No.446547

魔法少女リリカルなのはTime Leapなの? 〜過去に戻った高町なのは〜 【無印】 第三十二話

新暦85年、高町なのははある任務の途中で死亡する。

任務は全て嘘であり、全てはなのはを殺害するための一部の管理局員による計画だった。

なのははその計画通りに殺されるが、その任務に向かう途中に偶然何故か落ちていた拾ったジュエルシードによって、なのははタイムリープをするのだった!!

続きを表示

2012-07-05 18:30:58 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1852   閲覧ユーザー数:1780

 先に攻撃を仕掛けたのはフェイトちゃんからだった。

 

 

「『アークセイバー』!!」

 

 

 私に向けて放たれた攻撃を建物を利用してすぐに避け、今度は私が攻撃を仕掛けます。

 

 

「『アクセルシューター』!!」

 

 

 フェイトちゃんが見える所へ移動すると、すぐにアクセルシューターを放ちます。

 

 しかしフェイトちゃんも建物を利用して、どこに居るのかというのを私の視点から分からないようにしながら避けていきました。

 

 一応相手が見えなくても何とかできるのですけど、多少は手加減しないといけませんので敢えて追わないことにしました。

 

 とりあえずこれによってフェイトちゃんの位置を完全に見失ったので、移動はせずにどこから攻撃してくるかと警戒をします。

 

 

「……上っ!!」

 

 

 すぐに何処から来るか分かり、アクセルシューターを放とうとしますがその時には少し遅かった。

 

 私が気づいてすぐにフェイトちゃんはバインドを私に使い、そのすぐに攻撃してきたのです。

 

 

「『サンダーレイジ』!!」

 

 

 確実に直撃するパターンでしたが、前と違って手加減を少し弱めているので、私はすぐにバインドを解き、フェイトちゃんの攻撃が来るときにはすぐにプロテクションを使いました。

 

 バインドをすぐに解かされた時にフェイトちゃんは驚いていましたが、すぐに今の状況を考えたのか、次の攻撃に移ろうとします。

 

 

「『アークセイバー』!!」

 

 

 私がプロテクションを解いたのを狙って隙を与えないかのように攻撃してきました。

 

 さすがにその攻撃はすぐにプロテクションをまた使えるわけでもなく、避ける方が早いと思いました。

 

 すかさずその攻撃を避け、建物を通して私は次の攻撃を仕掛けようとしました。

 

 しかし――

 

 

「遅い」

「なっ!?」

 

 

 建物の角を曲がろうとした瞬間に、目の前にフェイトちゃんが現れ、いつの間にか先回りされているのでした。

 

 さすがにこれには驚かされました。私の逃げ道を見て、すぐに先回りしたのは分かりましたが、これでは私もあまり対処の使用がありませんでした。

 

 

「『サイズスラッシュ』!!」

「くっ!?」

 

 

 咄嗟にプロテクションを使って防ごうとしましたが、サイズスラッシュは確かバリア貫通能力があった事をすぐに思い出し、してもあまり意味がないという事に気づきました。

 

 とりあえずプロテクションを使ってからすぐに逃げることに変更します。だがそれでもダメージを受けるのは変わりないのですがね。

 

 私はフェイトちゃんの攻撃を少し受けてから、フェイトちゃんから離れていきます。

 

 フェイトちゃんはすぐに私の方へと近づいてきましたが、私はアクセルシューターなどで近づけないようにしました。

 

 さすがに油断しすぎたと思いましたね。反省です。少し手加減する量を下げますか。

 

 

「『アクセルシューター』!!」

 

 

 私はフェイトちゃんから大体距離を取ると、14個のアクセルシューターをすべて放ちます。

 

 フェイトちゃんはそれをよけながら私へ近づいて行きますが、アクセルシューターの操作でなかなか近づけないようにさせます。

 

 そしてフェイトちゃんを動かせないように弾丸を操作させ、フェイトちゃんを動かせないようにするのでした。

 

 別にアクセルシューターで放った弾丸はすべてフェイトちゃんに当てるものではなく、フェイトちゃんの動きを封じるためです。

 

 別にバインドで済む話なのですが、解かれたらめんどくさいので確実に動きを止める方法にしたのです。

 

 そして私は弾丸を操作しながら、レイジングハートの先で収束させます。

 

 

「『ディバインバスター』!!」

 

 

 ディバインバスターを放ち、フェイトちゃんに直撃する寸前でアクセルシューターで使った弾丸をすべてフェイトちゃんから放します。

 

 

「くっ」

 

 

 フェイトちゃんはアクセルシューターの弾丸によって避けることができず、ディフェンサーで防ぐしか方法がありませんでした。

 

 だが、私は前より手加減をしていないので、フェイトちゃんのディフェンサーを破壊し、そのままフェイトちゃんへと直撃するのでした。

 

