No.454665

IS 世界を守る者 EP26 BSAA

ギアルさん

BSAA。

国家間を越えて活動する、国連管轄の対バイオテロ対策組織。

その権限は代表候補生や国家代表なんて目では無いほど。

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2012-07-17 16:42:59 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2703   閲覧ユーザー数:2533

日本の何処かにある空港。

 

その空港の近くにはビルがあり、そのビルの中に神崎ラウが居た。

 

ラウは関係者以外立ち入り禁止区域に入り、エレベーターに乗った。

 

ラウは懐からカードを取り出すと、そのカードをエレベーターにある監視カメラに見せた。

 

すると、エレベーターのスピーカーから質問が出た。

 

『細菌には?』

 

「除菌剤をぶちまけ」

 

ラウがそう言うと、エレベーターは地下へと動き始めた。

 

少しすると、エレベーターは止まり、ドアが開いた。

 

そこはBSAA極東支部だった。

 

BSAAはバイオテロが発生したらすぐさま部隊を展開する為、ハブ空港や空軍基地の近くに支部や支局がある。

 

ラウはエレベーターから出ると、近くに居たBSAA隊員が作業を止めてラウに敬礼し始めた。

 

「ごくろう、敬礼はいいから」

 

すると、ラウに話し掛ける人物が居た。

 

「よう、ラウひさしぶりだな」

 

「ひさしぶりだな、幸田」

 

幸田俊行。

 

BSAA極東支部参謀。

 

「そろそろミーティングだぜ、隊長…じゃなかった総監が雷落とすぜ」

 

幸田の言葉にラウは共にミーティングルームに急行した。

 

「「すいません、おくれました!」」

 

「遅いぞ、バカモンッ!!」

 

2人に雷を落としたのは木之剛介。

 

BSAA極東支部総監。

 

「しかし…相変わらずね2人は」

 

そう言うのは弓村京子。

 

現SAC隊長。

 

「2人が変わっていたら、驚くけどな」

 

軽口を言うのは刈矢真。

 

現SAC副隊長で狙撃の天才。

 

「変わらないのは良い物だね」

 

そう言うのは小野学。

 

BSAA極東支部科学班、主任。

 

「でしょ、ラウと幸田は絶対変わらないって」

 

そう言うのは緑山舞。

 

BSAA極東支部訓練担当教官。

 

「しかし、こうやって集まるのは久しぶりだな…」

 

「レジェント・SACの集合ね!」

 

SAC。

 

元々は極東支部の選ばれた7人の精鋭チームの事だったが今ではそれぞれの支部で精鋭のチームとなった。

 

当時、剛介が隊長で俊行は副隊長、ラウ、京子、真、学、舞は隊員だった。

 

俊行が頼れる長男でラウは無鉄砲な次男、京子は世話焼きな姉、真は苦労人の三男で学は臆病な四男で舞は甘えん坊の妹みたいだと言われていた。

 

剛介が豪快な親分というより、父親みたいでSACは家族(奥さんに逃げられた)と称されている。

 

「しかし、考えれば亡国企業(ファントム・タスク)の壊滅から1年経っているな…」

 

亡国企業(ファントム・タスク)。

 

裏の世界で暗躍する秘密結社で第二次世界大戦中に生まれ、50年以上前から活動していた。

 

また、一夏とジンヤを誘拐した組織である。

 

1年前、BSAAによって本部が判明し、BSAAと戦闘になった。

 

SAC、特にラウの第三次(大惨事)世界大戦並の大暴れで壊滅寸前になった。

 

そして、ジンヤの説得により、解散する事になった。

 

一部はBSAAに入り、残りの残党は死の商人の異名を持つ財団Xに合併したらしい…

 

その時、幹部であるスコールがジンヤに一目惚れし、勝手に神崎スコールと名乗り、ジンヤをあの手この手で狙っている。

 

オータムは恋人であるスコールがジンヤに一目惚れした事により…

 

『男に走ってやる!』

 

と言って、その後仮面ライダーオーズこと火野映司と出会い、現在はクスクシエで働きながら仲間のアンクやウヴァ、カザリと口喧嘩したり、ガメルと一緒におやつ食べたり、メズ-ルと仲良くなったり…

 

取り合えず、幸せに暮らしている。

 

Mことマドカは実は一夏の双子の妹で本名は織斑マドカ。

 

最初は仲は険悪だったが現在では一夏をアニキと呼び、慕っている。

 

因みにIS委員会は亡国企業(ファントム・タスク)の情報を知った時にはすでに壊滅した後なのでおおいに悔しがったらしい。

 

「そう言えば、隊長…じゃなかった総監、オレに何の様子なんッスか?」

 

「ああ、ラウ。お前には今度行なわれるアメリカ・イスラエルが共同開発した軍用IS、銀の福音のテストがあるから、その警備をする為にアメリカへ赴け」

 

剛介がそう言うと、皆言いはじめた。

 

「そう言えば、そのテストってちょうどIS学園での臨海学校があるわね…」

 

「夏か~新しい水着買わないとな~」

 

「アメリカは良いな~おいしいホットドッグやステーキ、そして男女平等の国だからな…」

 

すると、ラウは思った。

 

(嫌な予感がするな…)

 

因みにラウの嫌な予感がうんざりする程的中する。

 

 


 
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