「れーじってばまたどっか行っちゃった……」
放課後の星美学園の中を里村紅葉は芳乃零二を探して軽い早歩きで移動していた。携帯も繋がらないのだ。
『召喚せし者』達の闘いが終わって数週間がたっていた。本来なら存在が消えたままの筈の紅葉達も零二とそのマホウ――サクラ――が使った究極魔法『願いし平和』――フォルテシモ――で存在を取り戻していた。零二とサクラにはかなりの恩が出来てしまった。
そんな探し人の零二が行きそうな場所は大体行ったと思っても構わないだろう。生徒会室、教室、購買、中庭……等々。
すれ違いかとも思い何回か同じ場所を散策したが見つかる気配は無かった。
常日頃、紅葉は零二のことを見ているつもりだったがまだまだと痛感する。自分の想い人の行動範囲さえ把握出来ていないなんて情けない。
「うーん……思いの外アタシってば零二の事知らないわね……」
そもそも紅葉と零二が知り合ってからまだ2ヶ月がたつかどうか程度だ。そんな短期間で全てを知っている方がおかしいというものだ。
紅葉は今日は零二の事を調べようと決める。
「よ~し!そうと決まれば早速行動開始よ!」
紅葉はまず屋上へと向かった。普段零二が行っているのを目撃した訳ではないが逆に先入観で詳しくは見ていなかった。
「と言ってもあんま期待してないけどね……」
そんな事を呟きながら紅葉はあまり使われていない為建て付けの悪いドアをギィ……と鳴らして開けた。
屋上には先客が二人いた。仲睦まじい様子を見るとカップルのようだ。
「って、なぎさとりゅーいち!?」
紅葉はそのカップルがよく知っている人物だった為思わず声を上げてしまう。
「え……里村!?」
「ええぇ!?も、紅葉!?」
紅葉の声で二人――皇樹龍一と鈴白なぎさ――は勢いよく振り返り声の主を確認して素っ頓狂な声を上げる。
「はっは~ん………アタシはお邪魔かなぁ~?」
紅葉は自分より相手が慌てふためいたおかげで冷静になれた。その証拠にいつも落ち着いている龍一の顔が驚きに染まっていたり、なぎさが顔を真っ赤にしてわたわたしている。対照的に紅葉はいつも通りの小悪魔的な笑みを浮かべている。
「そんなことないよ!なぁなぎさ!」
「う、うん!別に屋上は私達専用って訳じゃないし!」
そこで話を振ってしまっては意味ないだろうと紅葉は思ったが自分の用事を優先させることにした。
「まっちょーどいいわ。りゅーいちに聞きたいことがあったしね」
「僕にかい?僕に出来る範囲ならいくらでも構わないよ」
これで本当に出来る限界の事でもやってしまいそうだから怖い。
「そんな大層な事じゃないわよ。……れーじの事を聞きたいの」
「零二の?それだったら里村の方が詳しいんじゃないか?僕達がこの島に戻って来た初日から一緒にいるんだから」
零二も龍一もしばらくこの月詠島を離れていた。それぞれ理由は違うが同時期にこの島に戻って来たのだ。
「そーじゃなくて、アタシが知らない昔のれーじの事が知りたいの」
確かにこの島に戻ってきた後の零二の事は紅葉の方がよく知っているだろうが紅葉が知りたいのはそういう事ではないのだ。
「昔の零二って言っても僕が知ってるのはそこまで昔じゃないけど………」
「うんうん!それでいーよ!れーじの少年時代興味あるし!」
「紅葉ってば………がっつき過ぎだよ」
「なぎさだってその頃のりゅーいちの事知りたいでしょ?」
「う……それはまあ………知りたいけど」
「じゃ、いーじゃん。ほら!りゅーいち!早く話して」
「二人にそんなに真面目に聞かれると緊張するな………」
そう言いながらも龍一は語り始めた。
