんパン片手に張り込みとかしてんのかね…」
そんな会話をしながら、3人は帰って行った。
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おまけ
セイン「そういえばさ~、ドクター」
スカリエッティ「なんだい?」
セイン「ドクターは仕事しないの?」
ディエチ「そういえば、仕事してるとこ見たこと無いね。基本引き籠もりだし」
スカリエッティ「うう…。まあ、ほら、今まで研究とかしてたからね…」
セインとディエチの言葉で若干ダメージを受けたスカリエッティに、ヴィヴィオが近寄り、追い討ちをかける。
ヴィヴィオ「おじさん、働いてないの?」
スカリエッティ「あ、ああ…そうなるね…」
ヴィヴィオ「そういえば、この前テレビで『にーと』っていう人が出てたけど、『にーと』って何?」
スカリエッティ「そ、それはだね…」
スカリエッティは『ニート』の意味を知っている。
しかし、それを言うと、自分(の心)に物凄いダメージが来るため言いづらい。
クアットロ「ヴィヴィオちゃん、『ニート』って言うのはね…」
クアットロはヴィヴィオに『ニート』の説明をする。
そして
ヴィヴィオ「おじさん、『にーと』だったんだ」
スカリエッティ「グハァッ!!」
スカリエッティは思った。
『何か仕事を見つけよう』と
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おまけその2
機動六課、部隊長室
はやては、新聞の折り込みチラシを見ていた。
はやて「『マッパピザ』か〜。そういえば、ミッドに来てからピザはあんまり食べとらんかったな…」
はやては少し考えた後
はやて「…偶にはみんなでピザ食べよかな。すると、何枚注文すればいいんやろか…。スバルとギンガとエリオがよう食べるし…」
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俺はこの日、掛け替えの無い奴らに出会った。
俺は車に跳ねられて死んだと思ったら、なんかよく分からんが別世界に行ってしまったみたいだ。
気が付けば、マッドな科学者や12人の姉妹と暮らしていたり、組織にケンカ売って犯罪者になっちまったり。平凡な日々を送っていたり
そして--俺は戦う。ナンバーズ達を、世界を守るために。