No.451610

IS~深緑の狙撃姫~「だから僕は絆を信じられるんです。」

十河さん

ダラダラ長くなった・・。

ちょっとしたスランプ突入。

2012-07-12 18:05:38 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:4102   閲覧ユーザー数:3806

メテオがダークネビュラへ送られた・・。

そしてヴァルゴの正体が束だということにフォーゼはガックリと膝を着いた。

 

「・・許さない・・!よくも・・よくもロックオンを!」

 

憎悪の炎を燃やしながら立ち上がってスイッチを切ってベースステイツに戻り、ファイヤーと交換してオンにする。

 

(ファイヤー)

(ファイヤー・オン)

 

フォーゼはファイヤーステイツにステイツチェンジ、ヒーハックガンにスイッチをセット。

 

(リミットブレイク)

 

「行けー!」

 

ヴァルゴにライダー爆熱シュートを放つ。

 

「ふふ。」

 

横にいた鈴音が前に出て手を差し出すとライダー爆熱シュートが吸収される。

 

「ウソ・・!?」

「リミットブレイクを吸収した・・!?」

 

ティアナたちは鈴音が炎を吸収したことに驚いた。

 

「フォーゼ、あなたの炎は確かに頂きました。メテオのマーズを奪えなかったのは少し心残りですが・・。」

 

右手にフォーゼの炎を灯しながら笑う鈴音。

そこへ一夏が到着。

 

「鈴!」

「あら、一夏。何しに来たの?・・そうそう、ロックオンは消えて無くなったわ。」

「・・そうか。」

 

あまりにも淡白な一夏にフォーゼは喰ってかかる。

 

「何でそんなに冷たいの!?君と僕の恋人なんだよ!?」

「・・鈴、俺はお前と話がしたい。」

 

一夏はフォーゼを無視して鈴音に手を差し出す。

 

「・・ククッ、アハハ!今の私はあなたの敵なんですよ?」

「構うか!」

「ちょっと!」

 

一夏は鈴音の手を引いてライドベンダーの後部座席に座らせ、走らせる。

 

「一夏!」

「待て!」

 

後ろで箒たちが呼び止める声が聞こえてくるが無視して走らせ、ヴァルゴは姿を消す。

 

シャルは変身を解いてさっきの出来事を整理していた。

 

(セリス・・簪・・のほほんさん・・。)

 

「ワンワン!」

「ホルワンコフ?」

 

鳴き声がしたところへ向かうとそこにあったのはシャフト。

シャルがそれに触れると鼓動を感じ、笑顔になる。

 

「そう・・だよね。ロックオン。一夏にも考えがあるんだよね?」

「シャルロット?」

 

ラビットハッチ

 

「・・ダメね。どうしても単独でコズミックステイツになる方法が見つからない。」

「ティア、これ食べなよ。」

 

シャルは手に持ってるクレープを差し出す。

 

「ありがとう。」

「それ食べたら特訓の続きだね。」

「特訓の続きって・・!博士はヴァルゴなんだよ!?ロックオンや簪ちゃんたちをダークネビュラに送ったんだよ!?」

 

ティアナには理解できなかった。

簪や本音、メテオをダークネビュラへ送った束を信じると言ったことを。

 

「・・僕はやりきる。それがロックオンの思いだし、博士が何を考えているか知りたい。・・シャフトからロックオンを感じた。ロックオンたちは生きてる。必ずね。」

「はぁ、シャルちゃんの頑固っぷりには呆れるね。わかった。最後まで付き合うよ♪」

 

シャルはヴァルゴの特訓を受けることを決意。

レストラン・アギト

 

「何のつもりですか、織斑一夏。」

「お前と話がしたいと思ったから連れてきた。・・ちなみにここの店主も仮面ライダーだ。」

「俺は津上翔一。仮面ライダーアギトで一夏の先輩ライダー。よろしくね♪」

「・・・。( ; ゜Д゜)」

 

鈴音は唖然となった。

こんなにオープンに正体を明かしてもいいのかと。

 

「まあ名乗っておきましょうか。私は鳳凰焔。フェニックスゾディアーツであり、鳳鈴音の体を乗っ取ってます。」

「・・そうか。単刀直入に聞く。お前はそれが本当にやりたいことなのか?」

「勿論です。あなたたちの絆を掻き乱す・・。それが私の使命です。」

 

それを聞き一夏は呆れながら頭を抱える。

 

