No.447361

魔法戦記リリカルなのは 二人の転生者の願い

DFGNEXTさん

ついにもう一人の転生者が登場。
・・・これって転生かな?

2012-07-06 19:12:54 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1684   閲覧ユーザー数:1631

序章:始まりの鐘と

第一話「もう一人の転生者 その名は「なのは」!」

気が付くとそこは・・・前世の記憶では見知らぬ部屋。

だがこの世界の記憶が語っている・・・・ここは俺の部屋だと。

 

 

 さてこの世界での自己紹介をしようかな

 

 俺の名前は「九十九彩斗」海鳴市にすむ三歳児だ!!

 ごめんかっこつけた。

 新暦56年12月25日生まれ あとは要望どおりなはずだ。

 

 家族構成だが注文どおり三人家族だった。

 

 警察官の父親。名前は九十九修治

 優しくときに厳しく俺に接してくれる。個人的には良い父親だ。

 顔もまあまあだし。ちなみに夜中にこっそり盗み聞きしたが、

 どうやら魔法文明についてある程度は知ってるようだ。

 

 裏があるのは知っているが、将来は管理局に入りたい俺としては知っているのはありがたかった。

 まあ俺の注文どおりなんだが

 

 次に現在専業主婦の母親。名前は九十九アルト

 注文どおりなら彼女はミッドチルダ出身の元管理局員なはずだ。

 先ほど盗み聞きした話によれば、父さん以外には記憶喪失ということで通し、

 こちらの世界の戸籍も取っているようだ。

 見た目は一見外国人でかなり美人。まさか桃子さんみたいに大分先まで美人なんじゃあ・・・?

 

 

自己紹介はこれくらいにしよう。

さて注文どおりならあと4日でデバイスの材料が来るはず。

デバイスをつくりセットアップ

そのときに両親に予知夢のレアスキルを話す。

生まれたばかりの子がデバイス作ったらさすがに信じるだろう。

 

そのあとは予知夢でおぼろけだが6年後にここ海鳴で魔法関係の事件が起こる。

それを止めたいからという理由で訓練するつもりだ。

 

となりの家のなのはちゃんには出来れば巻き込まれてほしくないが・・・。

本人が望むならそれも仕方ないと思っている。

 

 

「彩斗ー!ご飯よー!」

 

「はーい。母さん」

 

とりあえずあと4日だ。それまでは子供らしく演じよう。

 

 

4日後・・・。

 

朝食を食べ終わり部屋に戻ると・・・。

 

「本当にきたよ・・・。」

 

今俺の目の前にはデバイスを作るために必要な材料がそろっていた。

ついでに作成用の機材も

 

とりあえず知識を駆使して作成を開始する。

魔法はミッド式かな?でもって遠距離戦も近距離戦も出来る

オールラウンダーを予定して作る。

 

・・・・・・・・・。数時間後

 

「よし出来た!」

 

出来たデバイスの形状はブレス状態。

あえて言うなら前世で見たゴー○スターズのモーフィンブレスかな?

 

「とりあえず登録をしよう。」

 

そういうと彩斗はマスター認証の準備を始める・・・。

 

「マスター認証、九十九彩斗・・・。」

 

彼の足元にミッドチルダ式の黒色の魔法陣が展開する。

 

「術式はミッドチルダ・・・。」

 

魔力の流れが一定方向に向かう。

 

「愛機(デバイス)に個体名称を登録・・・・・・・・・愛称(ファミリーネーム)は『キューフォー』

「正式名称『レスキューフォース』!」

 

魔方陣の輝きが終わる。

 

「レスキューフォース!セーットアップ!」

 

《了解しました。マスター》

 

合図とともにバリアジャケットが展開される。

消防服を簡略化したような服が構築される。

腰の部分にはカードリッジなども入れられるようなポケットがある。

 

「今後ともよろしくな。レスキューフォース」

 

《了解しました。マスター》

 

(なんか堅苦しいな・・・。まあコアストさんもそうだったしこれからか・・・。)

 

「なんだ!?大丈夫か!?彩斗!?」

「彩斗?大丈夫!?」

 

「来たか・・・。」

 

 ガチャン

 

扉が開けられる・・・。

 

「彩斗!大丈・・・。その姿は・・・。」

「彩斗・・・。その手に付けているのは・・・?」

 

