No.426205

氷を司る古のコンボ

十河さん

臨海学校終わり。

そして唯の過去のケジメを着ける戦いの始まり。

2012-05-21 19:47:15 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:1707   閲覧ユーザー数:1644

「スバルじゃねぇけど、タイマン張らせてもらうぜ!」

 

唯はIS-Dを発動。

フレームが展開、さらに羽根にもエナジーウイングが展開。

二次移行を果たした事により、IS-Dを発動すればエナジーウイングも起動する仕組みになっている。

 

『最優先目標設定。』

「エナジーウイングはただの羽根じゃない!飛べ!」

 

エナジーウイングからブレード状のエネルギーが射出。

福音に突き刺さり動きを封じる。

 

「あの翼・・。」

「・・まるで悪魔。」

 

誰が言ったか定かではないが黒の機体に赤のエナジーウイングはまさに死神や悪魔に相応しい。

 

「この機動に着いてこれるか!」

 

唯は赤い軌跡を残しつつビームサーベルで連続で切り裂き、小島へと蹴り落とし、ライフルを突きつける。

 

「ラスト!これでぇ!」

 

至近距離でライフルを低出力連射。

福音のエネルギーが空になる。

 

「我ながら上手く行ったものだ!・・一夏!任せる!」

「あ、うん。」

 

ISが解除、操者の女性が姿を見せ一夏に任せる。

そして福音に異変が起こる。

メダルに包まれ、白の鎧に姿を変える。

 

「ヤミー!?」

「まさか、コアに寄生していたのか!?」

「どうするのだ!?」

「俺が止める。お前らはその人連れて旅館に戻れ。」

 

そう言って唯はISを解除してドライバーを装着。

ここでシャルロットがあることに気づく。

 

「ねえ、メダルはあるの?」

「・・あるさ。ここに。」

 

唯は自分の体を指差す。

 

「・・唯、まさか・・。やめなさい!」

 

一夏たちは何を言っているのかわからなかった。

その中で鈴だけ言葉の意味を理解して止めるが・・。

 

「・・っ!」

「何で唯の体からメダルが・・?」

 

唯の体から紫のメダルが飛び出し、唯は鈴の言葉を無視してそれを掴み取りドライバーにセットしてスキャン。

 

「変身!」

 

(プテラ!・トリケラ!・ティラノ!)

(プットティラ~ノザウル~ス♪)

 

「紫のコンボ・・?」

「うおおお!」

「うわわ!」

 

オーズが咆哮を上げると辺りが凍りつく。

これが氷を司る古のコンボ・プトティラコンボ。

 

BGM:Power To Tearer(歌:織斑唯&ラウラ・ボーデヴィッヒ)

 

「ラー。」

「唯、あんた・・。」

「まだ、俺は大丈夫だ・・。俺はここにいる・・。はっ!」

 

ヤミーはプトティラの異常さに気づいたのか逃げようとする。

オーズは自分の意志があることをアピール。

プテラヘッドの翼を羽ばたかせて飛翔、ラインドライブからエネルギーが供給。

 

「うがぅ!」

 

尻尾であるテイルディバイダーでヤミーを叩き落とす。

 

「すごい・・。」

「まるで野獣だ・・。」

 

オーズはゆっくりと着地、ドライバーをスキャン。

 

(スキャニングチャージ!)

 

「はぁ!」

「ラ・・!?」

 

ワインドスティンガーが伸びてヤミーの翼を貫く。

オーズはプテラヘッドを羽ばたかせて冷気を放ちヤミーを凍らせ、地面に手を突っ込みメダガブリューを取り出す。

そしてメダルを食べさせる。

 

(ゴックン)

 

オーズはメダガブリューをバズーカモードに持ち変える。

銃口に禍々しい紫のエネルギーが溜まる。

 

(プットティラ~ノヒッサ~ツ♪)

 

「うおおお!」

 

バズーカモードの必殺技・ストレインドゥームを受け、ヤミーは爆散。

 

「・・・。」

「ふう・・。」

 

一同は一撃でヤミーを葬ったプトティラの力に戦慄と恐怖が走る。

 

「よし、コアを回収しないとな。」

 

オーズは変身を解いてコアを回収するために動く。

 

「え、これは!?」

 

しかし仕込まれていた二枚の紫のメダルが唯に吸収。

 

「う、うああー!」

「唯!」

 

