第7話 拉致?
俺はいつものようにHP同好会の部室の扉を開いた。
そこには、普段見ない俺のよく知る人が居た。
烏田高校の制服を着たあやめがそこには居た。
「おう!翔太じゃん一緒にトランプでもやる?」
「トランプでもやる?っじゃねぇよ。何でお前がここにいるんだ」
そう俺が言うとあやめは「この制服を返しに着たんだ」
「返しにきたんだって?お前帰り裸で帰るきかよ」
裸で帰る!!俺はその言葉に反応し口を滑らしたしまった。
「是非!!是非とも裸で帰ってください!!!!!」
その言葉に周りのみんなは凍り付いた。あの洋でさえも。
しまった!やってしまった。後悔下頃にはもう遅かった。
何か!打開策を考えなければ。そう、あせった俺は苦し紛れの言い逃れを言うしかなかった。
「別にお前の裸が見たいとかじゃないから!!!決して下心ないから!!!!!!!!!」
俺がそう言うと洋が俺の肩をポンと軽く叩いて言ってきた。
「人間誰しもそう言う面はあるだがこれだけは、言わせてくれ・・・・・・・変態・・・・・・」
変態に変態って言われた。俺は洋に言われたことがショックでしょうがなかった。
「まぁ別に裸で帰ってもいいけど、昨日、佐藤に貸した制服もあるしそれ着て帰るから」
そう俺をホローしたのかホントの事を言ったのかはわからないがとりあえずあやめの顔は真っ赤だった。
「佐藤、烏丸は昔からあんな奴だったのか?」
「いいえ、僕が知る限りそんな奴ではありませんでした」
そんな、俺が訳も分からない状態になっているとき部室の扉が開いた。
そして、白粉が入ってきた。
「・・・・あ、どうも、こ、こんにちは」
白粉がそう言うとあやめは「おっす」と返した。
「あの、先輩。梅ちゃんが部の予算の増減が認められたから、なんか申請書にサインするように、って言ってました」
「あぁ、そういえばそんなものもあったな。わかった、後で行ってくるとしよう」
俺はそこからほとんど意識がもうろうとしていた。
所々あやめの声といやがる白粉の声、そしてたぶんただ見てるだけであろう洋と槍水先輩の声
その声が聞こえる中、俺は机の上でノビていた。
そんなニギヤカな会話が急に途絶えた。
俺はもうろうとする意識で扉の方を見ると白梅があやめを部室の外へ連れ出していた。
「なにがあったんだ!?」
洋が言うには、白粉をからかいすぎてそこにちょうど申請書のサインをもらいにきた白梅が洋を平手打ちし、その後、あやめをさらっていったという。
「それは、あやめ、気の毒に」
あやめが拉致された数時間後
「俺、今日もう返ります」
「何で急に?」っと洋が聞いてくる。
「今日は疲れたし何せ、精神的ダメージがデカすぎる」
「それもそうだね」
何故だろう。洋に言われると腹が立ってしょうがない。
「それじゃあ、お先に失礼します」
「あぁ、烏丸、気よつけて帰れ」
俺は、槍水先輩の言葉に返事をすると部室を後にした。
翔太家周辺
「はぁ~、今日はいろいろありすぎて疲れたな。やっべ飯、買ってないや。まぁいっか家にあるもので作れば」
そんなことを口にしていると前から男の人が歩いてきた。
俺はあの時の男を思いだした。
俺はその男の横を通っていくとその男は何か言っていた。
今回は、ハッキリと聞こえた。
「数日後、貴様もろとも、西区を制圧する」
「制圧?」
俺が振り返るとやはり誰もいなっかた。
「あいつは、いったい何者なんだ」
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「俺は最低の二つ名の狼だ」
烏田高校に転校して旧友である佐藤洋に出会う。佐藤の所属する部活「ハーフプライサー同好会」で起きるいろいろな出来事。それがこの物語の始まりである。
自分に文才がないのでわかりにくいところもあるかもしれませんが頑張りますのでよろしくお願いします。