その六
そこはある管理外世界であった。そこのとある場所に5人の「何者か」が居た。
「第8研究所で脱走騒ぎが起きました。それに呼応し7、6、3、9の研究所で脱走騒ぎが起きました。」
「何者か」の一人が報告する。その声は冷たく鉄のように重い声だった。
「脱走したオートマトンの回収、急いでいますが、今回規模が大きいため、明日の明朝には終わる予定です。」
「雑魚の人形は良い、それより完成体の方はどうなっている!?」
「何者か」の一人、比較的若い声が声を荒らげる。
「現在、ブルーペガサスとテンペスタの二機とパンドラ達が戦闘中、ですが小規模の次元震が発生し、二機はそちらに飲み込まれてしまいました。追っ手として向かわせたパンドラ達も一緒です。」
「完全に破壊しては居ないのか・・・。まぁいいだろう。各研究所の復旧作業と完成体の調教作業急げよ、完成体二機の方には第二研究所の試作品を向かわせる、我らが神のために。」
こんにちわ、継雄です。
はやてちゃんの家でお世話になったあと、はやてちゃんとエンゲルの二人は学校に行き、ヴィータちゃんとザフィーラさん以外の人はお仕事に行くそうです。
うんこれって帰ってきたらアースラに行くか、リンディさんのところに連れて行かれるかクロノ君に会うかのどれかだよな?
ぶっちゃけアースラに行くがいいと思う(希望ですけど)あそこにデバイスとかの本があれば読みたいし、多分マリエルさんだっけ?あの人とも話をしてみたい。
「なぁ、昨日の夜、シグナムと何かあったのか?」
あれこれと考えていたらヴィータちゃんが話しかけてきました。
「あいつ、今朝顔を真っ赤にしていたじゃねぇかよ、だからさ、昨日の夜に何かあったんじゃねえのか?」
あ~、確かに。顔真っ赤にして起こしてくれたのは覚えている、その後ご飯のときも目があったら顔赤くして顔逸らしていたし・・・。
「何もした覚えはないよ。俺、昨日寝ている間ずっと布団に体縛り付けていたから。」
「何だよそれ?そうか、何も無かったのか・・。」
「それよりお昼何作ろうか?そろそろお昼の時間だし、お腹へって来たよ。」
時間は12時過ぎているしそろそろお腹も減ってきたから俺は昼ごはんを作り。その後、荷物をまとめ、掃除を行った。
「・・・悪いな、掃除をしてもらって。」
リビングで掃除機をかけているとザフィーラさんが声をかけてきた。
「別に気にしなくていいよ、一晩泊めてもらったし、多分これからもお世話になると思う。」
「・・・・管理局に入るつもりか?」
ザフィーラさんの一言で俺の動きは止まる。何でこの人分かったんだろう?
「生活が安定すればエンゲルも喜んでくれるからね・・・。それにそろそろバイトだけじゃ苦しくなってきたからさ、後、はやてちゃんを見てかな?」
「・・・・主を?」
「うん、はやてちゃんってなんだか抱え込むタイプっぽいのに、君たちのためにすっごく頑張っているじゃん?俺も力になりたいな~って。」
ほんと凄いと思う。だってたった五年間で捜査官にまでなったんだよ?闇の書の事件の後、周りからの批判や中傷を受けながらも、だからさ。力になれたらいいな~。
「・・・・そうか、ありがとう。」
「いいよ、それよりもこれからよろしく。」
まぁ、入局できるかは疑問だけどね?
「というわけでこの後アースラに行ってリンディさんという方と話し合うことになったのです!」
昼休みなのです!!私は昨日と同じくアリサさんにすずかさんなのはさんにフェイトさんとはやてちゃんとお話なのです!!
「ええぇぇぇ!?どういう事なの?はやてちゃん?」
「やっぱり戦闘機人だったの?」
「あんたもあっちのほうの関係者なの?」
「はいはい!ストップや!それについては今から説明するつもりや!」
その後私が次元漂流者と呼ばれる人だってことや戦闘機人ではない(戦闘機人って何なのでしょう?)ことを話しました!!
「そっか、でも何でエンゲルちゃんは管理局に入るつもりなの?」
「それが、エンゲルちゃんにはリンカーコアが無くてな、せやから継雄さんって言う人が入るみたいな話しになっているんや。」
「そして私はマスターが心配だから一緒に入ることにしたのです!!」
「え?けどその人って・・?」
「シャマルの話やと、魔力量ならS以上はあるらしいで、だから二人には悪いけどその人鍛えてくれへんか?」
「私はいいけど、なのはは?」
「時間があれば大丈夫かな?なるべく頑張ってみるの!」
二人とも申し訳ないのです、ごめんなさいです。後マスターは結構強いのですよ?ああ見えても近接格闘術には自信が有るのです。
「おおーい!マイハニー達!!どこに行ったんだー!?」
「「あ、この声は・・・。」」
「まずいよ!鳴神君がこっちに来ている!!」
「あかん!この話は放課後や!!逃げるで!」
結局その後私だけ鳴神さんに追いかけられてしまいました。まぁ余裕で振り切りましたけどね、今度からは見つかること自体無いように気を付けるのです。
「え~と、鈴木継雄です。エンゲルの家族ってことになっています。よろしく。」
「高町なのはです。よろしくお願いします!」
「フェイト・T・ハラオウンです。よろしくお願いします。」
エンゲルと一緒になのはさん達がいらっしゃいました。まぁ予測はしていたけどね。
それでもって転送魔法でアースラに移動、まずはリンディさんとクロノさんにあって欲しいとのことだ。
「たぶんブリッジにいると思う。」
その言葉どおりにいらっしゃいました。つーかほんと若いなぁ、この人確か40近いはずなのに見た目が20代って凄いな。
「リンディさん、クロノ君!連れてきたで!!」
「どうも、はじめまして~。鈴木継雄です。」
「エンゲル・アルトレーネです。よろしくお願いしますです。」
「クロノ・ハラオウンだ。よろしく。」
「アースラの艦長、リンディ・ハラオウンよ、今日はわざわざ来てくれてありがとうね。」
艦長さん達と握手をして軽く挨拶をする。うむ、この人はほんと何歳なんだ?40代にはまっ役見えない
「いえいえ、こちらから頼みに来たのですよ。むしろこれからよろしくなのです。」
「早速だが、局員としてふさわしいか、簡単なテストをしてもらう。訓練室に二人とも来てくれ。」
クロノ君に言われエンゲルと俺は訓練室に案内された。
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その六なのです!!