唯はついにグリードへと姿を変えてしまう。

 

「え・・!?」

「唯がヤミーになった・・!?」

 

これこそが男性が仕込んだワナ。

ヤミーを倒せば紫のメダルは唯に吸収される。

 

「ううぅ・・。」

 

唯は人に戻り気絶。

一夏たちは何がなんなのかわからなかった。

なぜ唯の体からメダルが出てきたのか、そして唯は化け物に姿を変えたこと・・。

唯は旅館に運ばれる。

翌日・唯は目覚め、軽く手を握る。

 

「・・うん、大丈夫。守りたいって欲を忘れなけりゃ・・。」

 

唯は最低限の挨拶を交わした後朝食を取る。

焼き魚を口に入れるが・・。

 

(なんか・・味のないガム食ってるみたいだ。でも食わないと体がもたない・・。)

 

味覚を感じないまま無理矢理に近い形で口に入れる。

 

「ゆいにゃん、美味しい?(味感じる?)」

「ああ、うまいよ。(もう味はわからない・・。)」

 

束は唯がいよいよ危ない事を悟る。

そしてとある場所では唯の因縁の相手が復活を遂げていた。

 

「あの失敗作を始末しなさい。」

「はっ。それにしてもあれが脱走したと同時に行方知らずになり、亡霊企業に身を寄せていたM・・柊奏(ひいらぎかなで)という人間との適応性が良好なようで。」

「あれは元々私が復活をするための器にすぎない。」

 

IS学園付近に塔が出現、それは使い魔のベルを産み出し行動開始。

その相手に取りつかれている千冬に似たショートカットの女の子・奏は・・。

 

(唯くん・・助けて・・。)

 

臨海学校から帰った所で唯は一夏たちに過去を話す。

ミケランジェロ記念病院に売られ、様々な実験を施されたこと。

それにより超能力を身に付けたこと。

黒百合のフレームのサイコフレーム等のデータとコアメダルを入手、医務員を皆殺しにしたこと。

脱走に成功するも世界に絶望、束と出会い治療を受けたこと。

 

「・・ってわけだ。笑えるだろ?俺は人じゃないんだよ・・。」

「笑えないよ・・何でその事を黙っていたの!?」

「・・言えばお前らは俺を戦いから遠ざけるだろ。戦っている間はお前らや誰かを守るっていう欲望が出るから負担は軽減出来るんだよ。」

「だからって・・!」

 

シャルロットが言葉を繋げようとした瞬間地震が起こる。

 

「見て!」

「何だあれは!」

 

窓から塔を確認。

唯には見覚えがあった。

 

「マッシュルームタワーか・・しかも奴を感じることができる・・!」

 

唯は紫の目を光らせて中にいる因縁の相手を感知。

外へ出て探ろうとする。

門を出た所で鵺ヤミーが現れる。

 

「オーズ、お前のメダルを貰う!」

「悪いがここで止まれるか!」

 

唯はドライバーを装着。

タカトラバッタのメダルをセットしてスキャン。

 

「変身!」

 

(タカ!・トラ!・バッタ!)

(タ・ト・バ♪ タトバ♪ タ・ト・バ♪)

 

唯はオーズに変身、メダジャリバーを構えて突っ込む。

少し遅れて一夏たちも到着。

 

「はぁ!」

「甘い!一夏、チーター!」

「うん・・。」

 

一夏がホルダーを手に取った瞬間、鵺は左手の骸骨を飛ばし、メダルを奪い取った。

 

「しまった!」

「ひゃひゃ、貰ったぞ。」

 

そのまま鵺は高く跳躍、姿を消す。

オーズは急いで変身を解き、ホルダーを確認。

 

「残ってるのは・・トラとバッタだけか・・。」

「ごめん・・。・・!?」

「こ、これは・・!?」

 

正門を挟んで亀裂が入り、ひっくり返る。

唯、一夏、セシリア、シャルロットの姿は向こう側へと消えた。

鈴がいつも持っているタンクと共に。

 

「タンクの中にはバースドライバーとバスターが入ってるのよ!」

「何!・・あれは森林・・?」

 

そして鈴の目の前には森林があった。

果たして唯たちはどこへ行ったのか・・。

次から唯の過去のケジメ編。

 

終わりはテレビと劇場版を混ぜた感じで終われればなと思います。

 

感想待ってます!

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
1
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択