No.450121 テイルズオブエクシリア~転生者はイレギュラーレイフォンさん 2012-07-09 23:26:26 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:1243 閲覧ユーザー数:1229 |
~レオンSIDE~
宮殿の外に出るとローエンが待っていた。
「もういいのか?」
「はい。ナハティガルは病院へ。運ばれていきました」
「じゃあ、俺たちも……」
行こうかと言おうとしたら宮殿の中から出てきた兵士がローエンに報告していた。
「イルベルト殿!先ほど伝令がありました!ア・ジュール軍の侵攻が始まりました!!敵兵力およそ5万!」
5万……この圧倒的な数値に驚く俺たち。
「戦争が……始まった」
~レオンSIDE OUT~
~第三者SIDE~
とある戦場の地で。ア・ジュール軍総勢5万はア・ジュール王ガイアスの指示を待っていた。
「全軍、前へ出せ」
「全軍、前へ!」
ガイアスの指示をウィンガルは素早く伝令兵に伝える。
馬に乗った伝令兵は兵士たちに前へ進むことを伝えていく。
指示に従い前へ進む兵士たち。
そして………
ウオォォォオォォ――――――――!!!
ウオォォォオォォ――――――――!!!
ラ・シュガル軍とア・ジュール軍が激突をし始める。
~第三者SIDE OUT~
~レオンSIDE~
「ご、五万の大軍?東方辺境(サマンガン)か!?」
「違う!イル・ファン北方、ファイザバード沼野だ!」
もう一人の兵士はローエンと話している兵士に聞き、驚いている。ローエンもあり得ないと言う風に言う。
「バカな!どのようにしてあの地を攻略するつもりなのですか!?霊勢は変化していないはず!」
「わかりません!ア・ジュール軍がどのように進軍しているのかは未だ不明です」
「大丈夫なの?兵力はガンダラ要塞や海上に集中してるんでしょ?」
「今から兵を移動させて間にあうかどうか……」
兵力差をどう埋めるかを考えるローエンに兵士は伝える。
「ご安心ください ジランド参謀副長が敵の攻撃を予期し、すでに新兵器を移送中です」
それを聞いた俺たちは納得していた。
「やはり……」
「あなた、その伝令は誰の命令によるものですか?」
「ジランド参謀副長ですが……それが何か?」
ローエンの質問に疑問を持つ兵士。
「いえ、ありがとう」
兵士たちはローエンに一礼をして、その場から離れて行った。
「何やら裏がありそうだな」
「ですが、今はファイザバード沼野へ急ぎましょう」
「ああ!アルカンド湿原からファイザバード沼野へ向かおう」
俺たちはまずファイザバード沼野へ入るためにアルカンド湿原へ向かった。
アルカンド湿原に到着すると魔物達が溢れている。おそらく近くで戦争が始まっているからそれのせいで活発化しているのか?
「ファイザバード沼野はこの先なのですが……」
「さすがにこんなに魔物がいたんじゃ!」
さすがにこれほどの魔物の数に驚く俺たち。
「魔物風情が……止むを得んな!出でよ!創世の輝き!ビッグバン!!」
フィールド全体に及ぶ広い攻撃範囲でビックバンを発生させ、群れていた魔物達を一掃した。
「す、凄い」
「これがレオンさん、個人の力……」
皆、唖然としていた。
「おい、何唖然としている!急ぐぞ!」
俺は唖然として動かない皆に声を掛け、皆もそれで反応し、再び俺たちはファイザバード沼野へ向かった。
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第43話 ファイザバード沼野へ