「僕が零二と知り合ったのは二人とも施設にいたからだね。僕達は戦争孤児だったからね。今思えば僕も零二もマホウによる戦争で家族を失って召喚せし者になったんだから皮肉な話だね。で……零二とは孤児の時知り合ったんだ。なぎさと出会う前だね」
そこまで言うと龍一は紅葉がニヤニヤしながらこちらを見てる事に気付く。
「ど、どうしたんだい里村?僕の顔に何かついているかい?」
「いーっや。れーじの事聞いてるのになぎさが出てくる辺り……愛だなーって思って♪」
「べ、別にそういう意識で言った訳じゃ無くて時期が分かり易いようにと思って!」
「いや………そこまで強く否定しなくてもいーと思うけど」
そう言う紅葉の視線はなぎさへと向いていた。つられて龍一がなぎさを見る。なぎさの表情は見るからにがっかりというものだった。
「なぎさ………どうしたんだい?浮かない表情をして?」
「う、うぅん…………何でも無いよ………続けて」
「う、うん分かったよ」
そんな2人の様子を見ながら紅葉は溜め息をつく。付き合い始めても鈍感男は鈍感のままという事だろう。龍一は紅葉の溜め息の理由を理解出来ないまま話を続ける。
「零二とはよく喧嘩したものだよ。お互い意見が食い違うと絶対譲らないからね。最近も一回殴り合いじゃないけど口論になったしね。その時は完全に喧嘩別れになっちゃったけど」
「あー………もしかしてまだ『アレ』の最中だった時れーじとりゅーいちが教室でせーしゅんしてたやつのこと?」
「里村見てたのか!?……参ったな。結構恥ずかしいぞ」
そう口で言う割には落ち着いている。と紅葉は思った。あの時の零二と一緒でドライな感じだ。今でも相手の意見を認めながらも自分は間違っていないと思っているからだろう。
「ま……完全に聞いたわけじゃないし………アタシも共感出来なくは無かったから」
「そう言われると気が楽になるよ………話がズレたね。だから零二とは幼馴染と言うより喧嘩友達と言った方がいいかもしれないね」
「れーじとりゅーいちが知り合った経緯は分かったけど……結局れーじはどんな子だったの?」
「難しいね………強いて言うなら今より強く無かったかな」
「強く無かった?」
「そう。今みたいに一方の為にもう一方を選択する………いや一方を簡単に捨てることが出来なかった。そう言う時は悩んでたよ」
言われればそうだ。龍一は戦争の当初から出来るだけ多くを助けようとしていた。なぎさだけ、と限定したのは紅葉が消滅した後だ(なぎさが戦争終結の後でうっかりと紅葉に言ってしまっていた)。対して零二は最初………紅葉との戦いにおいて例え紅葉が死ぬことにになっても自分が生きる事を選択した。悪い言い方をすれば紅葉を見捨て自分が生きる事を選んだといえる。唐突に戦争に巻き込まれたというのに即座に選んだのだ。
「そっか………ならこれ以上はりゅーいちに聞いても無駄かな?」
「うん。そうだね………大して力になれなくて悪いね」
「んにゃ、調べたい方針がりゅーいちのおかげで決まったよ。ありがとーね。…………じゃそろそろ行くね」
「何の為か分からないけど……頑張って」
最後の最後まで鈍感な龍一に思わず溜め息をつく。と同時にそんな鈍感少年が彼氏の親友を見やる。急に視線がきたなぎさはキョトンとする。
「なぎさも頑張ってね!押し倒しちゃえ♪」
「も、ももも紅葉!?最後にそんな置き土産置いていかないでよ~!」
紅葉の言葉に真っ赤になるなぎさを尻目に紅葉は屋上を後にした。
「なぎさの反応ってば可愛かったなぁ~。…………さてれーじの事よく知ってそうな人は………っと」
そう呟きながら紅葉は階段を降りていく。途中生徒会長である雨宮に顔を出す事を考えたが長話をしそうなので断念する。
