No.438200

~少年が望んだ世界と力~

第九話 偶然の出会い

2012-06-17 00:17:08 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:4878   閲覧ユーザー数:4353

海鳴市 野田家 地下演習場

海鳴温泉の件から数日後。

現在俺は野田家、地下三階の演習場の真ん中に立っている。

 

「いくぞ?」

 

「イエス、マイマスター」

 

フェニックスドライバーを取り出し、カードを挿入。

 

『KAMEN RIDE!』

 

「変身!」

 

『PHOENIX!』

 

「初めますよ?マスター」

 

「あぁ、いつでも!」

 

フェニックスに変身するとすぐにトレーニングが開始された。

 

「トレーニングシステムスタート。召喚はランダムに設定」

 

『トレーニングシステムスタート。召喚システムはランダム設定に設定されました』

 

演習室全体に音声が響きわたる。

 

『MISSION1 スタートします』

 

『MOBILE RIDE! ZAKUⅡ J TYPE'S!』

 

最初に現れたのは「機動戦士ガンダム」に登場するジオン公国軍の量産型MSでかなり知名度が高いMS「ザクⅡ」の陸戦型「MS-06 ザクⅡJ型」が三機出現した。

 

「身体慣らしには丁度いいな」

 

「マスター、来ます」

 

アポロンの言葉どうり、ザクⅡ達のモノアイが光り、一体は120mmザク・マシンガンを放ち、二体目も120mmザク・マシンガンを発砲し、更に右足の脚部3連装ミサイルポッドのミサイルを全弾発射、三機目はZIM/M.T-K175C無反動砲(マゼラ・トップ砲)を放ってきた。

 

ダダダダダダッ

 

バシュッ、バシュッ、バシュッ

 

ドンッ、ドンッ、

 

「チッ!」

 

ザク・マシンガンと無反動砲の弾をかわし、ミサイルをフェニックスドライバーで撃ち落とした。

ミサイルを撃ち落としたことで爆煙が広がりザクⅡ達が見えなくなる。

 

ズゴオオオォォォッ!

 

爆煙の向こうからスラスターの音が聞こえてきた。

爆煙から勢いよくザクⅡが一体現れ一気に俺に接近すると右手に持ったヒートホークを振り下ろしてきた。

 

「おっと!」

 

俺は超兵の反射の反射能力を活かして右に回避してヒートホークをかわした。

 

「へぇー、結構いい連携攻撃をしてくるな、あのザクⅡ達」

 

「そうですね。最初に中距離と遠距離で攻撃し相手に破壊されることを前提でミサイルを発射、ミサイルが破壊されその爆煙を目くらましに利用して敵に一気に近づき接近戦で止めを刺す。中々いい作戦です」

 

「あぁ。それじゃ、こっちも攻撃開始するか」

 

カードケースからカードを取り出す。

 

「蜂の巣にしてやるよ!」

 

『ATTACK RIDE! BLAST!』

 

仮面ライダーディケイド、ディエンドが使用するアタックライド(以降 AR)。

フェニックスドライバーから発射された無数の弾「フェニックスブラスト」がザクⅡ達に命中する。

無反動砲を装備していたザクⅡは大破したが中距離のザクⅡはマシンガンと左腕を破壊しただけでまだ戦闘の継続は可能、ヒートホーク装備のザクⅡはショルダーシールドを破壊し、ヒートホークを弾いたがスラスターの出力を上げ、タックルをしてきた。

 

「ぐっ!」

 

ザクⅡのタックルはかなり効いた。

流石ジオンのMSだ。

 

「いつつ、ヤロー!」

 

ザクⅡはタックルをした後バックステップで離れ、弾かれたヒートホークを回収した。

 

「残りは二機。一機は中破、一機は健全、どうしますか?」

 

「これが訓練じゃなきゃ、とっくにライダーとか召喚してるのにな」

 

「いけません、マスター。今回はマスター一人の力で乗り切って下さい。いつまでも召喚にばかりに頼っていると単独の時に色々困りますよ?」

 

「わかってるよ」

 

話をしてる間に二機のザクは攻撃を再開、中破したザクⅡは破壊したはずのザク・マシンガンを放っている。

どうやらヒートホーク装備のザクⅡが渡したようだ。

更にショルダーシールドを無くしたザクⅡが再びヒートホークで切りかかってくる。

切りかかってきたザクⅡを避け、更に足を引っ掛けてやった。

その結果ザクⅡは転びそうになり、隙が生まれた。

 

「アポロン、ダガーモード起動!」

 

「イエス、マスター!」

 

ヴェルデバスターガンダムのようにフェニックスドライバーの銃口のしたから折りたたみ式のダガーが展開し、ザクⅡの脇に突き刺し、その状態で零距離射撃を喰らわした。

中破したザクⅡがマシンガンを撃ってきてるがヒートホークを装備していたザクⅡを盾にし防いだ。

盾にしたザクⅡからダガーを引っこ抜き、適当に放り投げて地面に着地と同時に爆発。

 

「あと一機!」

 

最後のザクⅡに向かって走りだした。

ザクⅡは接近されまいとマシンガンと左足に残されたミサイルを全弾発射。

 

「ちっ!」

 

ミサイルを撃ち落し、マシンガンの弾はアーバレストの動きを参考し回避。

ザクⅡはマシンガンを捨て、ヒートホークに変更し切りかかるがジャンプし後ろに回る。

 

「アポロン、ショットモード!」

 

「イエス、マスター」

 

フェニックスドライバーの銃身が伸び、そのまま振り向いたザクⅡのコックピット部に銃口を突きつけ

 

「終わりだ!」

 

零距離でコックピット部を撃ち、更に前のめりになったので頭部にも撃ち込んだ。

 

「全ての脅威目標を制圧、ミッションクリアです。マスター」

 