 

予想通りの質問。心が痛むが子どもらしく演技しよう。

 

「あのね。昨日の夜。夢を見たんだ。その夢でね。こういうのを作ってて

作ってみたいなあと思ったら今日部屋に材料があったんだ。だから作ってみた。」

 

(まずい。俺演技下手だな・・・。)

少し自虐していると母さんが言った。

 

「彩斗。・・・。それはデバイスっていって・・・。」

「うん。知ってる。魔法が使えるようになるんでしょ?」

 

「彩斗?何でそれを知ってるの?」

母さんが言う。実はまだ見てないけど、予知夢ということにする。

 

「夢だよ。夢の中では母さんも魔法使ってた。管理局?とか」

 

「・・・・・・。そうか・・・。彩斗も知ってしまったか・・・。」

「あなた・・・。」

「いいさ。いずれは話したんだ。話してあげよう。お前のこと」

「・・・・・・。わかったわ。来なさい彩斗・・・。デバイスももってね」

「うんわかった。いくよキューフォー」

 

《はい!マスター!》

 

(おや?なんかテンションがちがくない?)

俺はそう思いながらリビングへと向かった。

 

「さてまずは母さんについて話そうか・・・。」

 

そういうと父さんは母さんとの馴れ初めを話し始めた。

大まかな設定しか聞いてなかったのできちんと聞く。

 

二人が出会ったのは6年前らしい。

母さんの名前はアルト・ハーヴェイ

管理局の任務でこの世界に来た母さんは任務には成功するが負傷。

偶然その場にいた父さんにバリアジャケットと空を飛んでるところを見られたらしく

すべてを話した。

父さんはすぐに信じ、手当てをしたそうだ。

 

異世界からの次元漂流者といっても信じてもらえるわけもなく、どういうか困っていたら

父さんが記憶喪失ということにして仮の戸籍をとればいいといわれたそうだ。

 

記憶喪失者が保護された場合、普通は警察が身元を調べて家族の元へ返すが、

記憶喪失者の身元が全く判明しない場合には取りあえずは生活保護を受けるなどして治療を行う。

それでも長期にわたって身元も不明な場合には家庭裁判所に就籍許可申立を行い、仮名での戸籍を作ることができる。

ちなみに本来は記憶喪失者を想定した制度ではなく捨て子や迷子などの身元不明者のための制度である。

 

そうすれば見た目が外国人でも特に問題なく手っ取り早いとのことだ。

 

前世でも就籍許可申立事件として実際に認められているものだ。

 

出身地とかも話せないから仕方なかったらしい。

その後はいろいろあって二人はゴールイン。

三年前に俺が生まれたということだ。

そのときに母さんは管理局は辞めたらしい。

 

「まあこんな感じだ。難しかったかな?」

 

「ううん。全然。だって夢で見たとおりだったんだもの。」

実際話し自体は難しくないが、今の俺は3歳児。

全部夢のせいにしよう。

 

「その夢だけど・・・。多分レアスキルだと思うんだ。」

 

「そうか・・・。予知夢・・・といえばいいのか。」

 

「ねぇねぇレアスキルって?」

わかっていながら俺は言う。

 

「レアスキルっていうのは普通の人は持っていない稀少スキルってこと。」

 

「じゃあ僕は普通じゃないの?」

 

「普通だよ・・・。普通の人間。私たちの大切な息子よ」

母さんが言う。なんか少し恥ずかしかった。

 

「ありがとうお母さん!あと夢で続きがあったんだ・・・。」

 

「なぁに?続きって?」

 

本来ならここで言うべきことではないが、仕方がない。

はやめに行動を起こさないと取り返しの付かないことになる。

 

「あのね母さん・・・闇の書って知ってる?」

 

「っ・・・。」

母さんの顔が歪む。

父さんは何のことだかわからずキョトンとしていた。

 

「なんだい?闇の書って?」

父さんが母さんに聞く。

母さんは重い口をあけた。

 

「詳しくはいえないけど・・・今から5年前ちょうどあなたに会う少し前・・・。」

 

そういうと母さんは説明を始めた。

まあほとんど知っているから確認のためだけに聞く。

 

五年前といえば、

管理局が「闇の書」の輸送中に、

その闇の書にクロノの父親クライド・ハラオウンが指揮していた艦の制御を奪われ、

やむなく沈められた艦と運命を共にしたはずだ。

 