 さすがにちょっと手加減しても良かったかもしれないと思いましたが、これくらいでは倒れないだろうと思いました。

 

 案の定、フェイトちゃんはディバインバスターを受けていようと立っており、まだ戦える様子ではあった。

 

 

「……やはり、耐えられましたか」

「はぁ、はぁ、私だって負けられない」

「……どうして負けられないのかは分かっています。プレシアの為に集めていることも」

「……母さんがジュエルシードを集めている理由を知ってるの?」

「えぇ、知っていますがプレシアとはちょっと意見が違いますのでね」

 

 

 正確に言えば、意見が違っているわけでなく私の事をまだ信用できないだけなんですけどね。本当にアルハザードに行かなくてもアリシアを救う事が出来るのかと思っているのだろうし。

 

 

「まぁ、その話は今は良いでしょう。それよりも今はやるべきことがお互いにあるはずです」

「そうだね。母さんのためにもジュエルシードは手に入れる!!」

 

 

 その言葉を皮切りに、フェイトちゃんは私に向かって突き進んでいきます。

 

 私はそれをただ見ており、何も攻撃を仕掛けませんでした。いや、正確に言えば魔法を唱えなかったと言った方が良いかもしれませんね。

 

 フェイトちゃんは自分が突き進んできているのに何もしてこない私に、僅かながら驚いていましたが、気にせず私へと突き進んでいき、かなり接近してくると攻撃してきました。

 

 

「『サイズスラ』――っ!?」

 

 

 だが、私はこの時を待っていました。先ほどディバインバスターを放つ前にバラバラに分散させていた弾丸を操ってフェイトちゃんに当てたのです。

 

 さすがに攻撃してくる寸前でしたので、まったく回避する方法は考えておらずに直撃してしまったのです。

 

 残りの弾丸もすべてフェイトちゃんに向けて放ちましたが、さすがにすぐに対応して避けられるのでした。

 

 

「何もしてこないことに、少しでも疑心に思わないとだめですよ」

「くっ、」

「さて、そろそろ終わらせましょうかな? 『アクセルシューター』!!」

 

 

 私はフェイトちゃんに隙を与えないように攻撃を仕掛けていきます。

 

 フェイトちゃんは私のアクセルシューターを避けていきますが、その間に私は上空へと上昇していきました。

 

 そしてフェイトちゃんを止めを刺そうと動くのですが、いつの間にかフェイトちゃんは弾丸から避けきって背後に居ることに気づきました。

 

 それから振り向こうとてフェイトちゃんの方へ振り向いたしたのですが……

 

 

「なっ!? あの時と同じ!?」

 

 

 またしても気づかない内にバインドをされており、今回は両手首にもされていたというのに全く気づかなかったのです。

 

 前にはなかったはずなのですが、どうやって気づかないようにバインドを使うのでしょうかね。

 

 そう思いながらもとりあえずすぐさま解除しようとしたのですが、その時にはすでに遅かったです。

 

 フェイトちゃんの左手を上に掲げてとても長い槍みたいなものが出来ていたのです。

 

 そして、私がバインドを解いたその刹那にフェイトちゃんはその長い槍を放ってきたのです。

 

 

「『スパーク――エンド』」

 

 

 今からでは避けきれると思わなかったので、すぐにラウンドシールドを使って何とかするしかありませんでした。

 

 

「くっ」

 

 

 さすがにこの攻撃は完全に防ぎ切るのは本気を出せば何とかなりますが、手加減をしているので前みたいな程度で受けることにします。

 

 その間にも周りの建物がどんどんと壊れていきます。一応周りを見るほどには余裕ですが、少しダメージは受けそうですね。

 

 それから何とか防ぎ切り、今度はこちらの番です。

 

 直ぐにフェイトちゃんに仕返しをするかのようにバインドでフェイトちゃんを動かなくさせ、レイジングハートをフェイトちゃんに向けます。

 

 

「『ディバインバスター』!!」

 

 

 フェイトちゃんに向けて放ち、フェイトちゃんはラウンドシールドで防ごうとします。

 

 フェイトちゃんが防ぎ切ったのを見て、私はすぐにかなり上へと上昇します。

 

 フェイトちゃんは魔力の消費しすぎとディバインバスターを防ぎ切った疲れがあって、私が上昇したことに気づいた感じではありませんでした。

 

 それから私は散らばった魔力を収束させました。

 

 フェイトちゃんもそれに気づきましたが、次に私が放とうとしてるのは避けきれるわけでもないので、幾つもののラウンドシールドを使って備えようとします。

 

 

「『スターライト――ブレイカー』!!」

 

 

 そして私は、スターライトブレイカーをフェイトちゃんに向けて放つのだった。


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
1
1

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択