ある日のこと。
おばちゃんが買い物から帰って来ると、
家の前に座り込んで、いかるが牛乳を飲んでいる双子がいました。
おばちゃん:「お前らは確かジオールとエモンの…」
もう夕飯時でお腹を空かせていそうだったので、
おばちゃんはとりあえず双子を家にあげて、
夕ごはんを食べさせました。
倫・零:「ごちそうさま♪ おばちゃんありがとう!」
零:「今日はおとうさんからお届けものを預かって来たの」
倫:「おかあさんからお手紙も預かってきたの」
おばちゃん:「はじめてのおつかいてやつか…」
もう遅かったので、おばちゃんは双子を客間に寝かせ、
エモンに電話をかけました。
エモン:「あちゃあ…どこかで迷ったか」
おばちゃん:「今日はもう遅いからうちで預かってやる。明日迎えに来い」
エモン:「それが明日はエビス星で法事があって朝早く、帰りも遅くなるから無理だな。
ジオールも出張、泰は林間学校だし…。
おばちゃんお願い! 明日も預かって! あさって迎えに行くから!」
おばちゃん:「あ、ちょっ…おい!」
エモンは電話を切ってしまいました。
その様子を亜乃亜の夫の弟子・ポイニーが見ていました。
翌朝、斑鳩家にエリューが空羽弟を引っ張り、駆け込んできました。
エリュー:「ちょっとおばちゃん! ポイニーからエモンとこの双子預かってるて聞いたわよ!
うちの勘市さんも預かって!
ひどいのよ、私が楽しみにとってあったいかめしを食べちゃったんだから…!」
空羽弟:「ごめんよエリュー…ごめんよ〜!」
そこへ、トロン夫妻もやってきました。
トロン兄:「おいしいものが食べたいな〜♪」
ティタ:「ごはん〜♪ ごはん〜♪」
オペレッタと温井さんもやってきました。
オペレッタ:「おばちゃ〜ん、今月ピンチなの! 助けて〜!」
温井さん:「僕も今月ピンチで…お願いします!」
家の奥から亜乃亜の夫の弟子たちが出てきました。
エスメラルダ:「おかみさん、師匠の来月のスケジュール確認してほしいんですけど…」
ポイニー:「私たちじゃいまいちわからないところがあるんです」
子供たちも出てきました。
たまき:「おかあさん、お腹すいた〜」
あずさ:「おかあさん、ごはんまだあ〜?」
るうま:「おかあさん、僕の靴下どこ?」
ぶち子:「おかあさん、このしゃつ、ちくちくするぅ〜!」
斑鳩家にはいつの間にかたくさんの人たちが集まってしまいました。
うんこから出てきた亜乃亜の夫がそれを見て言いました。
亜乃亜の夫:「うわあ〜おばちゃん、『アッカ・ラレンティア』みたいやわあ〜!」
おばちゃん:「む」
亜乃亜の夫:「みいんなみいんなうちの子ぉやあ…大変! あと1ダースぐらい子供作らんと♪」
結局、おばちゃんは大量の食事を準備することになりました。
おばちゃん:「お前ら、ごはんだぞ!」
Tweet |
|
|
0
|
0
|
追加するフォルダを選択
ローマ神話「アッカ・ラレンティア」より。
エモンとジオールの双子はじめてのおつかい。