「言っとくがお前はお前にしかなれないし、俺たちの絆はあの程度で揺らいだりしない。」

「・・・。」

 

お前はお前にしかなれない。

その言葉が鈴音の胸を抉る。

 

(私は・・織斑一夏と一緒にいたい?この胸の高鳴り・・。彼にはロックオン・ストラトスという彼女がいる・・。私は・・。)

 

焔は自分は我望から命令を受けた。

自分はその命令のままに仮面ライダー部の絆を掻き乱した。

だけどそれをやった時、心が痛んだ。

痛みはすぐに引く。

そう思っていたが一向に引かない。

 

(私は羨んでいたの・・?あの空間に?・・私に仲間なんて必要ない・・!我望様の言うことを信じていれば何も問題ない!・・でも私はあの空間が心地よかった・・。)

 

「まあ、ゆっくり考えろ。俺はあの荒野に行く。・・翔一さん、あとは。」

「うん、この子は任せて。悪い子には見えないし、おいしい物を食べさせるよ。」

 

一夏は翔一に後を任せて荒野へと向かう。

荒野

 

「来たね、それじゃ特訓の続きをやろう。・・文字通り、命がけのね。」

 

束はヴァルゴに変わる。

 

「博士、本気で行くと共にあなたの真意を確かめさせてもらいます!」

 

シャルはドライバーを装着してトランスイッチをオンにする。

 

(3・・2・・1・・)

 

「変身!」

 

シャルはフォーゼに変身。

 

「仮面ライダーフォーゼ!全力で行かせてもらいます!」

 

ヴァルゴは空中浮遊しながら攻撃、フォーゼはそれを避けてランチャーとステルス、ドリルとボードを交換。

 

(ステルス・ボード)

 

ボードをオンにする。

 

(ボード・オン)

 

ボードを装置、浮かび上がりステルスをオンにする。

 

(ステルス・オン)

 

「いっけー!」

 

姿を消して接近するがヴァルゴは光弾を放ちフォーゼを墜落させる。

 

「くぅ、こうなったら・・!」

 

(ランチャー・ガトリング・Nマグネット・Sマグネット)

 

フォーゼはロケットとレーダーを外してNマグネットとSマグネットを交換、さらにステルスとランチャー、ボードとガトリングを交換してオンにする。

 

(ランチャー・ガトリング・NSマグネット・オン)

 

マグネットステイツにステイツチェンジ、さらにランチャーとガトリングを装備した重武装形態になり、レバーを操作。

 

「一斉射撃をくらえ!」

 

(リミットブレイク)

 

ライダー超電磁ボンバーとミサイル、さらにガトリングが一斉に放たれるがヴァルゴはゲートを開いて打ち返す。

 

「わあー!」

「シャルちゃん!」

 

フォーゼは近くの廃工場に吹き飛ばされる。

ティアナもそれを追いかける。

 

「あなたは確かにホロスコープスです。でも、いい人でもありますよ。」

「何・・!?」

「この特訓は僕を・・フォーゼを本気で強くしようとしている。それに・・ロックオンやのほほんさんたちも・・生きてる。」

 

フォーゼの言葉にヴァルゴは激情、杖で襲いかかる。

 

「何が友情だ!私は常に誰にも相手にされなかった!相手にしてもらえても結局は裏切られる!それが自分の弱さになるだけなんだ!」

「そんなことない!」

 

フォーゼは杖を受け止め、ヴァルゴと向き合う。

 

「絆は、僕に力をくれる!」

「絆なんて、大きな力の前では無意味なんだよ!・・私がそうだったから・・。」

「え・・?」

 

ヴァルゴはフォーゼを蹴飛ばし距離を取る。

 

「だけどその迷いを振り切った時、私はこの力を手に入れた!」

「そっか、わかったよ。」

 

力を溜めた杖を受け止めるフォーゼ。

 

「あなたはISで世界を変えてしまった事に責任を感じていた、その時にこの力を手にした。あなたの攻撃、どこか悲しそうだったから・・。」

「私が悲しそう・・?甘くみないで!」

 

ヴァルゴは杖を振り上げ、フォーゼは吹き飛ぶ。

 

「だったら教えてあげるよ・・!大きな力の前では何も出来ない事を!ふっ!」

 

ヴァルゴは力を溜めた杖を叩きつけ、光弾を放つ。

フォーゼはコズミックを取りだしNマグネットと交換してオンにする。

 