「そうだな」

 

「次のミッションを開始します」

 

「頼む」

 

『MISSION2 スタートします。』

 

『AS RIDE! SAVEGE`S!』

 

『MOBILE RIDE! ACGUY`S!』

 

次に現れたのは「フルメタル・パニック!」に登場するソ連製第二世代型AS「Rk-92 サベージ」が三機、その次は「機動戦士ガンダム」に登場し、さっきのザクⅡと同じジオン公国軍で開発された水陸両用MS「MSM-04 アッガイ」も三機現れた。

 

「また三機編成で数は六機かよ」

 

「まだこれで終わりではありません」

 

『ステージを変更します』

 

今まで何もなかった演習場の中に当然市街地と海岸が現れた。

 

「・・・・バーチャルか?」

 

「イエス、マスター。しかも触れることができます」

 

あぁ、なのはの第3期の訓練と同じ感じか。

しかし、ここであることに気付く。

 

「このステージ、あいつらにとっては有利で俺にとっては不利じゃないのか?」

 

「もちろんです。そのためにこのステージを選択しましたので」

 

「は?」

 

「例え相手が有利な戦場でも臨機応変に対応できるようにするためです」

 

一理あるな。

 

「それとマスター。もう始まってますよ?」

 

「へ?」

 

前を見るとすでにアッガイ達から発射されたミサイル、メガ粒子砲、サベージ達の「ロギノフBK-540 37mmライフル」が火を噴いた。

 

「くそ!」

 

俺はとにかく横に回避し、37mmライフルとメガ粒子砲を回避するがミサイルはまだ追ってくるが撃ち落した。

サベージ達はライフルを撃ち続け、アッガイ達はその間に海岸に走り、海に潜った。

・・・つうか潜れるのか。

バーチャルとは言えあの海の水はどうなってるんだ?

 

「アッガイ達が海に入りましたね」

 

「そうだな」

 

「どうしますか?」

 

「今は先に目の前の奴らを叩く。ところでアポロン」

 

「何ですか?」

 

「召喚は駄目でも変身はありだよな?」

 

「・・・ありですね」

 

「じゃあ、これだな」

 

アポロンに確認を取り、カードケースからライダーカードを一枚取り出しドライバーに入れる。

 

『KAMEN RIDE!』

 

「変身!」

 

『FAIZ!』

 

『COMPLETE』

 

カードを発動させた次の瞬間、俺の体は仮面ライダーフェニックスから「仮面ライダーファイズ」に変身した。

 

「悪いが一瞬で終わらせる」

 

再びカード取り出し、ドライバーに挿入。

 

『FORM RIDE! FAIZ! AXEL FORM!』

 

『COMPLETE』

 

ファイズの超音速形態「ファイズ アクセルフォーム」にフォームチェンジした。

 

「いくぜ?」

 

左腕に装備されているファイズアクセルのスタートスイッチを入れた。

 

『START UP』

 

超音速モードに入ったと同時にまた別のカードを取り出しドライバーに入れる。

 

『ATTACK RIDE! FAIZ POINTER』

 

『READY』

 

俺の右足脹脛にファイズのデジタルトーチライト型ポインティングマーカーデバイス「ファイズポインター」が装備されるとファイズの紋章が描かれた金色のカードを取り出し、ドライバーに挿入する。

 

『FINAL ATTACK RIDE! FAIZ!』

 

ファイナルアタックライド(以降 FAL)を発動させるとディケイドライバーやディエンドライバーと違いスクラッチ調ではない音声を出し、ファイズポインターから円錐状の赤い光を発射し、三機のサベージを同時にロックオンし、ファイズの必殺技「クリムゾンスマッシュ」のアクセルフォーム版「アクセルクリムゾンスマッシュ」をサベージ達に食らわせた。

三機のサベージは赤いギリシャ文字「Φ(ファイ)」の文字を浮かばせ爆発した。

 

「あとはアッガイか・・・!!」

 

そういっていると海中からミサイルが飛んできた。

 

「チッ!水中戦には水中戦だ」

 

『KAMEN RIDE!』

 

「変身!」

 

『DEN-O!』

 

『SWORD FORM』

 

ミュージックホーンが流れ、今度はファイズから「仮面ライダー電王 ソードフォーム」に変身。

 

「まだまだ!」

 

『FORM RIDE! DEN-O! ROD FORM!』

 

『ROD FORM!』

 

さっきとはまた別のミュージックホーンが流れ、ソードフォームから「電王 ロッドフォーム」にフォームチェンジした。

 

「そして、これも」

 

『ATTACK RIDE! BOKU NI TSURARETEMIRU?』

 

「僕に釣られてみる?なんてな」

 

ロッドフォームのお決まりの台詞をいった後、俺は海に飛び込んだ。

思わず飛び込んだけど本当に水の中にいるみたいだ。

よく出来てるなこのバーチャルは。

水中に入ると直ぐにミサイルが向ってきたがフェニックスドライバーで撃ち落した。

 

「手荒い歓迎だな」

 

ミサイルを撃ち落すと一体のアッガイがアイアン・ネイルを展開して向ってきた。

 

「おー、狙いやすいな」

 

そういいながら電王の紋章が描かれた金色のカードを取り出しドライバーに入れた。

 

『FINAL ATTACK RIDE! DEN-O!』

 

FALを発動させ俺はフェニックスドライバーをダガーモードにして電王の武器「デンガンシャー・ロッドモード」の代わりに投げ、亀甲状の網「オーラキャスト」で向って来たアッガイを捕まえた。

 

「おりゃああぁぁ!!」

 

電王の必殺技の1つである「デンライダーキック」を喰らわせアッガイは消滅した。

 

「一つ!」

 

1機のアッガイの撃墜に成功するとまだ残っている二機のアッガイがロケットランチャー、頭部105mmバルカンを撃ってきた。

 

