No.447492

ハイスクールD×D~HSSを持つ転生者~ 第16話

あっくんさん

神様の悪戯で、死んでしまった俺―――神矢クリスはハイスクールD×Dの世界に転生した。原作の主人公、兵藤一誠らに会っていろんな事に巻き込まれる。

2012-07-06 21:20:29 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:5814   閲覧ユーザー数:5542

今部室に生徒会メンバーが来ている。正直、興味ないし

    早くラノベが読みたい。というか、ライザーのときになった

    アッシュの聖騎甲(アーク)の後遺症で全身筋肉痛だ。

    これがめっちゃ痛い。アーシアの神器(セイグリット・ギア)でも治らなかった。

    

   「リアス先輩は俺達の事を兵藤たちに話していないんですか?

    同じ悪魔なのに気づかないのもおかしいけど」

    うるさいなぁ。そんなのとっくに気づいていたよ。匙元士郎くん?

「私達は「表」の生活ではお互いに干渉しない事にしているの。

    だから、イッセーたちが気づかないのは当たり前よ。多分、

    クリスは気づいていると思うけど」

    ばれていたか…まぁいいけど。

    

    一誠とアーシアは驚いているようだ。まさかこの学園に

    俺達以外の悪魔がいるなんて思っていなかったらしい。

    朱乃さんが生徒会長さんを紹介した。

   「こちらの生徒会長――支取蒼那(しとりそうな)様の真実の名は

    ソーナ・シトリー。上級悪魔シトリー家の時期当主さまですわ」

    まさか生徒会長が悪魔とは気づかなかった…

    時々思うが…上級悪魔は時期当主が多いのか?

 

    話を聞くところシトリー家もグレモリー家やフェニックス家と

    同じで元72柱の一つらしい。それと、この学園はグレモリー家が

    実権を握っているが、「表」の生活ではシトリー家が握っているらしい。

    

   「会長や俺達が日中動き回っているから平和な学園生活を送れるんだ。

    ちなみに俺の名前は匙元士郎(さじげんしろう)。二年で会長の『兵士(ポーン)』だ」

   「だってよ。俺たちと一緒らしい。仲良くしようぜ、元士郎」

    と寝転がりながら握手する為に手を伸ばしたら嫌な顔をされた。

   「お前達エロ四人組の一人であるお前と一緒だなんてすさまじく

    いやだな…」

    こいつ…ふざけているのか? ライザーのように右腕を吹き飛ばすか?

   「おっ! やるか? こう見えても俺は駒四つ消費の『兵士(ポーン)』だ。

    お前達とは同期だが、お前達に負けるかよ」

   

    どうやらやる気のようだ。でも俺は全身筋肉痛で動けんからな。

   「今日ここにきたのは、この学園を根城にする上級悪魔同士、

    最近下僕にした悪魔を紹介する為―――つまり、あなたと兵藤くん

    と神矢くんとアルジェルトさんをあわせる為に来たのです。

    私に恥をかかせない事。それに―――」

    ソーナさんが俺と一誠を見て

 

   「この『兵士(ポーン)』コンビはフェニックス家の三男を倒したのですから」

   「え!? フェニックス家の三男をこいつらが!? 信じられません!」

   「本当の事よ。特にクリスくんの方は、フェニックス家の三男と

    その眷属をすべて斃したのだから」

    ちっ…そこまで情報が回っているのか。

   「フェニックス家の三男は8勝2敗で、レーティングゲームで優秀な

    成績を収めているんですよ!? それが…たった一人の『兵士(ポーン)』

    に…」

    元士郎は寝転がっている俺を見て…

   「だったらお前の実力を見せてみろ! フェニックスの三男とその眷属

    を斃したという力を!」

 

    俺は欠伸をしてから

   「別にいいが…できるなら今じゃなくて明日にしてくれないか?

今日は筋肉痛で動けん…うぐっ!?」

    しゃべったら痛みが…あいつめ、喋らせやがって…

   「ほんとだな!? 嘘じゃねぇだろうな! 嘘だったらこの場で

    お前の筋肉痛の場所を指でつつくぞ!」

   「マジでそれはやめて!?」

「控えなさい、匙」

   「う…はい」

   「ごめんなさいね。兵藤くん、神矢くん、アーシア・アルジェルトさん。

    うちの眷属は実績が少ないので、失礼な部分が多いのです。

    よろしければ同期の新人悪魔として仲良くしてあげてください」

   「元からそのつもりですよ。会長さん」

    元士郎と一誠は…アーシアを挟んでいがみ合っているし。

    あいつら結構似ているかもな。馬鹿同士な。

   「「なんか…失礼な事を言われた気がするが…」」

    俺の心を読んだのか…? あいつらは…

    と横を向くと会長さんが興味深そうな顔で見ていた。

 

   「な、何でしょうか?」

   「この子が…」

   「そうよ。うちの問題児の『兵士(ポーン)』よ」

    問題児って…そう思われていたのか。なんかショック。

   「神矢くんは今、一部の悪魔の中で有名なのよ。いきなり鎧姿になったり

    黒スーツになったり…戦闘狂から紳士になったりしてね」

    それは…HSSと『武装創造(アメント・イマジン)』のせいだな。

   「そんな事より…球技大会、楽しみね」

   「そうね。負けないわよ」

   

    まさか…そんな事扱いされるなんて思わなかったよ。

    

    

    

     

 


 
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