「ひとつ聞くけど、君が俺のマスターでいいんだよね?」
黒い・・・・、
それが、衛宮士郎が感じた彼の第一印象だった。
自らを殺そうとした青い戦士を吹き飛ばしたのは、自分と同じくらいの年齢(とし)の黒ずくめの少年。
黒いシャツ、ズボン、ロングコートと、黒一色にまとめられた服装、線の細い顔と黒い髪に漆黒の両刃直剣(ロングソード)を携えた少年だった。
こうして、正義の味方(せいぎのみかた)と漆黒の剣士の聖杯戦争がはじまった。
槍の英霊、ランサー
「ヘッ、はえーじゃねーか坊主!!なかなか楽しめそうだ!!」
「そりゃどーも!!」
弓兵の英霊、アーチャー
「なっ、今のに反応するだと!?」
「そこだ!!」
狂戦士の英霊、バーサーカー
「ふふ、バーサーカーは、もうその攻撃じゃ殺せないよ!」
「だったら、みんなの剣技で倒すだけだ!!みんな、行くぞ!!」
「「「「うん!!」」」」 「「はい!!」」 「「おう!!」」
騎兵の英霊、ライダー
「騎兵の手綱(ベルレフォーン)!!」
「いまだ!!」
「どんな時も後(チェック)ろに注意(・シックス)よ」
暗殺者の英霊、アサシン
「わが秘剣、避(かわ)せるか?」
「できるよ!二人でなら!!」
魔術の英霊、キャスター
「あら、その子可愛いわね~~。うふふふふ」
「パ、パパ、ママ何だかあの人怖いです!!」
英雄王、ギルガメッシュ
「死ね!!雑種!!天地乖離す(エヌマ)!!」
「させるか!!」
「ダブル・サーキュラー!!」
これは、黒の剣士と呼ばれた、<英雄>の物語である。
「雑種!!貴様ぁぁぁ!!」
「終わりだ!!<二刀流>上位剣技(じょういソードスキル)スターバースト・ストリーム!!」
<近日公開!!>(嘘)
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衛宮士郎に呼び出された英雄は騎士王の少女ではなく漆黒の剣士の少年だった。