No.445633

テイルズオブエクシリア〜転生者はイレギュラー〜

第6話 共鳴戦闘と共鳴アーツ

2012-07-04 18:56:06 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:2273   閲覧ユーザー数:2225

〜レオンSIDE〜

 

 

依頼にある魔物退治する魔物達のいるであろう場所へ向かっている途中、ミラは懐からクルスニクの槍の鍵を取り出して言った。

 

 

「クルスニクの槍とやらが発動した時、膨大なマナが、これに集中していた」

 

 

「ああ。その『カギ』があの兵器を稼働させるためのものだろうな」

 

 

俺とミラがクルスニクの槍のことを話していると、アルヴィンが近づいてきた。

 

 

「何か用があるのか、アルヴィン」

 

 

「おおっと。何構えてんだ?怖い顔してさ。用事がないと話しかけちゃダメなの?」

 

 

アルヴィンがそういうと、ミラは拳を引っ込めた。

 

 

「いや……だが、背後から息を潜めて近づくのは感心しない」

 

 

「ああ。後ろから息を潜めて近づくと警戒するのは普通だぜ?」

 

 

「何だよ。まるで俺がヤバイ男みたいに。あのジュードってヤツにもそうやって難癖つけてるワケ?」

 

 

アルヴィンがジュードのこともと言うと、ミラは困った表情でいう。

 

 

「ふむ。難癖のつもりはないが……そう取られているかもしれんな」

 

 

ミラが言うと、アルヴィンは笑いながら言った。

 

 

「少年ってのは傷つきやすいんだ。気ぃつけてやれよな」

 

 

アルヴィンがジュードに気を使っているのを聞いて、ミラは少し驚いて言う。

 

 

「ほう、意外に優しいのだな」

 

 

「ああ、物凄く意外だな」

 

 

俺とミラがそういうと、少し傷ついた感じであるが、笑いながらいう。

 

 

「おいおい……そりゃ、俺のキャッチフレーズは、『こころ優しき傭兵』だから」

 

 

「ふむ。いいキャッチフレーズだが、あまり長生きできそうにないな」

 

 

「そもそも、自分から『こころ優しき傭兵』なんていう奴がいるとは……俺はこっちに驚きだよ」

 

 

「はは。言ってくれるねぇ、この2人は」

 

 

そんな話をしながら俺達は歩いて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

イラート海停から少し歩くと数体の魔物達がいた。

 

 

いざ、戦闘をしようとすると…

 

 

「む、リリアルオーブが光った?」

 

 

ミラに続いて俺、ジュード、アルヴィンのリリアルオーブが光りだした。

 

 

「三人ともリリアルオーブをもってたのか?んじゃ、共鳴戦闘(リンク)、いってみるか!」

 

 

「お、それはいいな!今まで使う機会がなかったからな!やろうぜ!」

 

 

俺とアルヴィンの話を聞いたジュードが呟いた。

 

 

「共鳴(リンク)……?」

 

 

「リリアルオーブには、仲間の意識を感知する力がある」

 

 

「これを利用することによって、意識を共有できるし、連携攻撃……共鳴(リンク)アーツを発動することができるんだよ」

 

 

俺とアルヴィンの説明にミラはどうすれば?と聞いてきた。

 

 

「やってみりゃあわかるよ。リリアルオーブに意識を集中しろ!」

 

 

「説明よりも体で感じた方がいいぜ!」

 

 

4人はリリアルオーブに意識を集中すると再び、リリアルオーブが光り始めた。

 

 

そして、戦闘が始まった。

 

 

 

 

 

少しして、アルヴィンが言った。

 

 

「そろそろ、共鳴(リンク)アーツいけるんじゃね?」

 

 

「ああ、ミラ!やるぞ!」

 

 

「ああ!行くぞ、レオン!」

 

 

俺がアイスニードルの精霊術を発動させると共鳴(リンク)アーツが発動した。

 

 

「「降り注げ、無数の氷の刃!アイシクルレイン!」」

 

 

上空から氷の雨がモンスター達に降り注がれる。

 

 

『ギャオォォォォン!』

 

 

その共鳴(リンク)アーツによって、残っていた魔物達を殲滅した。

 

 

「友情・協力・勝利!人間らしい戦法だろ?」

 

 

