カタカタカタ…………タンッ
「よし、今日はこの辺で終わっとくかー」
…………眠いなー、一体何時間やってたんだ?
「えーっと、時計時計………うっわ、四時とか寝る時間ねーじゃんかよ」
俺の名前は赤築 始(あかつき はじめ)、しがない小説家だ。大学生の時に小説を書いて、出版社の友達に見てもらったらそのまま売り出す事になって、たまたまその小説がヒットして、「このまま書いてみないか?」とか言われて。
あ゛ーーちきしょう、何で俺は小説家になろうとか思ったんだろ?
書くのは楽しいけど時間かかるし、書いたものが売れるとは限らない。今までの俺の作品だってたまたま売れただけ。今本を出させてもらってる出版社だって、友達がいるからそこに持ってったけど締め切りは厳しいし、担当さんコワイし、担当さんコワイし!
「こうして考えてみると、本当にいいとこねーな」
いっその事辞めちまうか…………?いやいや、生活もあるし、何よりそんな勇気ねぇよ
「………ハァ、考えがどんどんネガティブになってきてんな。こんな時には気分転換だ!気分転換!」
散歩でもしてこよう。
~~~~~~青年散歩中~~~~~~~~
散歩してたらだいぶ気も紛れてきたな………それにしても…………
「…………何処だここ?」
やべぇ、考え事してたら見た事ねぇとこまで来ちまったよ。……………ん?何だあれ?
「…………トンネル?」
………おいおい、何なんですかこのトンネルは、向う側が見えねぇとか………怪しさ満載じゃねぇか、トンネルを抜けたらそこは異世界でしたってか?…………笑えねぇなおい。
「うーん、これはまぁスルーの方向で、興味がない訳でもないが……まぁ行きたいわけでもないしな、それに繋がってると決まったわけでもない。」
それにしてもどうやってかえろう、此処マジで何処だよ?
「あ、そうだケータイ。」
えーっと、たしかポケットに………あ!あった!
「電池切れ…………orz」
本格的にどうしよう?人とかいればいいんだけどなー。
一時間後
………やべぇな、何か急に眠くなってきた。可笑しいな、さっきまでは全然眠くなかった筈なのに。
クラッ………ドサッ………
?何で俺は倒れてんだ?こんなとこで倒れてるとこ見られたら面倒な事になりそうだよなぁ。
「………さっさと………………起き…………………あれ?…………立てねぇ…………」
ますますやべぇな、力が全く入らねぇし意識も朦朧としてきやがった。
…………だんだん……………目の前が…………暗く…………
俺の意識は、ここで途切れた。
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1、主人公最強
2、ハーレム上等
3、キャラ崩壊
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