ふと下の階から足音が聞こえた。部活をしている生徒はまだ部活の最中だし帰宅部はとうに帰っている。
足音は段々近付いてくる………つまり階段を登っているようだ。
それだけなら大した事は無かった。その足音の主が彼女でなければ。
「うげ…………最悪………」
「………それは私の台詞」
黒羽紗雪。零二の義理の妹だ(名字が違うのは零二と紗雪を引き取った家に紗雪だけ養子として入ったからだ)。紅葉とは犬猿の仲で会話をする前から嫌っていた。紅葉が言うには本能が拒否している。とのこと。
しかも紗雪は紅葉との戦いで存在を消してしまった。お互いそこまで気にしていないが自然と以前よりぎこちない。
「はぁーあ………確かにアンタみたいなの探してたけどさー……このタイミングでくる?普通」
「貴女に探される義理は無いし貴女に合わせて移動する必要も私にはない」
「うわっ………可愛くないわねー………れーじの事聞こうかと思ってたのに」
「兄さんの?」
紗雪の眉がピクッと動く。紅葉はそれを見逃さなかった。
「ま、アンタに聞かなくても別にいいしね。相楽さんとかーボインちゃんとかでもいーし。むしろアンタよりれーじの事知ってるかもしれないし」
ボインちゃんとは零二の昔の彼女の美樹の事だ。学校では紗雪と同じクラスで人当たりがいいため男子からの人気は高い。
「…………!?」
紅葉の言葉に紗雪の顔つきが変わる。心外とでも言いたげである。
「じゃ、アンタに構ってる時間は無い……ってことで♪」
紅葉は満面の笑みでそう言うとその場を立ち去ろうとする。
「待って……」
紅葉は思わずニヤリとしそうになる。だがそんな事は一切見せず対応する。
「何?アンタに構ってる暇無いんだけど」
「兄さんの事で私が知らない事何てほとんど無い」
「へぇ~じゃあ試してあげようじゃない」
「望むところ。………あ」
紗雪は紅葉が自分をはめたことにやっと気付いた。紗雪をわざと挑発して紅葉は聞かせてもらう側から聞いてあげる側になったのだ。
「貴女は………卑怯」
「何のことかしらねー。………さっ!聞かせて貰うわよ。昔のれーじの事」
紗雪は一つ嘆息すると階段に腰掛けた。それに合わせて紅葉も腰掛ける。紅葉も紗雪もこの光景を異様だと思っていた。
「兄さんはこの島を出て、ひたすらバイトしてた。遊んだり自分の趣味に費やしたりしないで………全部私のためだった」
「アンタのため?」
「そう………私達を引き取った人達が死んだ後私は黒羽家に養子入りしていたから遺族に引き取られた。兄さんは施設に戻って生活してた。兄さんが島をでてバイトに明け暮れたのはその後。私が入院したから」
「どーしてよ?別にアンタが入院したからってれーじがお金払う訳じゃないでしょ?」
「私が虐待されてたから………うぅん。病院にはいれただけましかも。それを知った兄さんはそれまで以上にバイトを頑張ってた。稼ぐ為に私を相楽さんに預けて島を出てまで」
そう言って一息つける紗雪の目にはうっすら涙が浮かんでいる。それが辛い昔を思い出したからなのか零二の優しさへの嬉しさなのか紅葉には断定出来ない。でも後者だろうと紅葉は予想する。
「アンタって結構大変だったのね」
「軽い同情はいらない。別に気にしてない。……今兄さんと居れるから…………昔は関係ない」
そう言った紗雪の目からは涙が消えていた。
「はぁ~~………アンタってホント可愛くないわね」
「貴方に可愛く見せる必要は無い」
「そーゆー態度が気に入らないのよね。………んまぁ癪だけどお礼言っておく………ありがと」
「お礼なんていらない。…………これで勝負は平等」
紗雪が意図している事を紅葉は直ぐに理解してニヤリとする。