「っち!」

 

ミサイルは可能な限り撃ち落しバルカンの弾は回避しようとしたがミサイルの迎撃に集中しすぎたせいか回避が遅れ4、5発命中した。

 

「いくら水中で活動出来るライダーでもMS相手はキツイか。なら水中用機には水中用機だ」

 

『MOBILE RIDE!』

 

「変身!」

 

『ABYSS GUNDAM!』

 

水中用の機体であるアッガイに対抗するために俺も「ガンダムSEED DESTINY」に登場する水中活動が可能なMS「ZGMF-X31S アビスガンダム」に変身した。

 

「喰らえ!」

 

アビスに変身した俺は両肩に装備されている「両肩部シールド」を動かし先端に装備されている武装「M68 連装砲」を向けアッガイに放った。

 

放たれた弾はアッガイに向って真っ直ぐ飛んでいったが二機のアッガイは左右に回避した。

 

『WEAPON RIDE! BEAM LANCE!』

 

アッガイが連装砲を回避すると俺はカードを取り出しウェポンライド(以降 WR)でアビスの武器「MX-RQB516 ビームランス」を装備し一番近い左側に回避したアッガイに接近した。

 

「!!」

 

「おらぁっ!」

 

アッガイに近づくと俺はランスをサイドスイングで攻撃しアッガイも防ごうと左腕を出したがアッガイの左腕を斬り落とし、今度は上からランスを振り下ろしアッガイを縦に真っ二つに斬り、斬られたアッガイは爆発した。

 

「もう一体!」

 

二体のアッガイを撃破して最後に残った三体目に向かって行った。

 

「!」

 

最後のアッガイは撃破されまいとロケットランチャーとバルカンを放ってきた。

放たれたロケットランチャーとバルカンにかまいもせずにそのまま突っ込んで行く。

アッガイのロケットランチャーをシールドで防ぎ、バルカンは当たることを気にすることなく向かう。

アビスガンダムの装甲「ヴァリアブルフェイズシフト装甲」(以降 VPS装甲)によって実弾系兵器はほぼ無力化されるためだ。

しかしそれでも少しチクチクするけど・・・。

 

「あははは!ごめんねぇ~、強くってさぁ!」

 

アビスガンダムのパイロットである「アウル・ニーダ」の台詞を言ってビームランスをアッガイの腹部に深く突き刺した。

 

「!!!!」

 

「ふんっ!」

 

アッガイの胴体を蹴って深く突き刺さったビームランスを引き抜き、アッガイから離れる。

 

「終わりだ」

 

アッガイから離れると俺は両肩部シールドの連装砲をアッガイに放った。

至近距離で連装砲を全弾受けたアッガイは爆発、消滅した。

アッガイを全機破壊した俺は浮上して陸に揚がった。

 

「ふぅ」

 

「さて、次でラストですマスター」

 

「わかった」

 

MISSION2が終わってるとバーチャルが消えて元の演習所に戻った。

さっきまで海だった方を見るとそこにはプールがあり、下に格納された。

どうやらあのプールが海の代わりになっていたようだ。

演習場の準備が終わると最後のトレーニングが開始された。

本当は少し休みたいけど。

 

『FINAL MISSION スタートします』

 

『HERO RIDE! DEKARANGER!』

 

『KAMEN RIDE! LEANGLE!』

 

『VALKYRIE RIDE! NIGHTMARE PLUS'S!』

 

ラストに現れたのは六人の人と三機の人型ロボットだ。

最初は赤、青、緑、黄色、ピンクの特殊スーツを着用し、上半身左半分にはそれぞれ1~5までの数字が書かれてた「捜戦隊デカレンジャー」のデカレッド、デカブルー、デカグリーン、デカイエロー、デカピンクの五人。

緑色と金色のボディに杖状のカードリーダーを持ち、胸の部分にトランプのクラブのマークが刻印されている「仮面ライダー剣」の世界の仮面ライダー「仮面ライダーレンゲル」。

最後の三機の機体は「バルキリー」と呼ばれる三段階に変形する可変型戦闘機。

マクロスF(フロンティア)」の新統合軍所属の機体「VF-171 ナイトメアプラス」。

 

「・・・・おい」

 

「なんですか?マスター」

 

「いくらなんでも、これは辛いぞ」

 

「訓練です」

 

「いや、例え訓練でも限度が「来ますよ?」っ!」

 

アポロンの言葉どうりデカレンジャー、レンゲルがこちらに向って走りだし、ナイトメアプラス三機はファイター形態で向ってくる。

更に向ってくる際にデカレッドは腰からデカレッド専用拳銃「ディーマグナム01、ディーマグナム02」を抜き、デカブルーは警棒をかたどったディーアームズ「デカブルー専用ディーロッド」と格闘用ディーアームズ「ディーナックル」を狙撃銃「ディースナイパー」に、デカグリーンはデカグリーン専用ディーロッドとディーナックルを熱線サブマシンガン「ディーブラスター」に、デカイエローはディースティックとディーナックルをパルスビーム拳銃「ディーショット」に合体させて一斉射撃、デカピンクはイエローとピンク専用の十手をかたどったディーアームズ「ディースティック」で接近戦を仕掛けてくる。

レンゲルはラウズカードを取り出し、レンゲル専用杖型カードリーダー「醒杖レンゲルラウザー」にラウズする。

 

『RUSH』

 

ラウズカード、クラブの4「RUSH RHINOCEROS」。

クラブの4に封印されたライノセラスアンデットの力が解放され、突進力とレンゲルラウザーの貫通力が強化され、ラウザーを構えての突進攻撃「ライノセラスラッシュ」を発動させ、デカピンクと共に向ってくる。

ナイトメアプラスは散開し、三機とも「ビフォーズBML-02S マイクロミサイルランチャー」からミサイルを一斉発射。

 

