No.446187

魔法少女リリカルと恋姫な物語 ~少年の数奇な運命~ 第2話 相棒(バディ)との出会い

レアさん

レッツ・投稿!ここはあらすじを書いていけばいいのね・・・。

今回はとりあえずお試しで^^てことで本編どうぞ~♪

2012-07-05 01:18:05 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2325   閲覧ユーザー数:2158

父さんからの質問(試験?)が終わって、デバイスをくれるとのこと。で、今父さんは自分の部屋にそのデバイスを取りに行っている。どんなのか楽しみだな~♪

 

「すまん、待たせたな」

「あ、全然。て言うか家の中なんだし」

「ははっ、それもそうだな」

 

 などと軽口を交(まじ)えつつ父さんは僕の正面に座り、ちゃぶ台の上に鍵の形をしたものを置いた。これがデバイス?鍵にしては持つところは少し大きいし、なんか青い宝石みたいなのが付いてるからたぶんそうだと思う。・・・なんか金色だし。

 

「これがお前のデバイスだ」

「鍵の形をしてるね・・・」

「それにはちゃんと理由がある。小学生が持っていても不思議じゃないものをと思ってこの形にした。まあ、色や宝石が付いてるのはそういったデザインだとでも言えば納得するだろう」

 

 なるほど、それなら不自然じゃないかな?フムフムなどと考えていたらまだ理由があるようで再び父さんの話に耳を傾けた。

 

「それともうひとつ理由があってな。これからは小学校に通うのだから、バスによる送り迎えというものがない。当然、父さんや母さんは共働きであるから、神那のほうが先に帰ることが多くなる」

「あ、そうか。そうだったね」

 

 今まで家の近くの集合場所と幼稚園の間をバスで送り迎えをしてもらってたから、ついついそのつもりでいたけど。まあ、僕が通う聖祥も途中まではバスが出てるんだけどねw

 

「で、家の前で父さんたちが帰ってくるのを待つのもあれだろうから、家の鍵の形にするよう母さんと相談して決めておいた」

「つまりは鍵っ子ってやつだね!少しあこがれてたんだ!」

 

 イヤッホィ!!デバイスをくれたのも嬉しかったけど、まさかそれが自分の家の鍵として使えるってのは最高だね!なんか二つある宝物が一つになったみたいで嬉しいぜ!

 

「さて、デバイスについての説明に移るが、基本的なことはすでに設定してある。あとはデバイスの名前とマスター認証さえ済ませればすぐに使えるぞ」

「ほんとに!?よし、じゃあこれからの相棒になるんだからちゃんと考えないと・・・」

(ふっ、デバイスを単なる道具ではなく相棒と呼ぶか・・・。ほんとに将来が楽しみだ)

(よ~し、これから先一緒にやっていく相棒(バディ)だ!ちゃんとした名前を考えないと・・・)

 

 などとちょっとかっこよくバディなんて呼んでみたけど、今改めて思うとちと痛いな・・・wまあそんなことは気にせず、名前を考えますか♪

 

30分後・・・

 

「・・・頭から煙が出てるようにも見えるが、大丈夫か?」

「ゴメン!もうちょっとで出そうだから黙ってて!」

「う、うむスマン・・・」

 

 珍しく自分の子供に怒られたのがショックだったのか父さんは少し落ち込んでるような気がした。・・・ゴメンよぅ父さん。ほんともうちょっとだから・・・。

 

「よし、決まった!」

「では、この紙に書いてあるとおりにマスターとして認証を行うんだ」

「はい!」

 

 う~、めっちゃ緊張する~。でも魔法を使うと決めたんだ、こんな段階で尻込みしてちゃいけない!

 

「・・・・マスター認証登録、月詠神那。術式はミッドチルダ式。デバイスに固体名称登録・・・愛称はヴェルジュ。正式名称ヴェルフィニカス・ジューカス」

<<マスター認証登録完了。マスター、これからよろしくお願いします>>

「おおぅ、いきなり喋ったからびっくりしたよ。うん、よろしくねヴェルジュ。それと、マスターってのはやめて。これから一緒にやっていく相棒なんだから」

<<相棒・・・ですか・・・>>

「そそ。だから不満や僕が間違ってることがあったら、どんどん言ってね。僕も聞きたいこととかがあったら、どんどん聞くから」

<<・・・分かりました、神那>>

 

 意外と聞き分けがよくてよかったよ・・・さすが母さん、マイスターの名は伊達じゃないね!さて問題は・・・

 

「神那、バリアジャケットについてなんだが・・・」

「うん、僕もそれを聞きたかったんだ。やっぱり魔導師って言ったらかっこいいバリアジャケットだよね!」

 

 などと最高潮に達しようかというテンションで返事を返したら、予想外の答えが返ってきた。

 

「・・・すまん、そこまで期待していたとは思わなかった・・・。バリアジャケットは今のところ設定していない。というか、トレーニング用の服しか設定していないんだ・・・」

「・・・え゛」

 

 ・・・予想外デース。まさかのバリアジャケットなし!?うそでしょ!?なんて思いが頭の中を駆け巡っていたが、父さんは付け加えるように話しだした。

 

「そんな絶望したような顔をするな。話しは最後まで聞け。今のところ(・・・・・)設定していないだけだ。これは、バリアジャケットのデザインはお前に決めて設定してもらおうと思っていたんだ。服の好みなど人それぞれ。父さんや母さんがよくてもお前がいやだという可能性があるから設定はしていないのだ。わかったか?」

「はい、わかりました。勘違いして申し訳ありませんでした」

 

 などと土下座なんてしてみる。ふぃ~、僕の早とちりでよかったよ。しかし、父さんと母さんはほんと僕のことを大切に思ってくれてるんだね・・・。まあ確かに、バリアジャケットは今すぐ必要ってわけでもないからあせってデザインを決める必要もないかな?

 

「簡単な説明はこんなところだな。詳しい説明はヴェルジュ自身に聞くといい。訓練する場所は、近くに公園があっただろう?あそこでするといい。周りの人に見られないようヴェルジュに組み込んである結界魔法を使うといい」

「うん、わかったよ。ありがとう、父さん」

 

 ほんと至れり尽くせりだね僕って!てことで早速訓練に行ってこようかな~♪

 

「それじゃ父さん早速訓練に行ってきます!」

「うむ、車には気をつけるんだぞ」

「はーい!」

(ヒャッホーーーイ!!!気分はすでに最高潮DA☆ZE!)

((この子が私のマスター・・・。私を作ってくれたマイスターのためにも、神那をそして神那の両親を守る為に私も成長していきましょう・・・我がマスター神那と一緒に・・・))

 

 そして、これより3年後物語は動き出す・・・


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
5
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択