「へ~………いいじゃない。とりあえず今は先にれーじを見つけた方が勝ちって事で」
「望むところ」
そう言うと二人は同時に立ち上がる。動作が重なった事にも二人は悪寒が走る。
「ま、アンタより先にアタシが見つけるけどね」
「それは私の台詞」
そして二人はすれ違いそれぞれ同じ目的を目指した。
「さってと………学園には居なかったか…」
学園を探して流石に諦めて校門を出ていた。
「あー!紅葉ちゃん!」
「あれ………サクラ?」
大きな声で紅葉に声を掛けてきたのは零二のマホウにして美少女であるサクラだった。
戦争の最中も必然的に声を聞いていたため強く印象に残っている。
最近紅葉にとって問題なのは零二がサクラに女を感じ始めたという事だ。今まではみている方が驚く程零二はサクラをあしらっていた。それが最近は会話の最中で零二が照れたりするようになった。つまるところサクラは紅葉のライバルの一人なのだ。
「こんな所で会うなんて奇遇なんだよ~」
「いや、アタシは学園の生徒だし奇遇じゃないんだけど……サクラもれーじ探してるの?」
「そうなんだよ。マスターまだ家にも帰ってきてないんだよ」
「ふぇ?こんな時間なのに?」
時計を見れば既に6時を回っておりもうすぐ冬という時期のため日も既に沈みそうだった。紅葉も家に帰っているだろうと零二の家に直接行こうと考えていたのだ。
「そうなんだよ~マスター昔はバイト以外でこんなに遅く帰ってくること無かったのに」
「ちょっと待って………アンタ今昔はって言ったわよね?アンタが具現化したのって遂最近じゃないの?」
「そうなんだよ?」
「じゃあ何でアンタがれーじの昔を知ってるのよ?」
紅葉が疑問に思った事は当然と言える。かつてはマスターの零二でさえ疑問に思い事実を知り悶えたものだからだ。
「そんなの当たり前なんだよ~。だって私はずっとマスターの中から見てたんだから」
「中から見てた?」
「うん!なんせマスターと私は二心同体なんだから」
つまりはサクラの言うとおりだろう。具現化する前からサクラは確かに存在し外界に干渉できないながらも意識はあったのだ。
紅葉は子供が飴玉を見つけたような顔をする。何故ならサクラというこれ以上ない零二の情報元を見つけたのだから。
「ねえサクラ!昔のれーじ……特に島を離れてた時のれーじの事教えてよ!」
「昔のマスターの事?別に構わないんだよ」
そう言うとサクラは楽しそうに語り始めた。
「島を出たマスターは『師匠』って人のところに居候してバイトに明け暮れていたんだよ。その時もう一人女の子が居たんだけど……マスターがあんまり覚えてないからか私も全然覚えて無いんだよ」
これは紅葉も零二から聞き及んでる。零二曰わくその女の子には何故か敵視されていたらしい。
「バイトに明け暮れるマスターには頑張るだけの支えがあったんだよ」
「アイツでしょ?」
紅葉が言うアイツとはもちろん紗雪の事だ。本人が居ない所ですら名前を言いたがらない辺りその拒絶は筋金入りだ。
「もちろん紗雪ちゃんもそうだけど………当時のマスターは美樹さんと付き合っていたんだよ」
「え………?」
それは紅葉の中で生まれた違和感。理由はすぐに思い付いた。以前零二は自分は美樹に振られたと言っていた。それが真実は真逆で零二と美樹は付き合っていた。言葉の通り今は違うのだろうがその事実は紅葉の心に響いた。
「だからマスターは島に戻って来て紗雪ちゃんと美樹さんに会うことを楽しみにしてバイトばっかりの生活を送ってた。でもバイトばっかりじゃなかったみたい。その『師匠』って人はマスターに決断を教えてたんだよ」
「決……断……」