注文どおりとはいえ母さんの親友の夫が死んだんだ・・・。

少し俺はあさはかだったかな・・・。

 

「・・・という恐ろしいロストロギアなのよ。」

どうやら母さんの話は終わったようだ。

 

「そんな恐ろしいものが・・・なんで彩斗の夢に?」

 

「彩斗?その夢の内容は?」

 

「うんとね・・・。クライドって人が乗っていた船が沈められたあとに闇の書がこの地球に転生してた。」

 

「なんですって!?そんな・・・。」

 

「地球にそんな危険なものが・・・。」

父さんは驚いている。そりゃそうだ。

たった今聞いただけでもそれがどんな危険なものだかわかる。

 

「彩斗の夢が正しいかわからないけど。もし本当だったら大変よ。」

 

「管理局に連絡できないのかい?」

 

「実物があればともかく、夢よ?予知夢のレアスキルを持っている人はいなくはないけど。」

 

「そうだよなあ・・・。どうするか・・・。」

 

「ねえ父さん、母さん」

そろそろ本題に入ろう。

 

「なに?彩斗?」

 

「闇の書がこの地球に本当に来ているかそれはわからない。だけど万が一きていた場合戦う力が必要だと思うんだ。」

だから、と俺はいう。

「できれば戦いたくないけど。デバイスもあるし・・・。訓練してもいいかな・・・?」

 

「そんな危険なこと!!」

母さんは反対のようだ。

それは仕方ないだろう。

 

少し予想外だったのが・・・。

 

「いや、俺はしてもいいと思う。」

 

父さんが許可してくれたことだ。

 

「あなたこの子がそんな危険なことに巻き込まれなくていいじゃない!」

 

「俺もそう思う。だけどもし巻き込まれた場合戦う力がなければ死ぬかもしれない。」

 自衛のための力を付けておくのも・・・。いいんじゃないかな。」

 

「・・・。そうね。デバイスが使えるってことはリンカーコアがある。蒐集されないためにも・・・か・・・。」

 

「じゃあいいの?」

 

「ええ、いいわ。でもまずは魔法の前に基礎訓練ね。」

 

「父さんと一緒に朝ランニングとかしようか?」

 

「うん!」

 

出来れば一人でしたかったが・・・しかたがない。

こうして親へのカミングアウトは終わった。

 

 

 一年後

 

今日も私九十九彩斗はランニングしています。

二週間くらい前から父さんが仕事で忙しくなったので、

一人でやっています。

いや今日は一人じゃないんだ・・・なぜか・・・。

 

「今日は宜しくね。彩斗くん」

 

なぜお前が参加する!高町なのは!

 

「さあ行こう!」

 

「お、おう・・・。」

 

とりあえず状況を確認しよう。

 

朝起きる→顔洗う→ジャージに着替える→玄関に出る→ジャージ姿の高町なのは

→「一緒にランニングしようよ!」←いまここ

 

どういう・・・ことだ・・・?

 

確かなのはは運動音痴だったはず!なぜランニングに参加しているんだ?

ちなみに注文どおり高町家とは家族ぐるみの付き合いをしている。

なのはちゃんのこともきちんと知っている。

ほとんど原作との差異はなかったはずなのだが・・・。

 

ま、まあとりあえずランニングに行くことにする。

 

「今日はとりあえず山まで行こうか?」

 

「ああ」

 

おかしいな・・・?なぜ山に向かう?

ランニングしながら考えているとなのはが話しかけてきた。

 

「ところで彩斗くん・・・その腕に付けているのって・・・」

 

「ん?あぁこれはオモ「もしかしてデバイス?」へっ?」

 

ちょっとまてこいつはいまなんつった?

 

「なのはちゃん・・・今なんていった?」

 

「やっぱりそれデバイスなんだ・・・。」

 

「合ってるけど・・・なんで君が知ってるんだ!デバイスのことを!」

俺は立ち止まって怒鳴る。

なのはちゃんは静かに答えた。

 

「今から言うこと・・・信じてよね・・・。」

 

「うん。わかった。それで?」

 

「私・・・。未来からタイムリープしたみたいなんだ・・・。」

 

「へっ!?」

 

な、なんだってー!

 


 
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