「ヤバッ!」

 

俺は急いでカードを取り出し、ドライバーに入れた。

 

『ATTACK RIDE! BARRUER!』

 

「仮面ライダーディケイド」の世界のライダー、「仮面ライダーディエンド」が使用するAR。

「フェニックスバリア」を発動させ、デカレッド、ブルー、グリーン、イエローの射撃とナイトメアプラスのミサイルを防ぎ、更にカードを取り出しドライバーに入れる。

 

『ATTACK RIDE! BLAST!』

 

MISSION1のザクⅡJ型との戦闘でも使用したフェニックスブラストを使い、主に接近してくるデカピンクとレンゲルを攻撃した。

 

「あぶねぇ~。ったく。九対一は反則だろ。しかもレンゲル、ラウズ出来るのかよ!でも、そっちがそうくるならこっちも数を増やす!」

 

『ATTACk RIDE! ILLUSION!』

 

AR「フェニックスイリュージョン」を発動し、俺は三人に増えた。

三人に増えた俺は、デカレンジャー、レンゲル、ナイトメアプラスをそれぞれ相手する。

 

「数を増やしたけど、まだ不利だな。だから、スピードで勝負だ!」

 

『KAMEN RIDE!』

 

「変身!」

 

『KABUTO!』

 

『HENSIN!』

 

「お前は同じ世界同士がいいだろ?」

 

『KAMEN RIDE!』

 

「変身!」

 

『BLADE!』

 

『TURN UP』

 

「こっちはライダーじゃなくてごめんね。」

 

『MOBILE RIDE!』

 

「変身!」

 

『GUNDAM EXIA!』

 

三人の俺は、それぞれ姿を変える。

まだ数に差があるデカレンジャーに対してスピードで対抗するために「クロックアップシステム」を持つ「仮面ライダーカブト」に変身。(以降、Pカブト)

レンゲルには言葉どうり同じ世界のライダー同士ということで、海鳴温泉でも変身した「仮面ライダーブレイド」に変身。(以降、Pブレイド)

最後は前の二人はライダーに対してこちらはMS。

機動力が高く、空中戦闘が可能なバルキリーには恐らくライダーでは厳しい。

そこで機動性が高く空中戦闘が可能なのが多いMSを選び、その中から選んだのは「機動戦士ガンダム00 1stSEASON」のガンダム「ガンダムエクシア」に変身した。(以降、Pエクシア)

 

「「「さぁて、そんじゃあ、いくぜー!!」」」

 

デカレンジャー、レンゲル、ナイトメアプラスに向かっていった。

 

PカブトSide

デカレッド達は向っていく俺に銃を構え発砲してきた。

 

「うわあ!」

 

ほとんどの弾が命中し飛ばされ、地面を転がる。

カブトの基本形態であるライダーフォームは機動性重視のため防御力とパワーが低い、なので。

 

「いてて、まずは防御とパワー重視で勝負するか」

 

カードを取り出し、ドライバーに入れる。

 

『FORM RIDE! KABUTO MASKED FORM!』

 

『PUT ON!』

 

 

本来はカブトの世界のライダーの変身直後の姿(キックホッパー、パンチホッパー、へラクス、ケタロス、コーカサスを除く)。

機動性は下がるが防御力とパワーを重視したカブトの重装甲形態「カブト マスクドフォーム」にフォームチェンジした。

 

「おっしゃー!」

 

無駄にテンションを上げ、デカレッド達に向っていく。

デカレッド達も射撃を行うが装甲が追加されたことで防御力が高まり、先ほどの様に飛ばされることなくカードケースからカードを取り出しドライバーに入れた。

 

『ATTACK RIDE! KABUTO KUNAI GUN!』

 

カブトの武器「カブトクナイガン」を装備、ガンモードにしセミオート射撃に設定し発砲。

しかし、これはあくまで牽制のための射撃、デカレッド達が怯み射撃が止まる。

その隙にカブトクナイガンをガンモードからアックスモードに変更し、懐に入り込み切りかかった。

火花を散らしながら飛ばされるデカレッド達。

しかし直ぐに立ち上がり、デカレッドは再びディーマグナムを構え、デカブルー、デカグリーンはディーロッドを、デカイエロー、デカピンクはディースティックを持ち、接近戦をしようとしている。

 

「甘いな。キャストオフ!」

 

『CAST OFF!』

 

俺がキャストオフと発するとマスクドアーマーが弾け飛んだ。

 

『CHANGE BEETLE!』

 

マスクドアーマーがパージされると顎のローテートを基点にゼクターホーンが起立して顔面の定位置に、元のライダーフォームに戻った。

その際パージされたマスクドアーマーはデカレッド達に当たった。

 

「これで決まりだ!」

 

『ATTACK RIDE! CLOCK UP!』

 

『CLOCK UP!』

 

クロックアップを使ったことで周りがまるで止まったかのようになった。

俺はデカレンジャー達に近づき、カードケースからカブトの紋章が描かれた金色のカードを取り出しドライバーに入れた。

 

『FINAL ATTACK RIDE! KABUTO!』

 

『ONE!TWO!THREE!』

 

FALを発動させるカブトの変身ツールである「カブトゼクター」のフルスロットルの音声が流れる。

 

「ライダーキック!」

 

『RIDER KICK!』

 

俺がライダーキックと発すると波動に変換したタキオン粒子が右足に収束される。

 

「はあああああ!」

 

カブトの必殺技「ライダーキック」(回し蹴り)をデカレンジャー達一人一人に喰らわせた。

 

『CLOCK OVER!』

 

「「「「「ぐわあああああ!!!」」」」」

 

クロックアップが解除され時間が元に戻るとライダーキックを喰らったデカレッド達は消滅した。

 

「ふぅ、まずは五人だな」

 