「うむ、気にいった」

 

 

「ああ、初めて使ったが、いいものだな」

 

 

「うん、1人じゃないって嬉しいね」

 

 

「ああ、いいこと言うねジュード君」

 

 

そういいながら、ジュードの肩に腕を回すアルヴィン。

 

 

ジュードは嬉しそうな表情をした。

 

 

そのまま、俺達は奥に進んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奥に進んでいくと突然、アルヴィンが何かを思い出したのか、話を始めた。

 

 

「そーいや、この辺りになんとかいう村があったな。行ってみる?」

 

 

「けど、頼まれた仕事がまだ終わってないよ」

 

 

「優等生〜。そんなんじゃ肩こるだろ〜」

 

 

「そうだな。それにああいう依頼ってのは自分に合ったペースでこなしていけばいいんだぜジュード」

 

 

アルヴィンに続いて、ジュードに言う俺達を見てミラはいった。

 

 

「そういうものか?」

 

 

「「そういうものだよ」」

 

 

「そもそも、依頼を受けたのは、俺に払う報酬と嬢ちゃんの剣の指導が目的だろ?寄り道して実践を行うもよし、他の依頼を受けるのもよし、だ」

 

 

「ああ。報酬に関してはニ・アケニアまで行けば俺が払うしな」

 

 

「そうか。雇い主はそっちだ。行くも戻るも好きにするといいさ」

 

 

そういい、そのまま奥へ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イラート海停からイラート間道・西方の南西の奥まで来ると、この辺りにはいないはずの魔物達がいた。

 

 

「見て!きっとあいつが依頼にされた魔物だよ」

 

 

「確かに、この辺りに出没する魔物ではないようだ」

 

 

「よし、さくっとやっちまおう!」

 

 

「だな。退治したら海停で飯でも食べようぜ!」

 

 

そういい、戦闘が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

戦闘が始まると俺とミラは共鳴(リンク)アーツを駆使していた。

 

 

「ウィンドカッター!」

 

 

ミラが風の精霊術を発動させると、同時にアーツを発動させた。

 

 

「行くぞミラ!」

 

 

「ああ、準備はできている!」

 

 

「「貫け!空破絶風撃!!」」

 

 

風属性を纏った俺の剣が魔物たちを貫いて倒した。

 

 

そして、続けて

 

 

「「叩きつぶす!地に飲まれろ!烈震天衝!」」

 

 

ミラの地属性と俺の穿衝破の連携技によって残っていた魔物たちを殲滅した。

 

 

そして、勝利の掛け声。

 

 

「俺とミラの絆に勝るものはない!」

 

 

「レオン、お前とならどこまでも高みを目指せそうだ!」

 

 

剣と剣を合わせて、そういった俺とミラであった。

 

 

その俺達を見て、

 

 

「………」

 

 

寂しそうにするジュードにアルヴィンが言う。

 

 

「ま、頑張れ」

 

 

肩に手を置いて言うのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んで、大丈夫かミラ?」

 

 

「ああ。やはり実践が一番の訓練だな」

 

 

「んじゃ、イラート海停にもどって報告しようぜ」

 

 

「うん。早く魔物を退治したことを教えないとね」

 

 

そういい俺達は、イラート海停に戻っていったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イラート海停に戻ってきた俺達は早速、依頼達成のことを依頼主に報告すると、

 

 

「ありがとうございます。おかげで助かりました」

 

 

と、お礼を言われ、報酬をもらってこの依頼は終了したのであった。

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次回、初めての空腹。そして、レオンの戦い?

 

 

 

 

〜今回登場したレオンとミラの共鳴(リンク)アーツ、紹介コーナー〜

 

 

・アイシクルレイン

 レオンのアイスニードル+ミラのスプラッシュ

 上空より氷の刃を出現させて、敵を貫くぞ。

 

・空破絶風撃

 レオンの瞬迅剣+ミラのウィンドカッター

 風を纏った強い突きを二回連続で敵を貫き、方向転換も可能。

 

・烈震天衝

 レオンの穿衝破+ミラのロックトライ

 レオンが穿衝破と共にミラのロックトライの力を拳に纏い、敵を撃ちあげる

 

 

 

 

とまあ、こんな感じになったけど……これでいいのだろうか?と疑問ですね。

 


 
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