堕天使カラワーナ、ミッテルト、ドーナシークを倒した大はオカルト研究部の部室に戻った
「ただいまー」
ドアを開け部室に入った瞬間、大は今まで感じたことのない重圧を感知した
「(な、なんだこの重圧は!?)」
驚いていると
「あら、帰ってきたのねマサル」
「うふふ、お帰りなさい」
「・・・・・お疲れ様です」
リアス、朱乃が笑顔で大を出迎え、小猫はいつも通りに大に話しかけた。だが、3人から感じる気配はいつもと違っていた
祐斗は笑顔でいたが冷や汗を流しまくっており、イッセーは恐怖で震えていた
「小猫」
「・・・はい、部長」
リアスに命令され、小猫は一瞬で大を椅子に座らせロープを巻き逃げられないようにした
「マサル、どうして朱乃が渡した転移符をあのシスターに使わせたのかしら?返答次第ではただでは済まないわよ」
笑顔だが凄味の声で大に言う
「うふふ」
朱乃は両手に雷を走らせており
「・・・」
小猫に至っては準備体操をしていた
「おい、まさか・・・・ぎゃぁあああああ」
部室から大の悲鳴が響いた
それから30分後
「あのシスターをこっちに転移させた後、あなたは堕天使4人と出会いそのまま戦闘をした・・・その解釈でいいのね?」
「あ、ああ」
大はリアス達のOHANASIの後、あの後起こったことを説明した
「もうそんな無茶はしないで頂戴。ボロボロじゃない」
リアスがそういうと
「お前らがやったんだろうが!!」
大はリアス、朱乃、小猫に指をさして怒鳴った
「はぁ、はぁ。まぁいい。それにあいつ等の目的も解ったからな」
「目的ですか?」
朱乃が聞き返した
「ああ、ペラペラ喋ってくれたぜ。あのシスター、アーシアに宿ってる神器を抜き取って自分の物にして至高の堕天使になるんだとさ」
「あのシスターの神器を。一体どんな神器かわかる?」
リアスが聞くと
「確か“聖母の微笑”って言ってたな」
「・・・・そう」
大はリアスの目を見て思った~絶対に仲間に引き入れる気だな~っと
「じゃあ、俺はこれで」
大は立ち上がり、そういうと
「・・・・どこに行くつもりなんですか?」
小猫が大に聞いた
「勿論、あの堕天使の根城に殴り込みに行くんだよ」
「な、何を言ってるの!死ぬかもしれないのよ!?」
「っへ、男の喧嘩は常に命がけ、死ぬことを恐れた時点で負けなんだよ。それに」
大はイッセーの隣で気を失っているアーシアを見て言った
「こんな優しい子を見殺しにするなんて漢のすることじゃないんだよ!!」
大が振り向かずにそう言った瞬間、部室にいた全員は大の背中が誰よりも大きく見えてしまった
町はずれの教会に着いた大はドアを開けるとそこには神父の格好をした者が沢山、そして堕天使レイナーレもいた
「あ、貴方なんで生きているの!?ドーナシーク、ミッテルト、カラワーナが殺したはずなのに」
「鍛え方が違うんだよ。それとその3人なら俺が倒した」
そう言い、大は神器を発動し拳を構えた
「喧嘩番長大門大・・・押して参る!!」
大対堕天使レイナーレ、はぐれ悪魔祓いの喧嘩が幕を上げた
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突入、堕天使の根城