PブレイドSide

フェニックスドライバーをダガーモードにし、レンゲルと格闘戦をしている。

 

「そらぁ!」

 

「ぐぁぁ!」

 

ダガーでレンゲルを斬るとレンゲルは俺から一旦距離をとり、ラウズカードを取り出し、ラウズする。

 

『SCREW』

 

ラウズカード、クラブの3「SCREW MOLE」。

クラブの3に封印されたモールアンデットの力が解放され、腕力が強化され、コークスクリューパンチ「モールスクリュー」が発動し、レンゲルが向ってくる。

俺も直ぐにカードを取り出し、ドライバーに入れる。

 

『ATTACK RIDE! METAL!』

 

トリロバイトメタルを発動させ、レンゲルのパンチを防ぎ、そのまま至近距離でフェニックスドライバーでレンゲルを撃った。

 

「ぐわっ!」

 

レンゲルは撃たれた衝撃で飛ばされ、地面を転がる。

 

「こっちも終わらせるか」

 

そういって俺はブレイドの紋章が描かれた金色のカードを取り出しドライバーに入れた。

 

『FINAL ATTACK RIDE! BLADE!』

 

「ウエェェェェェイ!!」

 

「がああああああ!」

 

FALを発動させ、ブレイドの必殺技「ライトニングブラスト」を食らわせ、レンゲルは消滅した。

もちろん、仮面ライダー剣の「剣崎一真」風に仕留めました。

 

「よし、ラスト三機だな。」

 

PエクシアSide

 

『WEAPON RIDE! GN SWORD!』

 

エクシアの武装の一つである「GNソード」が出現し、右腕に装備する。

 

「エクシア、目標を駆逐する!」

 

エクシアのガンダムマイスター「刹那・F・セイエイ」の台詞をいい、GNソードをソードモードにし、ナイトメアプラスに切りかかる。

 

「はああああ!」

 

しかし、ナイトメアプラスは散開し、GNソードをかわした。

更に三機のナイトメアプラスは一機がファイター形態、一機がガウォーク形態、ラスト一機がバトロイド形態で迫ってくる。

ファイター形態のナイトメアプラスがスピードを駆使しながらミサイルを発射、ガウォーク形態のナイトメアプラスは距離をとりながら「ハワードGU-14B ガンポッド」を撃ってくる。

ミサイルを腕に内蔵されている「GNバルカン」で撃墜し、ガンポッドは上に回避する。

しかし、上には既にバトロイド形態のナイトメアプラスが待ち構えており、推進力と落下速度を活かし、両腕にピンポイントバリアを展開し向ってくる。

 

「くっ!」

 

現在の速度では超反射能力でも回避は間に合わない。

 

「おらあああぁぁ!」

 

回避を諦めスピードを上げ、ナイトメアプラスに正面からタックルする。

 

「!」

 

ナイトメアプラスは回避しようとするが間に合わず、タックルを食らいバランスを崩す。

バランスを崩したナイトメアプラスに右腕を出し、右腕のGNソードをソードモードからライフルモードに変更し、両腕、頭部を撃ち抜き、コックピット部を撃ち撃破する。

 

「まずは一機目!っち!」

 

一機撃墜後、直ぐにビームとミサイルが飛んでくる。

今までどうりにミサイルを撃ち落とし、ビームを回避する。

 

「このまま、トランザムで仕留める!」

 

カードケースからカードを取り出した、しかし、カードには何も描かれていない。

 

「な!っうわああ」

 

カードに何も描かれていないことに気を取られ、ビーム砲を受けてしまった。

 

「アポロン、どういうことだ!?」

 

「どうやら、そのカードはまだ封印されている状態のようですね」

 

「封印!?」

 

「ディケイドでもカードの力がない物があったでしょ?あれと同じです」

 

「マジか!っておわ!」

 

説明を聞いている間にもナイトメアプラスは攻撃を続けてくる。

 

「自分の力でなんとかしろってことか!!」

 

GNドライヴの出力を上げ、速度を上げ、ナイトメアプラスに向っていく。

ガウォーク形態のナイトメアプラスにGNバルカンとGNソード ライフルモードの両方を撃ち、牽制する。

一定の距離まで近づいたところでGNソードをしまい、GNバルカンを連射しながら腰背部のGNダガーを抜き、ナイトメアプラスに投げる。

GNダガーを避けたところを狙いGNソードを展開し、そのまま両断し、消滅した。

 

「あと一機!」

 

最後のナイトメアプラスがファイター形態でビーム砲とミサイルを撃ちながらこちらに向ってくる。

 

「くそ!」

 

『WEAPON RIDE! GN SHIELD!』

 

エクシアのGNシールドを装備し、ビームを防ぐ。

最後のナイトメアプラスがファイター形態からバトロイド形態に変形する。

どうやら向こうも勝負をつけるつもりのようだ。

 

「これでラストーーーーーー!!!!!」

 

『WEAPON RIDE! GN BLADE!』

 

両腰に長さが違う二本の実体剣「GNロングブレイド」と「GNショートブレイド」が装備された。

GNロング、ショートブレイドを抜き、ナイトメアプラスに向っていく。

俺のGNブレイドとナイトメアプラスのピンポイントバリアパンチが接触し、火花を散らす。

そして、ここで俺はわざとGNブレイドを握る強さを弱めた。

力を弱めたことでGNブレイドは弾かれ、ナイトメアプラスは前に倒れる形になる。

前に倒れてくるナイトメアプラスの懐に入り、GNソードの銃口をナイトメアプラスの胸に当てる。

 

「チェックメイトだ」

 

そういってGNビームを5,6発撃ち込んで離れ、ナイトメアプラスは爆発した。

 

『MISSION ALL CLEAR 本日のトレーニングシステムを終了します』

 