(コズミック)

(コズミック・オン)

 

フォーゼはコズミックステイツにステイツチェンジ、ヴァルゴの放った光弾を弾いた。

 

「コズミックに変わった!」

 

ティアナはコズミックにステイツチェンジできた事に驚く。

フォーゼはソードを開いてコズミックをセット。

 

(リミットブレイク)

 

「セイヤー!」

 

ライダー超銀河フィニッシュを放ち、ヴァルゴは姿を消すもツボは真っ二つに斬れた。

「やったー!」

「・・よくやったね。君は絆を捨てて、非情さを手にした。」

「それは違います。」

 

フォーゼは凛とした声でヴァルゴの言葉を否定する。

 

「僕はやっぱり絆の力でコズミックになりました。」

「何だって・・?」

「この間コズミックになれなかったのは、僕自身が鈴を疑ってしまったこと。・・一夏もそれをわかっていた。だから今鈴と話をしている。僕は不安になった。みんながいないとコズミックになれないんじゃないかって。」

 

フォーゼは変身を解いてさらに話続ける。

 

「離れていても、僕たちが目指す道は一つ。だから僕は絆を信じられるんです。」

「・・そうだな。シャル。」

 

声がした方を振り向くと箒たちが駆けつけた。

 

「一夏には鈴の違和感がわかっていた。」

「そしてロックオンが生きていると信じていた。」

「死ぬのは怖いです・・。ですが、ここで逃げるのはもっと嫌ですわ!」

「俺はIS学園の生徒じゃないけど、シャル、お前を守ってやるくらいはできる。じゃなきゃ虚さんに会わす顔が無いもんな。」

「みんな・・。」

 

ヴァルゴは信じられない物を見るかの様に見ていた。

 

「ウソ・・力の恐怖を乗り越えたというの・・?」

 

まさか自分より年下の男女が恐怖を乗り越えた事に驚いた。

 

「束さん、あなたは私たちを足手まといと呼ぶかもしれない。だけどシャルちゃんは甘さとかの弱い部分を全てひっくるめて強さに変えてくれる。これがシャルロット・ストラトス、そして仮面ライダーフォーゼの強さなんです。」

「友情は危険なんかじゃない、友情は僕に力を与えてくれる。」

 

シャルは笑いながら一歩前に出る。

ヴァルゴは体を振るわせながら笑う。

 

「ふふ、負けたよ。シャルちゃん。君たちの絆の強さ・・信じるよ。」

 

ヴァルゴはそう言ってゲートを開く。

ゲートから二人を抱えながらメテオが降りてきた。

 

「ロックオン!」

「簪ちゃん、のほほんちゃん!」

「大丈夫。」

「ちゃんと生きてるよ~♪」

 

メテオとヴァルゴは変身を解く。

同時に一夏も現場に駆けつける。

 

「ロックオン、やっぱり無事だったようだな。」

「ええ、今すぐに抱きつきたいけどそれは全て解決してからね。」

「・・がふっ!?」

 

束は何かに射抜かれた。

その方向を見るとそこにいたのはサジタリウス。

 

「サジタリウス・・何でここに・・!?」

「残念だよ、ヴァルゴ。私と共に宇宙の真理にたどり着くパートナーは君だと思っていたのだが・・。」

 

サジタリウスは左手の弓を展開、炎の矢を乱射。

束はヴァルゴに変身して全て受け止める。

 

「グフッ!」

「束さん!」

「博士!」

「姉さん!」

 

シャルとロックオンはドライバーを装着、ロックオンはジェノバの呪縛を発動。

 

「許さない・・!」

「お前はあたしたちが倒す!」

 

トランスイッチとレバーを操作。

そしてコズミックとメテオストームをオンにする。

 

(コズミック・オン)

(メテオストーム!)

 

「「変身!」」

 

フォーゼ・コズミックステイツとメテオストームに直接変身。

 

「最初からフルブーストで行くよ!」

「あたしの運命は嵐を呼ぶ!」

 

フォーゼはソード、メテオはシャフトを手に立ち向かう。

ついに姿を現した射手座・サジタリウス。

束の運命は・・。

そして自らの存在意義に疑問を持った鈴音は何を思うのか・・。

グダグダでダラダラですいません。

 

あ~きつい!

 

鈴音は何を思うのか。

 

感想待ってます!

 


 
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