「あ~おっぱい揉みて~……」
いきなり変な事を呟くのは、俺の友達の「兵藤一誠」
性欲だけに忠実な人だ。
「いきなり…何を言い出すんだ。これだから、モテないんだよ」
俺の名前は、神矢クリス。転生者だが、記憶がない。
何故転生者だってわかるかって?それは、
神様って奴が、俺の特異体質HSS(ヒステリア・サヴァン・シンドローム)について
書かれているノートが机に置かれていたから。
何が書かれているかは…割愛する。
「兵藤一誠くんに同意!」
…で、見た目は、スポーツ青年だは実態は、日常的にセクハラ発言
しまくっている困った変態さん「松田」
「言うな……虚しくなる……」
知的キャラっぽい事をいっているこのめがねは、「元浜」
特技は、女性のスリーサイズを一瞬で測ること。
世の男子達は欲しいと思うが、正直俺はいらない。
たまに思うが、こいつら…黙っていればモテる…と思う。
顔だけ(・・)はいいからな。
「クリス、元浜、松田…どうして俺達はこの学校に入学した?」
イッセーがつぶやく。
「駒王学園は女子高から共学になってから間もない…よって!
圧倒的に女子の数が多い!黙っていてもモテモテ!!即ち…ハーレム!!」
黙っていれば…なっていただろうな。きっと…興味ないけど。
「…のはずが、告白もされないまま、高2の春を迎えてしまった」
また始まった…飽きたから散歩でもしよっかな。
「…どこ行くんだ?」
「正直、お前達の話はよくわからん。だから散歩する」
と言って、旧校舎を目指す。
「そうか…また明日な、クリス」
イッセーに別れを告げてから散歩しに旧校舎にむかった。
◇
「う~ん…やっぱここはいいわ~」
場所は、旧校舎。個人的にここは好きだ。落ち着く…
「いてて…竹刀で殴るか?ふつう…」
さっき別れたばかりの友達の声が聞こえた。…面白そうだ行ってみよ。
「災難だな一誠」
「この変態ども!!私にひざまずきなさい!(クリスの裏声)」
「どうぞ、私めをお殴りにくださ…じゃない!よく見たらクリスじゃないか!」
「いいツッコミありがとう」
松田の奴…結構ノリいいじゃないか。…なんだ?イッセーの奴、上の方を見て
イッセーが見ている方向にむいてみると…そこには、紅い髪をした
美人さんがこっちを見ていた。その時、
ゾワッ!!
なにか…あの人から、危険な感じがする。…イッセーは見惚れていた。
「リアス・グレモリー。99 58 90。オカルト研究部所属。出身は
北欧と噂されている」
元浜がいらないところまで言う。そのめがね壊したろか?
「(…リアス・グレモリー、か…)」
俺は、さっきまでリアス先輩がいた場所を睨みつけていた。
次の日…イッセーの彼女を紹介された。とても喜ばしい事なのに
浜と松田は…血涙していた。
だが…俺は、この女から凶悪な感じがした。おかしい。人間か…こいつら。
この女の名前は「天野夕麻」というらしい。
俺は、天野夕麻を監視する事にした。…もちろん、イッセーと
一緒にいるときだけ、な。
夕麻とイッセーは、デートするらしい。尾行しよう。
イッセーと夕麻は色んなところをいったりしていた。
なんか…楽しそうだな。あいつら
女の人から変な紙をもらって、尾行を再開した。
場所は公園。夕麻とイッセーは二人きり…何か始まりそうな雰囲気だ。
「ねぇ~イッセーくん。お願いがあるの」
「お願いって?」
「死んでくれないかな?」
…俺の勘は正しかったようだ。
「え…?俺の耳ちょっとおかしいわ。もう一回いってもらえるかな?」
夕麻は、イッセーの耳元で発音正しく言った。
「死んでくれないかな?」
そう言うと、夕麻はアニメの変身シーンみたいに衣装チェンジした。
その服装が大胆で…俺は、HSSの血流を感じていた。
「(仕方ない…これだけだ)」
俺は、この血流に身を任せた。
「楽しかったわ…子供の初々しい事に付き合えて」
夕麻の手に、光が集まって槍の形を造った。
「では、もうちょっと付き合ってもらおうか。お嬢さん」
俺は、イッセーの前に出てきた。
「く、クリス!何でここに…?てかお前…なったのか?」
「悪いね…少し尾行させてもらったよ」
ちなみに、イッセーは俺の特異体質の事を知っている。
俺は、持っていたモデルガン(改造)を夕麻に向けた。
このモデルガンは、生身の体に当たるととても痛い。
まあ…目の前にいる鳥人間に通用するかわからないけどな。
「あなた…何者?ほかの人間とは違う感じがする」
「何をいっているんだい?俺は人間だよ」
ため息をつく。
「イッセー…逃げろ。ここは危険だ」
「でも…お前は」
心配性だな、イッセーは。
「早く逃げろ!今ならいける。おれが囮になる」
「…!わかった」
イッセーは、逃げていった。
「でも…私の狙いはお前じゃない!あいつだ!」
鳥人間は、光の槍をイッセーめがけて投げる動作をした。
この隙を見逃す俺じゃない!!
「はっ!!」
ビシビシビシっ!!
「い、痛!…くそ!邪魔するな!」
今度は、俺に向かって投げた。
「遅いな…」
俺は、槍をかわし 無形の構えをとった。
知る人ぞ知る『不可視の銃撃(インビィジビレ)』の構え
「わざわざ無防備になるなんて…馬鹿ねぇ~」
光の槍を再び形成し、投げる動作をした。
ビシビシビシビシッ!!!
「いたたたた!!邪魔するなぁぁ!!」
光の槍を形成し、投げた。
俺は、かわした。…が、そこはイッセーが逃げている場所だった。
ザシュッ!!
「ぐはぁぁ!!」
くそ…しくじった。まさか、イッセーがいるなんて…。周りは血の海だ。
イッセーに意識を向けた瞬間、槍が腹を貫通していた。…不意打ちかよ。
「この身に神器(セイクリッド・ギア)を宿した事を恨みなさい」
そう言うと、夕麻は飛んでいった。…神器?。
その時、変な紙が光った。
それを見て俺は、意識を失った。
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神様の悪戯で、死んでしまった俺―――神矢クリスはハイスクールD×Dの世界に転生した。原作の主人公、兵藤一誠らに会っていろんな事に巻き込まれる。