トレーニングが終了したので、変身を解除する。

 

「ふう」

 

「お疲れ様です、マスター」

 

「ああ、最後のは本当に疲れた」

 

デカレンジャー五人にレンゲル、ナイトメアプラス三機だからな。

しかし、変身には慣れたのかそっちの疲れは多少なくなった。

 

「それにしても、トランザムが使えないとは厄介だな」

 

「しかし、マスターの腕なら問題ないと思いますが?」

 

「いや、やっぱりいざって時にはいるだろ?」

 

「そうかもしれませんね」

 

「まぁ、使えないもんはしょうがない。とりあえず今はトランザム無しで頑張るか」

 

(・・・・やはりまだ一部のカードは使えませんか。しかし、これはこれでマスターのいい修行になるでしょう。それにいざとなれば私がトランザムシステムを発動させれば問題ないでしょうし。しかし、そうなるとシステムの調整を急がねばなりませんね。)

 

「どうかしたのか、アポロン?」

 

「いえ、なんでもありません。それよりマスター」

 

「なんだ?」

 

「本日は買い物に行きませんとそろそろ食材が無くなりますよ?」

 

そういえば、そうだったな。

 

「よし。じゃあ、今から行くか」

 

「イエス、マスター」

 

 

 

海鳴市 市街地

 

「随分買われましたね、マスター」

 

「うん。今日はよく動いたから腹減ってさぁ。寂しいけど、今夜は一人焼肉といこうと思ってな」

 

スーパーから出てきた俺の両手にはかなりの食材が入った袋を二つずつ持っていた。

 

「・・・・少し買い過ぎたかな?」

 

正直重かった。

 

「大丈夫ですか?マスター」

 

「うーん。多分大丈夫だ。それより早くかえる「いいじゃんか、お兄ちゃん達と一緒に遊ぼうぜ」

・・ん?」

 

ふと見ると顔まで見えないが金髪の女の子が高校生くらいの男三人に絡まれている。

 

「い、いえ。だから結構です!」

 

「そんなこと言わないでさぁ~、すっごく楽しいことしてあげるから」

 

「お、お菓子もいっぱいあげるよ?うぇっへへへへ」

 

あの眼鏡かけた奴、笑い方気持ち悪いな。

 

「あ、あの、私待っている人がいますから!」

 

「そんなの別にいいじゃん。ほら行こうぜ?」

 

高校生が女の子の腕を掴む。

 

「!!い、嫌です!!」

 

「いいからいいから」

 

高校生が女の子を無理やり連れて行こうとする。

 

「・・・・・あの子の声、どっかで聞いたことあるような?」

 

「助けますか?マスター」

 

「そうだなぁ」

 

周りを見た限り、皆高校生が怖いのか見てみぬ振りをしている。

 

「はぁ、助けるか」

 

スーパーの袋を安全そうな場所に置き、近くに自動販売機があったので炭酸ジュースを三本買い、自販機の横に置いてある缶、ビン用ゴミ箱から空き缶を一つ取り出し、準備完了。

 

「風向き問題なし。距離修正。ターゲットロックオン」

 

ターゲット=女の子に絡んでいる高校生。

高校生三人の内の一人の後頭部に照準を合わせる。

 

「最終安全装置解除、発射準備完了。艦長、発射指示を」

 

「私がマスターに命令するのは変な感じですが、こういうのはノリが大切ですしね。第一攻撃開始、空き缶発射!」

 

「イエッサー!ファイヤーー!!!」

 

発射した空き缶は綺麗に真っ直ぐ飛んで行き、そして。

 

「ほら、早くいこ」

 

カンッ!

 

「イデッ!」

 

高校生の後頭部に命中した。

 

「艦長、目標に着弾しました」

 

「では、そのまま白兵戦用意」

 

「イエッサー」

 

「イテテテ、おい誰だ!今空き缶ぶつけた奴は!!」

 

「はいはーい、俺でーす」

 

高校生三人が俺を見る。

 

「あぁん?なんだこのクソガキ!」

 

「てめぇ、なに人の頭に空き缶ぶつけてるんだゴラァァ!!」

 

「いやー、すんません。ゴミ箱と勘違いしました」

 

「なんだと!!」

 

「小さい女の子を無理やり連れて行こうとするなんて最低な人はゴミ箱と同じかそれ以下ですよ。あんた達ロリコン?」

 

「このガキィ!舐めた口言いやがって!!!」

 

「やっちまえ!!」

 

ガキ相手になに熱くなってんだか。

まぁ、俺も同じこと言われたらムカつくけど。

男が殴りかかってきたのでかわし、そのまま腕を掴み、放り投げた。

 

「うわっ!」

 

「コイツ!!」

 

今度は別の男が右足で蹴ろうとしてきたがそれを受け止めた。

小学生と高校生の差のせいだろうな正直腕が痛い。

そのまま懐に入り込み腹に拳を4、5発入れた。

 

「ぐはぁっ!!」

 

「こ、この~~」

 

「・・・・・」

 

さっき気持ち悪い笑い方してたコイツは明らかに弱そうだったので、とりあえずかわし、足を引っ掛けた。

 

「ぎゃふん!!」

 

・・・・普通にこけた。

このこけた奴の顔、なんかさわやかジャパンのおっさんに似てる。

そういえば前の世界でさわやかジャパンのおっさんに似た友達がいたなぁ。

しかもこいつ結構似ているな。

それは置いといて、俺は最初に投げ飛ばした男に近づきながらさっき買った炭酸ジュースを取り出す。

 

「このガキ「まだ起きるな!」っはう!」

 

起きようとしたので股間を思いっきり蹴飛ばした。

 

「おぉぉおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

男はもの凄い痛がっている。

 

シャカ、シャカ、シャカ

 

それを見ながら手に持っている炭酸ジュースを上下に思いっきり振り

 