紅葉がそっと口にした言葉は零二だけでなく紅葉もまた戦いの最中一番口にした言葉かもしれない。
「そっか………うん。ありがとうサクラ」
「よく分からないけど力になれてなりよりなんだよ!」
そう言って手を振るサクラの顔は一点の曇りも無く晴れ渡り、見るものに清々しさを与えるようなものだった。
紅葉も手を振り返して駆け足で目的地へと急ぐ。直感だが零二のいる所がわかった気がしている。
紅葉は決断したのだ。例え零二がサクラや紗雪、美樹の誰かを好きで自分を好きでなくてももう一度告白して気持ちを表明するのだと。
「やっぱり………ここに居たんだれーじ」
「里村……!?」
紅葉の決断が力を貸したのか紅葉の予想通り桜にいた。
ここは紅葉の初恋の場であり初めての告白の場でもある。零二にとっても紗雪との思い出の場でサクラとの出会いの場。
そんなお互いにとって感情が入り混じる場に零二はいた。
「どうして俺がここにいるって分かったんだ?」
「う~ん………恋する乙女の直感ってやつかな♪」
「はは…なんだよそりゃ」
それを境に二人の間に沈黙が降りる。お互いに言いたい事がありながらタイミングが掴めないような………そんな雰囲気だ。
だがそんな静寂も長くはなかった。
「ねぇ……れーじ」
紅葉が沈黙を破ったからである。
「なんだ?」
「アタシが前にここでした事覚えてる?」
「……あぁ。当たり前だ」
それは紅葉の初めての告白の事だった。あの時はいきなり悠久の空間が発動し、それどころじゃなくなり後日、紅葉が全て終わるまで保留にしてくれと言われたのだ。
「あの時は雰囲気なんてどっかいっちゃったし………仕切り直すね」
紅葉は深呼吸を繰り返す。緊張をほぐすようにも、決断を揺るがないものにするようにも見えた。
「アタシはれーじの事が好き。これが初恋じゃないなんて関係ない。今のアタシはれーじの事しか考えられないくらい好きなの!だからアタシと付き合って」
それは紅葉の人生において同じ相手に贈られる二度目の告白だった。
「里村………」
そして零二の顔色が葛藤に染まる。だが直ぐに戦いの中で見せた鋭いものになった。零二もまた決断したのだ。自分の答えを。
「里村………俺はまずお前に謝らなくちゃならない」
「え………?」
零二の口から紡ぎ出された言葉に紅葉は固まる。理由が分からないのだ。
「お前は知らなかっただけなんだ。お前の初恋はまだ終わってない。むしろ今も挑戦中なんだ」
紅葉は一瞬零二の言葉の意味が理解出来なかった。しかしすぐに理解する。つまりそのままの意味だということだ。
「じゃ、じゃあれーじが………」
「あぁ。お前が恋をしたこの木の下を通る男だ」
零二が紅葉を誘い学園をサボリ行ったデート。その最後に行った夕暮れの教室で聞かされた紅葉の初恋と背負った罪の話。その時既に零二は気付いていたのだ。だが言えなかったのだ。そのとき零二は紅葉に対して罪悪感を持っていたからだ。
紅葉の目には涙が浮かんでいた。それは純度100%の感動だった。自分の直感は間違ってなかった。その証明になった。
「謝んないでよ………こんなに嬉しい事……ないもん」
「……分かった」
しかし紅葉の決断した心はこれだけで満足していなかった。
「それでれーじ?答え……まだ聞いてないよ?」
「…………」
一瞬の沈黙の後零二は頷き深く呼吸をして言葉を紡ぎ出した。
「俺はお前と――――――」
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これはEXAぼ終了時点で僕が「こうなればいいなー」と妄想したような作品ですw紅葉支店なので紅葉ファンの方には是非wそれ以外の方にも是非是非という作品です