「ターゲットロックオン」

 

ジュースの開け口を男の顔に照準を合わせた。

 

「私からの手向けだ。さぁ、お前の罪を・・・・数えろ」

 

「こ、こここ、このガキ、何しやがる「目、閉じた方が身のためだぞ?」っへ?」

 

その言葉をトリガーにし、蓋を開け、倒れている男の目と鼻の中に炭酸ジュースをぶっ掛けた。

 

「ぎゃあああああああ!は、鼻が痛い!!!いや、やっぱ眼が、あああああ眼が、眼がああああああ!!!!!!」

 

おー、見事にムスカ大佐になったな。

 

「お、おい。大丈夫か!?」

 

腹を押さえながら近づく仲間と転んだせいで顔面が赤くなっているさわやかジャパンのおっさん似の仲間が炭酸のせいで眼と鼻に激痛が走っている男に近づく。

 

「さーて、そこの残りのお二人さん」

 

残りの二人がゆっくりとこっちを向く。

 

「次はどっちが先にかけられたいですか~?」

 

シャカ、シャカ、シャカ、シャカ、シャカ、シャカ、シャカ、シャカ、シャカ、

 

もう一本炭酸ジュースを取り出し、さっきよりも思いっきり振り、俺は笑顔で二人に尋ねた。

 

「く、くそ!覚えてろよ、クソガキ!!おい、ロッキー!そいつを早く連れてくぞ!」

 

「お、おう!」

 

「あああああぁぁぁあああぁ!」

 

二人はまだムスカ状態になっている男を連れて逃げていった。

 

「ったく。あいつらのせいで360円中、240円分損した」

 

そういいながら思いっきり振った缶の中身を近くの溝に捨て、空き缶を処分し、食材を回収した。

 

「よし、帰るとするか「あの!」・・ん?」

 

「さっきはありがとう。助けてくれて」

 

どうやらさっきの女の子がお礼を言いにきたようだ。

 

「いや、別にかまわ・・・な・・・い」

 

振り返るとそこにいたのは数日前戦った少女、フェイトだった。

あまりのことに俺は若干戸惑った。

 

「?あの、どうかした?」

 

「い、いや、なんでもない。大丈夫だったか?」

 

「う、うん。大丈夫だよ。ありがとう」

 

「でも、さっき手を無理やり握られてただろ?ちょっと見せてみ」

 

「あっ」

 

俺がフェイトの手を握り、見ようとしたその時

 

「フェイトーーー!!」

 

「うん?」

 

「あ」

 

アルフが戻ってきたようだ。

 

「ごめんよ、フェイト。思ったより時間がかかっちゃってさぁ」

 

「ううん。気にしないで、アルフ」

 

「ありがとう、フェイト。それはそうと」

 

アルフが俺を睨んでくる。

 

「あんた、フェイトになにしようとしたんだい!!嘘を言ったらタダじゃ済まないよ!」

 

どうやら、俺がフェイトにちょっかいを出したと勘違いしているようだ。

 

「えーっと」

 

「やめて、アルフ!この子は私になにもしてないよ。むしろ、さっき私を助けてくれたんだよ!!」

 

「へ?」

 

「・・・・」

 

「・・・・」

 

「・・・・」

 

沈黙する空気。

 

「それって・・・本当かい?」

 

沈黙の中、最初に口を開いたのはアルフだった。

 

「うん」

 

更に気まずい空気が流れる。

 

「あぁ、そのー、えーっと」

 

真実を聞かされ戸惑うアルフ。

 

「あ、あはははは、ご、ごめんよ~。あたいなんか勘違いしちゃってさぁ~。そっかそっかフェイトを助けてくれたのか。はははは」

 

「本当にごめんね」

 

笑ってはいるが顔が引きつっているアルフと本当に申し訳なさそうに誤るフェイト。

 

「間違えることは誰にでもある。別に気にしなくてもいい」

 

「ありがとう。えっと・・」

 

「あぁ、自己紹介をしてなかったな。俺は健悟、野田健悟。よろしく」

 

「私はフェイト、フェイト・テスタロッサ。よろしくね」

 

「あたいはアルフだよ。よろしく。それにしても、あんたいい子だねぇ~。ありがとう」

 

「じゃあ、俺はそろそろ失礼させてもらうよ。腹がへ「ぐぅぅぅ」って・・ん?」

 

誰かのお腹が鳴った。

しかも結構大きい音だった。

 

「あ」

 

「もう、アルフ!」

 

「あ、あはははは」

 

「随分でかい音だったな」

 

「た、頼むから言わないでおくれ」

 

「アルフ、私達も帰ってご飯にしよう」

 

「そうだね」

 

「それじゃあ「あのさぁ」?」

 

「もしよかったら一緒に夕飯どう?」

 

「「えっ?」」

 

当然のことで二人がぽかんとしている。

 

「実は今夜、焼肉にしようと思ったんだけど材料を買いすぎてな。処理を手伝ってくれると助かるんだが」

 

「肉?!」

 

アルフが食いついてきた。

流石狼だな。

目がキラキラしてる。

 

「ア、アルフ」

 

「あ、でもそっちの家の人もう飯の準備してるか?」

 

「う、ううん。それは大丈夫だけど・・・・いいの?」

 

「大勢で食べた方がうまいし、楽しいからな。俺は大歓迎だ」

 

「でも・・・・」

 

「ねぇねぇフェイト。折角なんだから行こうよ~」

 

肉と聞いて行きたがるアルフ。

 

「もう、アルフ!!えーっと本当にいいの?」

 

「おう」

 

「・・・じゃあ、いこうかな」

 

「わーい」

 

「よし、決まりだ。じゃあついて行きてくれ」

 

こうして、二人を家に招待することになった。

・・・・肉足りるかな?

 

 

 

後書き

 

ARXー7アーバレスト「あーー、やっと更新できた~」

 

健悟「遅い」

 

ARXー7アーバレスト「しょうがないじゃん色々あるんだよ」

 

アポロン「ところで今回の話のタイトルと内容が後半しか合ってないような気がしますが?」

 

ARXー7アーバレスト「そこは気にしないで」

 

健悟「今回もバトルシーンが一番手が込んでるな」

 

ARXー7アーバレスト「だって好きだもん!!」

 

健悟「つか最後のデカレンジャー、レンゲル、ナイトメアプラス三機って鬼かお前!!」

 

ARXー7アーバレスト「頑張れ!」

 

健悟「やかましわ!!」

 

アポロン「それはそうと前回と内容が少し変わりましたね」

 

健悟「あぁ、そういえばアッガイのところ、前は電王ロッドで瞬殺したのに今回はアビスに変身したな」

 

ARXー7アーバレスト「うん。なんか前回のアッガイは倒しかたがあっさりしすぎたのが面白くなかったから修正した」

 

健悟「アビスを選んだ理由は?」

 

ARXー7アーバレスト「気分?」

 

健悟「・・・・・あっそ」

 

アポロン「それにライダーへのカメンライドも少し変わりましたね?」

 

ARXー7アーバレスト「そうなのだよ!普通にカメンライドも面白くないと思って一工夫してみました!ブイブイ!」

 

健悟「束さんのマネはやめろ。お前がやってもキモイだけだ。ところでデカレンジャーとカブトの戦闘シーンはそのままにした理由は?」

 

ARXー7アーバレスト「結構ストレートにキモイって言われて作者さんは少し傷ついたよ。あーデカレンジャーとカブトの場合はクロックアップ使ってるからいいかなって」

 

健悟「いまいち理由が分からん」

 

ARXー7アーバレスト「あまり気にしないで」

 

アポロン「では、そろそろ次回予告をしましょう。」

 

健悟「はいはい。次回『第十話  次元震 』です。」

 

ARXー7アーバレスト「次回もお楽しみに!!」

 

 

 

 

仮面ライダーレンゲル

クラブのラウズカードを持つ「仮面ライダー剣」の世界の仮面ライダー。

BOARDが制作したライダーシステムを発展させた「レンゲルクロス」を装着、変身しブレイドと同じくアンデットと戦って封印するクラブのラウズカードを持つ仮面ライダー。

外観はスペードとクラブのAに封印された「スパイダーアンデット」をモチーフにメインカラーは緑、複眼は紫色をしている。

クモをモチーフにされている。

 

特捜戦隊デカレンジャー

地球を守る戦隊、スーパー戦隊シリーズ第28作目。

惑星間飛行が現実化し地球人類と異性人の交流が日常となったが犯罪も変わった。

地球人が持たない身体能力、科学技術を応用した犯罪は地球の警察の処理能力の限界を超えてしまったためこの犯罪を取り締まる惑星間組織が宇宙警察「スペシャル・ポリス・デカレンジャー」通称「SPD」。

 

ナイトメアプラス

「マクロスF(フロンティア)」に登場するフロンティア船団の新統合軍のバルキリー。

「マクロス7」に登場した「VF−17 ナイトメア」を一般パイロット用に生産性を向上した再設計型の機体。

コスト低減に伴い性能は従来17系からやや低下しているがピンポイントバリアシステムを搭載しており、防御力、格闘性能は従来型を上回っている。

 

ザクⅡJ型

「機動戦士ガンダム」に登場するジオン公国軍の量産型MS。

本来ザクⅡは宇宙空間だけでなくコロニー内部のような大気のある重力下での運用も考えられていたがジオン軍は地球侵攻作戦のために地上での運用を前提とした陸戦用MSの開発をしようとしたがコロニー内では十分なデータが取れないため純粋な局地用MSの開発は難しいという結論になった。

そこでザクⅡF型の高い汎用性に着目した。

F型はノンオプションで地上での運用が可能と言われていたが実際には重力下での運用、地形、気候の変化に十分に対応出来ていたとは言い難かった。

F型をベースに地上では不要な宇宙用装備の省略等の軽量化、ジェネレーターの冷却機構の空冷化、防塵対策等の手を加えられ稼働時間、機動性が改善されている。

 

アッガイ

「機動戦士ガンダム」に登場した全体的に丸みを帯びた形状のジオン公国軍の量産型水陸両用MS。

当初ジオン軍では水陸両用MSとして「ゴッグ」「ズゴック」と呼ばれる機体を開発していたが高出力のジェネレーターを搭載するため生産コストが高かった。

そこで低コストの水陸両用MSを開発することになり誕生したのがこのアッガイだ。

高出力の水冷式熱核反応炉の代わりに水冷式に改造したザクⅡのジェネレーターを流用した結果、非常に低コストのMSとして完成した他、発熱が抑えられたことでパッシブ赤外線センサーに対するステルス性が高くなり偵察任務等で使用されることが多く、MSとしては初の複座式コクピットを採用し、水陸両用MSの訓練としても使われた。

また水中よりも湿地を中心とした陸上における機動性が高く評価されていた。

アッガイはズゴックよりも後に開発が行われたがズゴックよりも先に完成したため若い型式番号になったいる。

 

サベージ

「フルメタル・パニック!」に登場するソ連製第二世代型AS。

東側諸国における主力の機体で北中国軍や北朝鮮軍で使用されている。

他にもテロリストにも使用されることも多く、世界各地の紛争地域で姿を見ることが多い。

丸みを帯びた卵上の胴体とカエルのような頭部が特徴でその単純な構造と丈夫さから信頼は高いがその反面、運動性、静粛性、火器管制システム、通信システムは同じ第二世代機の「M6」と呼ばれるASと比べると能力不足とされている。


 
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